申 請 調 書 【H26 年度教育改革推進事業経費・事項指定型】 (教務委員会記入) 整理番号 B2 (プロジェクトメンバー) 代表者 共同者 所 属 氏 経済学部 吉村 典久 経済学部 経済学部 経済学部 経済学部 高岡 阿部 厨子 本庄 事項指定番号 (該当番号に✔) ① 申請事業名 ピアサポートによる協働学習プロジェクト ② ✔ ③ 名 伸行 秀二郎 直之 麻美子 ✔ 申請額 612 千円 本プロジェクトでは経済学部・経済学研究科の学生が、自身の進路選択をする際に必要である社会情勢や それを取り巻く労働環境について学生相互で自主的に学べるよう体制整備を行う。和歌山大学教育活動宣 言の中で「学生それぞれの個性に応じたキャリアパスをともに考える」「学生の自立支援」がキーワード としても入っており、実施項目に挙げられている「主体性をもって社会に参画する人間力を身につけるキ ャリア教育」を促すものである。 ピアサポートによる協働学習プロジェクトは学生が主体となり活動し、学部はそのサポートを行う。教材 支援や女子学生を対象としたライフキャリアを考える機会を支援するものである。 事業の概要 (1)業界研究の教材支援 学生同士の協働学習する上で課題となるのが教材である。朝日新聞時事ワークシート(ダウンロード形式 ・新聞の読み解き/図とグラフ/社説キーワード)を使用し、学生の自主学習をサポート。これを利用し た定期的な勉強会を開催。 (2)女性のキャリア教育支援 今後、社会や経済界でリーダーとなれる女性を輩出していくことは、経済学部にとっての重要課題の1つ であるといえる。そこで、女性の社会進出を促す取組を推進するためにどうすればいいのか、学生が主体 となり考える機会を設ける。学生・OG共同主催で学外1回イベント開催を計画する。 事業のキーワード <学外イベント・社会で活躍しているOGフォーラム 協力OG案> 総合職としてキャリアを積んでいるOG、結婚しパートナーと協力しながら家事も両立し働くOG、子育てし ながら働くOGなど、社会人と学生が集い意見交換 三菱電機 営業企画職/NTT西日本 営業職/パナソニック 経理職/日本イーライリリー MR職/和歌山 県庁 行政職/積水ハウス 営業事務職/野村證券 営業職/関西アーバン銀行 営業職/紀陽銀行 一般職/江崎グリコ 営業職 など ピアサポート 協働学習 女性キャリア 経済学部・経済学研究科の教育研究に係るアクションプランでは「学生による就職支援体制の現状把握を 行い、その効果を検証しつつ、学生による就職支援体制への支援を行う」とあり、経済学部では進路を決 定した先輩が後輩を就職支援するプロジェクト(スチューデントリンク)を9年間継続してきた。しかし、2 015年度卒業・修了予定者からの就職・採用活動開始時期変更(広報活動は卒業・修了年度に入る直前の3 月1日以降に開始し、その後の採用選考活動については、卒業・修了年度の8月1日以降に開始)に伴い、経 験のある先輩が後輩を支援することは時期的に困難となり継続ができなくなる。そのため、同期(ピア)で 切磋琢磨できる新たな組織体制を構築していくことが必至である。 必要性 (1)昨年度から自主勉強会を開催してきた学生組織からのヒアリングでは、課題の1つとして教材が挙げら れている。学生が自由にデータベースから最新の情報が引き出せるシステムを導入することで、自主学習 を促進させることが可能となる。 (2)政府は持続的な日本の経済成長につなげるための成長戦略の中で、女性が輝く日本をつくるための政 策である1つに「女性役員・管理職の増加」を挙げている。2020年には指導的地位に占める女性の割合を3 0%程度とする社会を目指す、としている。和歌山大学経済学部の女子学生(卒業生)の割合は、H10年度は 20.0%(101/504)だったが、H15年度は39.1%(159/406)、H20年度は33.8%(142/420)、H25年度は39.6%(1 26/318)と、ここ数年急激に増加傾向にある。 新規性・発展性 実現性・ 期待される効果 次年度以降の継続 特に予算措置 特筆すべき事項 (1)に関しては、経済学部の学びとも直結するため、基礎演習Ⅰ,Ⅱの教材としても利用が可能である。今 年度トライアルで利用することで、次年度以降、経済学部のみならず全学的な教材として、また就職支援 ツールのひとつとして導入を検討することが可能となる。 (2)システム工学部では女子学生を対象としたキャリアに関するイベントや情報発信ができているが、人 文社会学系学部では積極的にできていないのが現状である。社会で活躍するOGが多数いるのは経済学部の 卒業生であるため、イベント参加に関しては全学的にオープンに実施し、他学部への波及効果も見込むこ とができる。 (1)近年、書類作成に関するキャリアカウンセリングの相談件数が増加(H24年度は588件とH23年度と比 べ130件増加)。履歴書やエントリーシートの指導に費やす時間が増えている。学生の文章力低下が見受 けられる。「読解力」の低下や文字・活字離れで成果をあげているのがNIE((Newspaper in Education)だ と言われており、この教材を導入することで一定の効果が見込まれる。 (2)昨年度は卒業生アンケートを実施し約100名の女性から回答を得た。そこから様々なフィールドで活 躍する女性の姿が見えたと同時に、女子学生のロールモデルになれる人材が多数いることがわかった。 女性がライフイベントによる環境変化が最も受けやすい時期は20~30代。大学生にとってその時期が目 前であり、自身のキャリアに対する長期的視点を持つサポートをすることで、社会で活躍できる人材育 成が可能となる。 今年度はスタートアップとして体制整備を行う。学生主体のプロジェクトは支援を継続する必要があるこ とから、それ相応の予算の持続、且つ安定的確保が望まれる。 ピアサポートによる協働学習プロジェクトは、昨年度から既に、学生が主体となり立ち上げ運営されてき た。しかし、学生だけでの企画・運営は困難が多く、学部としての支援が必要だとの声を受け、申請する ものである。本事業を承認していただけることを心より期待する。 実 施 実施計画( 新規 ・ 継続 ) 計 画 表 経費区分 積算内訳 (1)業界研究の教材支援 その他 利用料 324千円(半年契約) ・学外 社会で活躍しているOGフォーラム パネリスト+座談会講師OG 8名 謝金 旅費 その他 謝金 80千円(学外者5千円/1時間×2時間×8名) 旅費 100千円(東京2名・・大阪6名) 会場費 100千円 (なんばパークスタワー貸会議室A 休日午後料金) ・講演講師用ミネラルウォーター 消耗品費 ミネラルウォーター 3千円 ・イベント用文具 消耗品費 文具 5千円 ・朝日新聞社 時事ワークシート 学部版 最新記事を素材にしたダウンロード形式のワーク シート教材 コンテンツパック 専用WEBサイト 教員用ID・PASS 学生用ID・PASSの 発行 (2)女性のキャリア教育支援 【記入要領】 1.実施計画欄は、実施内容を箇条書きでなるべく詳細に記入し、その項目毎に積算内訳等を記入すること。 2.経費区分:「人件費」「旅費」「謝金」「設備備品費(50 万円以上の物品費)」「消耗品費(50 万円以下の物品費)」「その他」 3.積算内訳:実施計画の項目別に、経費区分の積算根拠を詳細に記入すること。 4.設備備品費(50 万円以上の物品費)を要求する際は、見積書を提出すること
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