日本児童文学学会第 53 回研究大会プログラム

日本児童文学学会第 53 回研究大会プログラム
会場:京都女子大学 U校舎(幼児教育棟)
〒605-8501 京都市東山区今熊野北日吉町 35 E-mail:[email protected]
TEL. 075-531-7094(研究室直通)/ 075-531-7135(U校舎事務室)
2014 年 10 月 18 日(土)
評議員会
理事会
受付開始
10:00~11:00
11:00~12:00
12:30~ U校舎 2 階ロビー
U校舎 3 階・U315 会議室
U校舎 3 階・U315 会議室
《研究発表Ⅰ》 13:00~14:30
A会場
U校舎地下・U004 教室
司会 竹内オサム(同志社大学)
① 13:00~
現代の多様な絵本観 ―「創り手」と「受け手」の双方から考察―
永田桂子(京都女子大学大学院・非)
② 13:30~
離れて暮らす家族をつなぐ絵本の読みあいプログラムの可能性
高橋久子(ノートルダム清心女子大学)
③ 14:00~
北海道の童謡について -「童謡界」「どんぐり」を中心に-
柴村紀代(藤女子大学)
B会場
U校舎地下・U002 教室
司会 酒井晶代(愛知淑徳大学)
① 13:00~
雑誌『少年園』と St.Nicholas
柿本真代(京都大学・非)
② 13:30~
明治期における教育雑誌にみる「冒険小説」観
目黒 強(神戸大学)
③ 14:00~
雑誌『少年赤十字』のその後
桝居 孝
C会場
U校舎 1 階・U104 教室
司会 宮川健郎(武蔵野大学)
① 13:00~
宮沢賢治「かしはばやしの夜」の演劇性
藤田なお子(梅花女子大学大学院修士課程)
② 13:30~
更科源蔵・真壁仁往復書簡から、宮沢賢治受容を考える
横田由紀子(札幌大谷大学短期大学部・非)
③ 14:00~
野村愛正論―外国作品の再話者として
三宅興子(一般財団法人大阪国際児童文学振興財団)
《公開講演会》 14:45~16:30
U校舎地階・U002 教室
演題:子ども読み物と国語教科書の交流史 ― 明治期の「お話」をめぐる四人の仕事 ―
講師:府川 源一郎(横浜国立大学名誉教授)
概要:明治期に作られた子ども用の図書は、そのほとんどが何らかの意味での「教育性」を帯びていた。
また児童用図書と教育用図書との境界も、それほど明確だったわけではない。そうした状況を踏ま
えた上で、明治期の子ども読み物の世界を切り開いた人物たちの仕事に新しい光を当ててみたい。
取り上げるのは、時代順に、鳥山啓・伊沢修二・山縣悌三郎・樋口勘次郎の四人である。
従来の児童文学史には、大きく取り上げられてこなかったが、彼らはそれぞれ欧米文化に学んで、
様々な側面から日本の子どもたちの言語文化・言語教育の振興に取り組んだ。その苦闘の跡を概観
する中で、今日の子どもの読み物にまでつながる「お話」の「教育性」という問題について考えて
みたいと思う。
《学会賞授賞式》
16:40~17:00
《総会》
17:00~
《懇親会》
18:00~20:00
A校舎地階 学生食堂
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2014 年 10 月 19 日(日)
受付開始
9:30~ U校舎 2 階ロビー
《研究発表Ⅱ》 10:00~11:30
A会場
U校舎地下・U004 教室
司会 遠藤 純(華頂短期大学)
① 10:00~
「色彩」で描く安房直子のファンタジー
大沼郁子(宮城学院女子大学・非)
② 10:30~
長新太の作品にみる読者との関係性―水平構図作品を中心に―
鈴木穂波(岡崎女子短期大学)
③ 11:00~
2000 年から 2009 年までの子ども対象の「ももたろう」話を巡る状況を考える。
大藤幹夫
B会場
U校舎地下・U002 教室
司会 武藤清吾(広島経済大学)
① 10:00~
巖谷小波の訳したグリム童話―「智慧娘」と「紡績姫」
蔡暉映(東京大学大学院・博士課程)
② 10:30~
宇野浩二の再話によるロシア昔話の受容
丸尾美保(梅花女子大学)
③ 11:00~
「学校の怪談」をめぐる大人と子ども
吉岡一志(山口県立大学)
昼食・休憩 12:00~13:00
《公開シンポジウム》
13:00~15:20 U校舎地階・U004 教室
テーマ:ディズニーやジブリはどのように児童文学をアニメ化してきたか
― アニメに描かれた少女キャラクターを中心に ―
登壇者:須川亜紀子(横浜国立大学准教授)
西原 麻里(京都女子大学他非常勤講師)
目黒
強(神戸大学准教授)
司会者:横川寿美子(帝塚山学院大学教授)
《ラウンドテーブルⅠ》 15:30~17:00 U校舎 2 階・U207 教室
テーマ:日本児童文学学会の今日の閉塞状況を、いかに伐り拓いたらよいのでしょうか?
コーディネーター:上 笙一郎
近年の「会報」を見ると、会員数は減少気味、研究会、
研究大会への出席者も同じく、そして「紀要」には一年に
二、三篇の論文応募しかない由。学会の編著はと見ると、
1988 年刊の『児童文学事典』と 1997~2002 年刊の『研究
日本の児童文学』(5 冊)以後ただの一冊も出していませ
ん。そればかりか、学会創立 50 周年の記念事業に、新た
な企画の推進ではなくて、今からだと四分の一世紀前に出
した『児童文学事典』の電子版化を実施するという情けな
い有様です。研究者はというと、学歴はたいそう高くなり
ましたが、それに見合った研究成果が挙がっているとは言
えないようです。こんな閉塞状況をどうしたらよいか、一
緒に考えてみませんか。
《ラウンドテーブルⅡ》 15:30~17:00 U校舎 2 階・U209 教室
テーマ:うたと語りで子どもとつながろう
コーディネーター・司会:鵜野祐介(立命館大学)
話題提供者:宇津木秀甫(高槻語り部集団主宰)
山本淳子(大阪 YWCA 千里子ども図書室・わらべうた講座講師)
衛藤晶子(畿央大学)
前回(2013 年、広島経済大学)に続いて、子守唄やわ
らべうたによる子育ち・親育ちについて考えるラウンドテ
ーブルです。今回は、大阪府高槻市で戦後 70 年近くにわ
たって民間説話の収集・再話や昔語り(ストーリーテリン
グ)の活動を行う一方、10 年ほど前から「高槻語り部集
団」を主宰して語り手の後継者養成にも力を注いでおられ
る宇津木さん、大阪 YWCA 千里子ども図書室などを拠点に
わらべうたによる子育て支援の活動を長年行っておられ
る山本さん、幼稚園教諭や保育士を目指す大学生にわらべ
うたの指導を行っておられる衛藤さんに、話題提供をして
いただきます。またコーディネーター自身も「歌い語る声
の力で子どもとつながること」の教育人間学的な意味につ
いて問題提起をしたいと考えております。
休憩をはさんで後半は、参加者全員で「うたと語りによ
る子育ち・親育ち」を支援していくための方策を中心に、
自由な談論の場を設けたいと思います。
子育て支援の活動や図書館サービスの活動にかかわっ
ておられる方、保育や教育の現場でうたや語りの実践をし
ておられる方、その他「歌い語る声の力」に関心を持つす
べての皆様のご参加をお待ちしております。(鵜野祐介)
《閉会》 17:00
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【会場へのアクセス】
①JR・近鉄「京都」駅から
市バス 206 系統・208 系統・100 系統で約 10 分、「東山七条」で下車し、東へ徒歩約 10 分。
②京都駅八条口から
プリンセスラインバスで約 10 分、「京都女子大学前」で下車後、徒歩 5 分。
③阪急「河原町」駅から
市バス 207 系統で約 15 分、「東山七条」で下車し、東へ徒歩約 10 分。
プリンセスラインバスで約 15 分、「京都女子大学前」で下車後、徒歩 5 分。
③京阪「七条」駅から
東へ徒歩約 20 分。
④タクシーの場合には、「京都女子大学(きょうじょ)体育館前」が会場には便利です。
《ご注意》会場のU校舎へは、プリンセスラインバス「京都女子大学前」下車後、徒歩 7 分ほど要します。
プリンセスラインバス乗り場
片道 230 円 ※スクールバスではありません。
京都駅八条口発 プリンセスラインバス時刻表(土曜・休日のみ)
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