平成 26 年(2014 年)9月 19 日 環境部 環境エネルギー課 新エネルギー推進係 (課長)長田 敏彦 (担当)久保田 洗耳 浦崎 宏平 電 話: 026-235-7179(直通) 026-232-0111(代表)内線 2728 FAX : 026-235-7491 E-mail [email protected] 資料7 平成 25 年度エネルギー自給率(発電設備容量)について(暫定値) 年度エネルギー自給率(発電設備容量)について(暫定値) しあわせ信州創造プランの「環境・エネルギー自立地域創造プロジェクト」の数値目標とし ている「発電設備容量でみるエネルギー自給率」の平成 25 年度実績(暫定値)が 69.8%とな りましたので、お知らせします。 このプロジェクトでは、平成 22 年度 58.6%を基準値とし、平成 29 年度には 70%とする目 標を立てていますが、平成 25 年度末でほぼ達成したことになります。これは、国の固定価格 買取制度や県の自然エネルギー施策により、自然エネルギー発電設備の導入が大幅に促進され たことが大きな要因です。 なお、自然エネルギー発電設備容量は、平成 22 年度 10.6 万kWに対し、平成 25 年度には 43.1 万kW(32.5 万kW、306.6%の増)となりました。これにより、長野県環境エネルギー 戦略(第三次長野県地球温暖化防止県民計画)における自然エネルギー発電設備容量の目標(平 成 32 年度:30 万kW)も大きく上回ることとなりました。 (単位:%・万kW) 2010(H22) 年 2011(H23) 2012(H24) 2013(H25) 2017(H29) [計画初年度] [計画最終年度] 度 [基準年度] エネルギー自給率(目標) 58.6 60.2 61.8 エネルギー自給率(実績) 58. 6 61. 9 66.4 63.5 70.0 6 9.8 - (暫定値) (対基準年度増減率) 再生可能エネルギー発電設備容量 自然エネルギー発電設備容量 (3.3%) (7.8%) (11.2%) (-) 173.9 177.3 183.0 206.4 - 10.6 14.0 19.7 4 3.1 - 163.3 163.3 163.3 163.3 - 内 訳 既存水力発電設備容量 (対基準年度増減量・率) 最 大 電 力 需 要 (実績) (対基準年度増減量・率) (3.4万KW・2.0%) (9.1万KW・5.2%) (32.5万KW・18.7%) 296.9 286.5 (▲10.4万KW・▲3.5%) 275.5 (▲21.4万KW・▲7.2%) 295.5 (▲1.4万KW・▲0.5%) (-) - (-) 主 エネルギー自給率が向上した主な要因 エネルギー自給率が向上した主な要因 因 ○国の固定価格買取制度 国の固定価格買取制度(FIT) 固定価格買取制度(FIT)の (FIT)の開始 + ○自然エネルギー施策の推進 ⇒ 自然エネルギー設備の導入促進 ○省エネルギー施策の推進(信州省エネ大作戦の実施等)⇒ ○省エネルギー施策の推進(信州省エネ大作戦の実施等)⇒ 最大電力需要の削減 エネルギー自給率(発電設備容量)の計算方法(暫定値) ※1 再生可能エネルギー発電設備容量 (206.4 万 kW) エネルギー自給率(69.8%)= ※2 最 大 電 力 需 要 (295.5 万 kW) <再生可能エネルギー発電設備容量の種別内訳> エネルギー種別 再生可能エネルギー発電設備容量 合計(kW) 合計(kW) (1)+(2) (1) 自然エネルギー発電設備容量 (太陽光発電) 2,063,663 430,630 422,463 (小水力発電:3 万 KW 未満) 662 (バイオマス発電) 3,050 (廃棄物発電) 4,455 ※3 (2) 既存の水力発電設備容量 1,633,033 ※1 再生可能エネルギー発電設備容量:資源エネルギー庁「再生可能エネルギー発電設備の導入状況について」(平成 26 年3月 末時点)等により算出(今後、県の各部局及び市町村に対して実施した県独自調査分を精査し「確定値」を算出) ※2 最大電力需要:中部電力からの情報提供による平成 25 年度使用最大電力(県内で使用される電力の1時間ごとの平均値で、 1年間の中で最大の値) ※3 既存の水力発電設備容量:平成 24 年4月1日時点で把握した水力(一般水力+小水力)発電設備容量 (参考)「国の再生可能エネルギー発電設備の導入状況の公表方法の見直し」 国の再生可能エネルギー発電設備の導入状況の公表方法が今回見直され、かねて要望していた市 町村別の認定状況が新たに公表されることになりました。これにより、県・市町村の自然エネルギ ー普及拡大の機運が一層高まることが期待されます。 ≪公表見直しに係る経過≫ 公表見直しに係る経過≫ 【これまでの課題】 ・FITに基づく発電設備の情報開示が不十分(都道府県別の認定状況のみ)のため、県・市町村、地域 住民が地域における自然エネルギー発電事業の導入計画や導入状況を知ることが困難 【県の対応】 ・関東知事会、県内地方6団体による「平成 27 年度国の施策並びに予算に対する要望」及び構造改革特 区提案等を通じて、国に対して情報開示の拡大を要望 ① 市町村別の認定状況の公表 ② 認定された設備の設置者、出力規模、設置場所等の公表 【国の公表方法の見直し/平成 26 年8月6日付け】 ① 都道府県別に加え、新たに市町村別の認定状況を公表 ② FIT開始後に認定した発電設備に加え、新たに開始前に既に発電を開始していた設備等でFIT に移行した情報を公表 ⇒ 県独自調査で算出していた分の大部分が判明(精度の向上)
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