研 究 実 施 計 画 書 平成 26 年 4 月 16 日作成 研究課題名 PIVKA-Ⅱ測定試薬「SD1401」 「SD1402」及びKL-6測定試薬「S D1403」 「SD1404」の評価検討 倫理 所 属 職 名 氏 名 講習 研究代表者 感染制御・臨床検査医学 教授 研究分担者 臨床検査センター 技師長 副技師長 副技師長 研究期間 ■ 及川 信次 ■ 堀内 裕次 ■ 眞由美 ■ 池田 2015 年 倫理審査委員会承認後から 昭 菱沼 3月 31 日 研 究 目 的 【研究の背景・目的】 体外診断用医薬品である「PIVKA-Ⅱキット」は肝腫瘍マーカーとして、 「シアル化糖鎖抗原 KL-6キット」は間質性肺炎マーカーとして臨床現場において利用されている。 この度新しく、 「PIVKA-Ⅱ」の化学発光酵素免疫測定試薬「SD1401」 「SD1402」 及び、「KL-6」の化学発光酵素免疫測定試薬「SD1403」「SD1404」が開発された ので、臨床検体(血清、血漿)を用いて測定し、臨床的有用性の評価検討することを目的とする。 研 究 方 法 【研究の種別】 [参加施設] ■本学単独 □多施設(本学が代表) □多施設(本学が分担) →[共同研究施設: [種 ] 別] □介入研究・侵襲性有り →[データベース登録:□UMIN ■臨床研究(上記を除く) □疫学研究 □他( □その他の研究( ) ] ) 【対象および実施場所】 [対象の選定方針・除外基準、使用する検体(情報)、目標件数] 日常診療で KL-6 及び PIVKA-Ⅱの検査を実施した検体の残余を当院検査センターにおいて連結 不可能匿名化を行い保存する。測定は、エーディア及びその測定機関にて行う。患者情報は破棄 する。 KL-6 血清検体 60 検体(500μL) 、血漿検体 40 検体(500μL) PIVKA-Ⅱ 血清検体 120 検体(500μL) 、血漿検体 60 検体(500μL) 1 [実施場所] 当院検査センターおよびエーディア及びその測定機関。 【実施手順・方法】 日常診療で KL-6 及び PIVKA-Ⅱの検査を実施した検体の残余を当院検査センターにおいて連結 不可能匿名化を行い保存する。測定は、新規測定試薬及び既承認試薬を用いてエーディア及びそ の測定機関にて行う。 当院の検査データと新規測定試薬「PIVKA-Ⅱ」化学発光酵素免疫測定試薬「SD1401」 「SD1402」及び、 「KL-6」化学発光酵素免疫測定試薬「SD1403」 「SD1404」 とのデータの比較も行なう。 起こりうる利害の衝突および研究者等の関連組織との関わり(利益相反) 利益相反(COI)の有無 ■ なし □ あり(資金源など → ) 利益相反(COI)自己申告書の提出: 倫理的・社会的配慮について 【対象者の人権擁護】 当院で連結不可能匿名化を行い、患者情報はエーディアへ提供しない。患者の臨床情報は破棄す る。 【インフォームドコンセントの取得方法】 包括同意方式を採用する(参考資料:臨床検査を終了した検体の業務,教育,研究のための使用 について-日本臨床検査医学会の見解-) 。採血室に残余検体の研究協力のための説明を掲示し、 不同意の患者用に不同意書を検査センター受付に備え、患者に不同意の機会を保証する。研究計 画書は感染制御・臨床検査医学教室のホームページにも掲示する。 2 【個人情報の保護】 (匿名化・連結可能性の有無、データの保管・処理方法、公表予定など) 連結不可能匿名化を行う。研究終了後に検体は廃棄する。個人情報は破棄し、測定値のみを使用 するので、個人情報は保護されている。結果は既存の測定試薬との比較を当院検査センターにて 行なうとともに、エーディア株式会社が製造販売承認(認証)申請に使用する。 【予想される被験者への危険・不利益、及び医学上の貢献】 日常診療の検査の残余を使用するため、本研究による新たな危険・不利益はない。新しい測定法 が開発されることで、測定の機会が増え、患者貢献に繋がる。 【危険や不利益に対する対応】(介入研究では被験者の健康被害に対する補償措置を記載) 介入研究でないので該当しない。 研究組織・連絡先 当院 菱沼 感染制御・臨床検査医学、臨床検査センター 昭 Tel:0282-87-2139 Fax:0282-86-6212 E mail:[email protected] 東京都千代田区岩本町 1-10-6 エーディア株式会社 研究開発統合部 臨床開発室 荒井紀光 Tel:03-3851-1840 Fax:03-3864-5644 E mail:[email protected] * 計画書の様式は任意であり、他様式の計画書・プロトコル等の提出を以って代えられます。 3
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