≪真壁耐力壁「タフ600・455」は、実験結果を元に許容応力度設計に使えるのか?≫ 参考文献 木造軸組工法住宅の許容応力度設計(2008年版) 2.1.2 構法の仕様 (4) 耐力壁 ⑤ 令46条表1((8)を除く)および昭56建告1100号(第1第十二号を除く)に仕様と壁倍率 が与えられた耐力壁の適用範囲は、耐力壁の幅(柱芯々距離とする)の最小値は90㎝ 以上とし、かつ、階高/幅は3.5以下とする。ただし、昭56建告1100号第1第一号第四号で 仕様が定められた面材張り耐力壁や準耐力壁を複合して取り付け倍率が加算された耐 力壁の最小値は60㎝以上とし、かつ、階高/幅は5以下とする。 ⑥ 耐力壁(一対の柱に耐力壁や準耐力壁を複合して取り付け倍率が加算された耐力壁 を含む)を許容応力度計算に適用する際の単位長さあたりの短期許容せん断力の上限 は、13.72KN/m(=7×1.96)とする。 ⑦ ⑤および⑥の適用条件をはずれて使用する場合は、実験等により、周辺部材を含めた 構造上の安全性が確認された場合に限るものとする。 注釈 ⑦は、13.72KNを超える強い耐力壁や、最小幅が60㎝未満の面材貼り耐力壁など については、実験等により周辺部材を含めた構造安全性の確認がされた場合に限り その条件で使用できることを定めている。 周辺部材の構造安全性の確認とは、耐力壁が終局状態に達するまで、耐力壁周辺の 接合部や部材が先行破壊しないことを実験等により求めるものである。 注!! (一搬)日本建築総合試験所 試験済 2.4 水平力に対する許容応力度計算 2.4.1 鉛直構面の剛性と許容せん断力の計算 (2) 仕様規定で壁倍率が与えられた耐力壁の許容せん断力と剛性 令46条表1および昭56建告1100号別表により所定の仕様にもとづく壁倍率が与えられ た耐力壁は、下式により短期許容せん断耐力 Pa を算出する。 Pa(KN)=壁倍率×壁長さ(m)×1.96(KN/m) 壁のせん断剛性 K は、下式によって算出する。 筋かい耐力壁、面材張り耐力壁の場合 : K(KN/m)=Pa(KN)×150/横架材天端間高さ(m)×剛性低減係数 Ck (4) その他の耐力壁の許容せん断力と剛性 壁倍率の大臣認定を取得した耐力壁や、第6章(試験方法と評価方法)に示す試験方法 と評価方法にもとづいて耐力壁の面内せん断試験を行った耐力壁については、試験成績 書にもとづく短期許容せん断力と剛性の値を用いてよいものとする。 解釈!! 上記により、別紙の試験結果書「公的試験機関 (一般)日本建築総合試験所」を確認 申請書に添付し、建築主事の了解を得れば問題はありません。 株式会社 ビスダックジャパン
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