VBLOCKを仮想化されたJD EDWARDSの 核としてLAFARGE

建築
クライアント
建築資材を取り扱う多国籍企業
Lafarge
課題
VBLOCKを仮想化されたJD EDWARDSの
核としてLAFARGE南北アメリカで展開
変化を続ける市場の状況や要望に
低コストなデータセンター戦略によりビジネスの変動に対応
効果的に対応できるデータセンター
建築資材業界は世界経済や地域経済の影響を特に受けやすいため、地域のセールス・チャンスに
戦略の導入
応じてコストを調整する能力は、競争優位性を確保する上で重要です。ただし、固定コストを過度
ソリューション
ません。
OracleのERP(エンタープライズ・
リソース・プランニング)
ソフトウェ
ア、JD Edwardsスイートを実行
に重視する従来のデータセンター・モデルでは、必要なレベルのビジネス・アジリティを実現でき
建築資材業界のグローバル・リーダーであるLafargeは、
それを変革するITイニシアティブを考案
しました。
より俊敏性の高いコスト構造を構築するために、Lafargeには新しいアーキテクチャが
必要でした。
それは、
経済が停滞した際にはデータセンターの出力をスピンダウンしてコストがかか
するVblockシステム
らないように設定し、最も成長著しい市場や分野にITリソースを割り当てるアーキテクチャです。
結果
この革新的なデータセンター戦略の出発点として南北アメリカを選択し、LafargeはOracleのJD
スペースの要件や電力コストが劇
的に削減され、ビジネスの俊敏性
が向上
www.vce.com
Edwards EnterpriseOneを基盤とする新しいERPテンプレートを開発して、Vblock™システム上
で実行される仮想環境に移行しました。
課題
フランスのパリに本社を置くLafargeは、従業員約68,000人で60か国以上に展開し、年間売上は
152億ユーロです。長年にわたり、Lafargeは「大型で高性能」な従来のデータセンターを、ビジネス
の要件に合わせて容量を調整できる効率的な方法を探していました。
Lafargeは、
これまでの仮想化の経験により、それがもたらすメリットを十分に理解していました。
「私たちの分析によると、
Lafarge
南北アメリカのIT環境で、
データ
ただし、ERPシステムはビジネスの核であるため、仮想環境に移行するには信頼できるベンダーの
信頼できるインフラストラクチャを必要としていました。Lafargeは、Vblockシステムに必要とする
センターのフロア面積が72.5%
可用性と柔軟性のレベルが備わっていることを発見しました。
削減され、電力消費量が54.8%
ソリューション
削減されました。これらの削減
により、IT運用の予算はそのまま
で、
「メトロ・クラスタ」データセン
Lafargeは、OracleのJD Edwards EnterpriseOneソリューションを採用する最大級の多国籍
企業として、Vblockシステムの仮想化環境で実行できるように、
ソフトウェアの最適化に率先して
取り組んでいます。
さらに、Lafargeはビジネス・インテリジェンス用のIBM Cognosについても
ター戦略を導入することができ
Vblockシステムに依存しています。
ました。」
Lafargeはまず、
この革新的なデータセンター戦略を、
グローバル・セールスの27%を占める南北
- Brent Wolfram氏、
Lafarge南北アメリカの
ディレクター、テクノロジーおよび
セキュリティ・アーキテクチャ担当
アメリカ地域で展開します。
Vblockシステム戦略により、
Lafargeはビジネス状況の変化にすばやく
対応し、地域のITリソースを最大限活用できます。
またこの新しいアプローチは、従来のウォームサイト型のDR(災害復旧)モデルの代わりに「メトロ・
クラスタ」戦略を採用し、DRリソースをニーズに応じて開発、品質保証などに活用することができま
す。Lafargeは元のデータセンターをそれと近距離にある2つ目のセンターと連携させ、Vblockシス
テムを本番システムのアクティブ/スタンバイとしてではなく、高可用性ペアとして運用します。
これ
により、
リソース使用率が向上し、IT部門はデータセンター間でワークロードを「オンザフライ」
で
移行できます。
結果
Lafarge南北アメリカで実施された、従来のHPのItaniumベースのハードウェアからVblockシス
テムへの移行は、その地域に次のような数々のメリットをもたらしています。
• 展開が完了すると、データセンターのフロア面積が72.5%削減されます。
• 電力消費量が54.8%削減されます。
• Lafargeのメトロ・クラスタ・データセンター戦略は、南北アメリカ地域のIT運用予算を増額する
ことなく、導入する事ができる見込みです。
• 南北アメリカ地域のデータセンターの容量を必要に応じてすばやく効率的に調整できる一方で、
展開された容量をより高い統合比率で活用できます。
• OracleのJD Edwardsソリューションとその他のアプリケーションのパフォーマンスは、Vblock
システムに統合されたコンピューティング、
ネットワーク、
ストレージ、仮想化のテクノロジーを活用
することによって改善されています。
• 南北アメリカ地域は今や1つのベンダーのみを採用しているため、以前のように5∼6ベンダー間
でロードマップを調整する必要はなく、
さらに早い段階でITのプランニングを実行できます。
「これは進行中のプロセスの最初のステップで、すべての運用を移行して満足のいくROIを実現する
にはまだ時間がかかります」Lafarge南北アメリカ地域のテクノロジーおよびセキュリティ・アーキ
テクチャ担当ディレクター、Brent Wolfram氏はこう述べています。
「しかし、私たちは以前よりも
はるかに俊敏で、今後もITコストは継続的に減少する見込みです。」
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