面積の基礎①

赤阪 正 純 (httL“ nupri Web fc2.com)
面積 の基礎
(1)
ψ
ね
†
⑬ ≡ ゝ 郷 徹太
1
は じめ に
2
下図 の面積 はどうやって求 めるので しょうか
与 =1ト
″軸 または υ軸 とで 囲 まれた部
分 の面積
エ)
″ 軸 や υ軸 とで囲 まれた部分 の面積 を求 める間
題 は基本中の基本 です
しか し,υ 軸 とで囲 まれた部分の面積 を難 しく感
じる人が多い ようですが ,「 細か く切 って寄 せ集め
,
ま
︲
で
イ
Ⅱ
数学
る」 とい う積分の本質 に従 えば,ど うって ことあ り
たま
1● ま
特にあまり気にせずに
,
ません.そ うい う人 は首 を横 に 90° 傾 けて眺めれば
よいで しょう
Point
ノ(″ )α ″
″ 軸 とで 囲 まれた部 分 の 面積
う
とご″で
という式で求めてました 「/(″ )を
∫
単純に挟んだだけJと 思うかもしれませんが,こ の
発想 だ と,積 分 にお ける 「面積 」 の 本質 が 見 えて き
S=Jlら υ
α
″
ta・
ませ ん
の
量 ::サ
υ軸 とで 囲 まれ た 部分 の面積
この 式 は次 の ように解釈 します
斜線部 の 面積 を求め るため に ,ま ず細 か く切 って
S=J:ど
か ら寄せ集 め る,と 考 えるので す
」
=‐
″
α
υ
i・
ゝメ:の 構昴
l(・ )
'あ
セ
考え
Jす 。
まずは,グ ラフを描 く必要があ りますが,あ くま
でも面積 を求めることが目標なので,鯰
α
J″
ι
″
細かく切つた「短冊Jl枚 を,縦 の長さノ(″ ),横
の 長 さ ご″ の 長 方形 と考 え ます ,す る とそ の面積 は
/(″ )×
α
″(-
χラ
1御 ヒ
鰐
ミ
この「短冊Jの 面積 /(″ )α ″をαからみまで寄せ
集 めれ ば よい ので
テ
ル
∫ン
:イ
,
S=Jlみ /(″ )α
″
案語 のSaい
:レ
(0
宮Sム 9き
談史
となるのです
lt
7ヽ 1ま
面積 を求める根本原理 は 「細 か く切 って寄せ 集 め
る」 とい うこと
この考 え方 は とても重要なので
しっか りとイ メージしておこう
,
例 題
y=log″
まれ た 部 分 の 面 積 を
考え方
″軸 ,υ 軸,υ
,
3通 りの発想で求 め よ
求 め る面積 は図 の斜線部分 です .自 由
な発想 で求 めてみ よ う
しょう ?
=1で 囲
3通
りくらい思 いつ くで
3過 1,t…
イ
I島
タ
1
赤阪 正 純 (htt働
nupri web fc2.com)
(2)
面積 の基礎
“
υ l
l″ 軸 に垂直 に切 って寄せ 集める
①
一媚
。
:フ ー
a
く
′
ツ
カゃψ
1 例 題 υ=F,″ =1,″ =2,″ 軸
υ =log″
│
わいたも 、
1ソ
考え方
υ =R層 の グ ラ フが か ける で し ようか
別 にグ ラ フの 形 が全 くわ か らな くて も ,1≦ ″ ≦ 2
において υ >0で あ るか ら,面 積 は
ムフム
S=J01lα ″
十1θ (1-10g″ )α ″
J12ャ
υ l
全体か ら抜 くJと い う発想
も
Z絲
= [毒
=[:″ :]:1)
[1:勇 [[i』 il・
でもせ っか くなのでグラフについて考察 し
疹曰
υ
てみ よう
υ=ャ7⇔
上図 の大枠 で囲 まれた長方形か ら点線部分 を抜 け
じ贅 ■9
・】∼
たヽ
ネい〕
3=″
υ
■)ユ タ
S =1× 0-」ialog″
'も
キ
デ
ッ
tが ス
ソ
ご″
9-
十
・
=77の
グ ラ フは υ =“ 3の
なので,υ
グラフを υ =″ に関
して対称移動 したもの
υ軸 に垂 直 に切 って寄せ 集める
■¨鮨●2
.
ty
である ことが わか りま
す
(υ
=α 3の
″ と
yを 入れ換 えた も のが
y3=″
″ aF
,
一謝 ”ン ︶ 3 ″
⇒苧 ヽ
,
訓
03
:「二》こょ
せμ _
も
も
あ
り
ま
微
分
減
必
増
要
y=log″
の1で す
ばよヽヽ
履〕
=fL(2:一
.
7)ひ すね
うヽた
7α ″
`)ι
02「
″
な お ,定 義 域 は全 て
の 実数 にな ります
だか ら).
│
υ =log″
″ =ο υ よ り
―
S=Jll′
藻
d
,
υ
ご
υ
終
ヽ
゛ヽ
‐
,
│
■
これがベ ス トの解法かも し
する必要はあ りません
あ くまでも,ザ ックリ言え
ば,積 分区間内で ″軸 よりも上か下か,だ け分 かれ
ばよいのです
―
となると,ま ず ,″ 軸 との 交点
は
,
しっか りと理解 し, どの方法でも求め られ るように
=0よ り,″ =′ ,″ =1.
さ らに ,1<″
<´ にお いて ″ -0<0,
つまり
log″ >0だ か ら,(″ -0)log″ <0
y=(″ ― ο)log″ のグラフは 1<″ <ο におい
なっておこう
て ″ 軸 よ りも下 にな ることがわか ります
(″
れ ませ ん
以 上の 3手 法 は面積 を求める ときの基本なので
.
r
,
― ο)log″
,
修警勉嚢寡
1
′
J
り
した
,ち ,2
t↓
考え方 前間 と同様 に,グ ラフの形 を正確 に把握
ョコで切 ると,積 分区間 を分ける ことな く
一気 に計算 できますね
υ=(″ 一 ο)log″ と″軸
El嗚
く
″注
1 例題
よって
赤阪 正 純 (htt"“ nupri web fc2 com)
O―
Jlθ
=一
I°
(″
(″
―ο
″
)log″ α
一 の 10g″ ご″
2_。 ″ 10g'α ″
)′
し
lθ (:″
=_[(:″ 2_ι
=―
υ =1,
υ
考え方 一度 は経験 しておきたい重要問題 です
まず は 「全体 か ら抜 く」 とい う発想で計算 してみ
.
θ ″
―
″
卜
)÷
)10g″
∫
―
ο +」12(1)″ ―
′
=一 (:′ ―
)d″
卜 2-ο″
=:′・
]〔
υ =sin″
例 題
い1年 k)
―
iり 、
自イ
懲―
(3)
封悧
部う綺布,1
,
″ ,
2
≦一1 一
o
< 〓
面積 は
面積 の基礎
2__。
(寸 ;・
つ
2)1。 gο
[1}″
]〔
=:。 2+:。 2_。 2+:_。
図 の 大 枠 の長 方 形 か
ら点 線 部 分 を 抜 け ば よ
ヽヽ
=_:。 2_。 十 :
困 曰 パ ソ コ ンで 描 く と こん な 感 じ
あることにも注意
=十 ∞で
′ )bg″
よ■
0(″
しよう
.
①
求 め る面積
ヽ
︱ ′
j
2
二︲
一
編2
l
州︲
一諦
>
一
2
″
α
1
S
/
として 計
うって こ とない計算 ですが ,暗 記 していない と部分
積分 をす ることになるし,万 が一 の計算 ミスを考慮
して,次 のよ うに 「全体か ら抜 く」 とい う発想が よ
υ=sin″ の場合,″
長方形 か ら点線部 分 を
その場合 は,置 換積分法 によって υ の積 分 を ″
抜く
氏
0 ・
1
一
一
一
〓
S
ο″α″
'l tの
や
リ
カメ
=(υ の式),つ まり,露
υの関数 で簡単 に表す ことがで きません
Oy=sin″
αy=cos″
図 の大枠 の
特 に υ軸 に
の積分 に変換 して計算す る ことにな ります
;tゃ Jn―
ょり
α″.
ヽ
ね
.
垂直 に切 って求める方法を考 えてみ よう
いで しょう
'か
一
″
n
る場合 は どのよ うになるで しようか
算 します log″ の不定積分 を暗記 して いる人 はど
JIく
7J・
のがベ ス トですが,も し真面 目に細 か く切 って求 め
″ =10g υ
・
レ
クう
名
,
ヽ
C「
たヽ
=セ
この ように 「全体か ら抜 く」 という発想 で求 める
S=_lθ ″ ごυ = 」121ogyご υ
①
一
二4
卸 一
よ り,
π
暉
yで 求
″
ご
め
ら
れ
ま
す
″ ⇔
υ ==σ
ιフォマヵセ∼
aゅ _
υ 軸 とで 囲 まれ た 面積 な ので ,S=
考え方
Jiθ
│
﹁
﹄
r麻
上
2
υ =〆 と υ=′ ,y軸
1 例題
一
2
一
〓
ε 乃 ぃ ,._
一
あ りませ ん
1
あ ま り気 にす る必 要 は
Sは
︲ ゴ
︲
一
一
π
面 積 を求 め るだ けな ら
×
,
一
一 一
二
S
には注意 が必 要 で すが
2
4 π4 5一
二2 π一
1
グ ラ フ を正 確 に 書 く
年 う撫 キア
t347J
、
ttτ
β
切 3'ン
タ
“