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Title
Author(s)
Type II interleukin-4 receptor-mediated anti-inflammatory
response in Mm1 and J774.1 macrophages( Review_審査要旨
)
Lin, Yanhui
Citation
Issue Date
URL
Rights
2014-06-18
http://ir.lib.u-ryukyu.ac.jp/handle/123456789/29256
平成
26 年
5 月之!日
(別紙様式第 7号)
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岡L
三
百
善
文
審
査
結
果
の
要
ヒ
回
:
:
.
課程博
報告番号
1
*
第
7E
三
3
子
林宇色輝
氏名
論文博
審 査 日
論文審査委員
平成
26 年
05 月
1
3 日
主査教字表涜一人夫
子 手 村 名:才教-唾三
副査教授
L
♀
γ毒
、
J
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(論文題目)
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nflammatoryr
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ei
nMm1andJ
7
7
4
.
1
macrophages
(
マクロファージ Mm1細胞株およ び J
7
7
4
.
1細胞株における I
I型 I
L
4受容体を介した抗炎症反応)
(論文審査結果の要旨)
1.研究の背景と目的
マクロファージは炎症性病態に深く関与するが、その活性化は生体を保護する面だけではなく、
生体に不利な酸化ストレスの充進や自己免疫疾患、メタボリック症候群、動脈硬化などに関わるこ
とも知られている 。マクロファ ージは M1マクロファ ー ジと M2マクロファージに大別されており 、
4は M2マクロファ
マクロファージの活性化を抑制する抗炎症性サイトカインとして知られる IL
ージに作用する。この I
L
4受容体には I型 と I
I型のアイソフォームが知られているが、その発現
L
4の免疫修飾
様式や細胞内シグ、ナル伝達の意義については明らかにされていない。本研究では I
.
1を用い、I
L
4
作用による炎症性病態を制御するため、マウスマクロファージ細胞株 Mm1と J774
の I型
、 I
I型受容体の選択的刺激時における機能変化を検討した。
2
. 研究内容
I
L
4は遺伝子変異導入によりその受容体親和性を改変できることから 、野生型 I
L
4、I型 I
L
4
受容体選択的アゴ、
ニスト I
L-4/Q116E 変 具 体、 I型と I
I 型双方に作用するアンタゴ‘ニスト
I
L
4
/
Q1
l6DIY
1
l9D変異体を用い、 I
I型 I
L
4受容体刺激物質 としては I
L
1
3を用いた。各細胞株
L
4変異体遺伝子を導入して得られた培養上清で刺激し、 West
er
nb
l
o
t法
を前もって野生型及び I
1型双方、J774.
1は I
I型 I
L
-4受容
によるリン酸化 STAT6の発現を検討した結果、Mmlは Iと 1
L
4による STAT6リン酸化は、 I型受容体共
体を有することが明らかとなった。ま た
、 Mm1の I
N
F
α の発現を Realt
i
m
ePCR
役キナーゼ JAK3の阻害薬により抑制された。 LPS刺激による T
法で、 LPSと I
FN-γ刺激による iNOSの発現を We
st
e
r
nb
l
o
t法で検討したと ころ、両細胞株と
L
4導入培養上清及び I
L
13添加で これらの発現が抑制されたが 、I
L4
/
Q1
l6E及 び
も野生型 I
I
L
4
/
Q1
l6DIY1
l9D導入培養上清の添加では抑制効果が認められなかった。従って 、いずれの細胞
L
4の抗炎症作用誘導には 1
1型 IL4受容体を介した刺激が必要と考えられた。
株においても I
3
. 研究の意義と学術的水準
L
-4 の免疫修飾による病態制御が期待されるが、
マクロファージは種々の炎症病態に関与し、 I
その方法は確立されていない。本研究では、異なる マクロファージ細胞株に対しても炎症反応制御
L
-4受容体ア
に共通のシグナノレ伝達系の利用が可能で、ある事が示唆され、また、本研究で用いた I
イソフォームの選択的刺激法は、今後の研究開発の手段と しても有用と思われる。
以上の結果から、本論文は学位授与に十分値するものと判断した。
,
・
備
考
.
,
1 用紙の規格は、 A4とし縦にして左横書きとすること 。
2 要旨は 800字 .
.
.
.
.
.
1
2
0
0字以内にまとめること 。
3 .*印は記入しないこと 。