Biochem-III file 10

生化学Ⅲ 第10回
生化学ⅢSBO-15
転写と翻訳のメカニズム-4
RNAからタンパク質への翻訳の過程について説明できる
Translation
今回のSBOs
RNAからタンパク質への翻訳の過程につ
いて説明できる
SBO-15課題(予習&復習)
SBO-15課題(予習&復習)-2
翻訳に関連する基本的な用語の意味について確認し、
ノートにまとめること。
翻訳に関する歴史上重要な研究(研究者・実験方法・
研究結果・定説など)について確認し、ノートにまと
めること。
コドン、遺伝暗号表、リボソーム(原核生物と真
ニーレンバーグ(MarshallNirenberg)の研究
核生物の違い、サブユニット)、アミノアシル
tRNA、アンチコドン
SBO-15小テスト-1
1つのコドンは、DNAやRNAの3つの塩基の並び方で規
定される。
Yes
復習
No
アミノ酸の基本構造
アミノ酸はアミノ基とカルボキシル基を持ち、
側鎖の違いによって性質が変わる。
側鎖の違い
が重要
ペプチド(ポリペプチド)
アミノ酸が直鎖状に結合した分子をペプチ
ド(ポリペプチド)と呼ぶ。
タンパク質とは特定の型(立体構造)を持つポリ
ペプチドの総称である。
タンパク質は多数のアミノ酸分子がペプチド結
合で直鎖状につながった高分子である。
復習
ペプチド結合
アミノ基とカルボキシル基が反応する
R
R'
H-N-C-C-OHH-N-C-C-OH
HHO
HHO
R側鎖
H-N-C-C-OH
アミノ基
復習
カルボキシル基
HHO
1つのアミノ酸分子
1つのアミノ酸分子
復習
ペプチド結合
アミノ基とカルボキシル基が反応してペプチド
結合ができると、1分子の水が生成する。
R
R'
H-N-C-C-OHH-N-C-C-OH
HHO
HHO
R
R'
H-N-C-C
-N-C-C-OH+H2O
HHOHHO
復習
セントラルドグマ
タンパク質の一次配列(アミノ酸の配列)
情報は、核酸の塩基配列情報としてコー
ドされている。
タンパク質合成
mRNAのコドンとアミノアシルtRNAのアンチコドンが結
合することによって、アミノ酸が正しい順序で連結し、
ポリペプチドが伸長する。
アミノ酸の種類
タンパク質合成に必要なアミノ酸は20種類。
復習
N末端とC末端
タンパク質分子の両末端アミノ酸残基は、アミノ基あ
るいはカルボキシル基を持ち、それぞれアミノ末端(N
末端)、カルボキシル末端(C末端)と呼ばれる。
R1
R2
R3
R4
H-N-C-C-N-C-C-N-C-C-N-C-C-OH
HHO HHOHHO HHO
アミノ末端
(N末端)
復習
ペプチド結合
(アミド結合)
カルボキシル末端
(C末端)
アミノ酸の省略表記
タンパク質の1次構造を表す際、アミノ酸の名
称を3文字または1文字で略記する。
G(Gly)Glycine
A(Ala)Alanine
V(Val)Valine
L(Leu)Leucine
I(Ile)Isoleucine
S(Ser)Serine
P(Pro)Proline
T(Thr)Threonine
D(Asp)Asparticacid
N(Asn)Asparagine
E(Glu)Glutamicacid
Q(Gln)Glutamine
H(His)Histidine
K(Lys)Lysine
C(Cys)Cysteine
R(Arg)Arginine
M(Met)Methionine
F(Phe)Phenylalanine
Y(Tyr)Tyrosine
W(Trp)Tryptophan