別紙1 1 営農類型毎の経営規模及び生産方式の指標 <営農類型について> ・個別経営体10類型と組織経営体2類型の12の営農類型を作成 ・基幹的農業従事者1人当たり農業所得おおむね400万円の確保を想定して作成 ・個別経営体は、基幹的農業従事者1人と雇用者による経営体を想定 (家族労働力で雇用労働時間をまかなえる場合は、支払い雇用労務費も経営体の農業所得に加算される) ・有機栽培等の高付加価値や農業の6次産業化に取り組まれている場合は、この営農類型より小さい規模であっても、目標とする農業所得 を確保することが可能 ※営農類型については、必要に応じて適宜見直しを行うものとする [個別経営体] № 営農類型 1 土地利用型専作 水稲+大豆 2 3 4 5 6 7 8 9 水稲+さくらんぼ +西洋なし 水稲+さくらんぼ +もも 経営規模 <作付面積> 水稲(主食用米) = 9.6ha 水稲(飼料用米) = 2.4ha 大豆 = 8.0ha <経営規模> 水田 <作付面積> 水稲(はえぬき+つや姫) さくらんぼ ラ・フランス (大豆(委託) 水稲+すいか トマト+ストック 水稲+大豆 +ストック +トルコぎきょう 水稲+肉用牛一貫 肥育牛専業 [黒毛和種肥育] 10 酪農専業 [乳用牛] <経営規模> 水田 <作付面積> 水稲(はえぬき) すいか 生産方式(技術的要素)等 ○米・大豆の乾燥調整は委託 ○水稲本田防除は無人ヘリ防除委託 ○環境保全型農業に取り組む 補助的農業従事者 2人(雇用ピーク時) 支払雇用労務費 1,079千円 = 20.0ha 基幹的農業従事者 1人 = 2.6ha 販売金額 15,223千円 = 0.4ha 農業所得 4,355千円 = 0.5ha = 1.0ha) 補助的農業従事者 3人(雇用ピーク時) 支払雇用労務費 1,046千円 <経営規模> 水田 = 4.5ha <作付面積> 水稲(はえぬき) = 3.5ha さくらんぼ = 0.6ha もも = 0.4ha 加工用米 = 1.3ha <経営規模> 水田 水稲+すもも+りんご <作付面積> +啓翁桜 水稲(はえぬき) すもも りんご 啓翁桜 販売金額・農業所得等 基幹的農業従事者 1人 販売金額 21,029千円 農業所得 4,049千円 基幹的農業従事者 1人 販売金額 19,174千円 農業所得 6,722千円 補助的農業従事者 5人(雇用ピーク時) 支払雇用労務費 1,442千円 ○さくらんぼは50%、西洋なしは 14%が宅配等による直接販売 ○さくらんぼは全て雨除け施設導入 ○西洋なしは棚仕立て ○果樹は転作田を利用 ○さくらんぼは50%を宅配等による 直接販売 ○ももは全てJA出荷 ○加工用米は複数年契約(3年間) を締結 ○果樹は転作田を利用 = 5.8ha = 4.0ha = 1.0ha = 1.0ha = 1.0ha 基幹的農業従事者 1人 販売金額 20,920千円 農業所得 4,347千円 農業所得 4,547千円 ○啓翁桜は1月下旬から4月上旬まで の連続出荷 ○促成施設は3戸共同 補助的農業従事者 4人(雇用ピーク時) 支払雇用労務費 3,640千円 = 7.0ha 基幹的農業従事者 1人 = 3.0ha 販売金額 26,039千円 = 2.5ha 農業所得 7,152千円 農業所得(産地交付金含)7,907千円 <経営規模> 水田 = 5.5ha <作付面積> トマト ストック = 0.3ha = 0.3ha <経営規模> 施設用地(普通畑) = 0.5ha (うち施設0.3ha) <作付面積> 水稲(はえぬき+つや姫)= 7.2ha 大豆 = 4.8ha ストック = 0.1ha トルコぎきょう = 0.1ha <経営規模> 施設用地(水田) = 12.2ha (うち施設0.2ha) <作付面積> 水稲(はえぬき+コシヒカリ)= 3.5ha 牧草 = 2.5ha <経営規模> 繁殖牛(常時飼養頭数)= 40頭 水田 = 6.0ha <経営規模> 黒毛和種肥育牛 = 400頭 (常時飼養頭数) <経営規模> 経産牛 = 40頭 (常時飼養頭数) 補助的農業従事者 7人(雇用ピーク時) 支払雇用労務費 2,958千円 基幹的農業従事者 1人 販売金額 13,016千円 農業所得 3,933千円 ○すいかは苗を購入 ○すいかの選果は、選果場を利用 ○すいか栽培は、秋マルチ ○すいかは転作田を利用 ○トマトは8段までの栽培 ○ストックは、トマトの後作とし、 移植栽培 補助的農業従事者 2人(雇用ピーク時) 支払雇用労務費 910千円 基幹的農業従事者 1人 販売金額 18,080千円 農業所得 3,329千円 農業所得(産地交付金含)4,102千円 ○ハウスは、水稲とストック、ト ルコぎきょうで年2作活用 補助的農業従事者 2人(雇用ピーク時) 支払雇用労務費 826千円 基幹的農業従事者 1人 販売金額 21,825千円 農業所得 4,675千円 ○飼料作物生産は、5戸共同 ○水稲の機会施設は2戸共同 ○出荷:去勢30ヶ月齢、雌32ヶ月齢 ○枝肉格付け等級A-4以上70% 補助的農業従事者 4人(雇用ピーク時) 支払雇用労務費 22千円 基幹的農業従事者 1人 販売金額 190,694千円 農業所得 4,753千円 補助的農業従事者 3人(雇用) 支払雇用労務費 5,426千円 基幹的農業従事者 1人 販売金額 36,925千円 農業所得 4,008千円 補助的農業従事者 2人(雇用) 支払雇用労務費 2,430千円 ○素牛導入月齢は9ヶ月齢 ○出荷月齢は31ヶ月齢 ○枝肉格付け等級A-4以上70% ○枝肉単価1,900円/kg ○家畜ふん尿発酵乾燥ハウスによる 堆肥化処理・販売 ○育成牛は自家育成、公共牧場を 利用 ○経産牛1頭当りの産乳量は8,500kg ○乳価は100円/kg [組織経営体] № 営農類型 11 土地利用型作物 経営規模 <作付面積> 水稲(移植+直播) = 90.0ha 水稲+大豆+作業受託 大豆 = 59.5ha +軟白ねぎ 軟白ねぎ = 0.25ha (150ha規模の組織経営体) 販売金額・農業所得等 基幹的農業従事者 6人 販売金額 159,033千円 農業所得 33,887千円 農業所得(産地交付金含)33,987千円 生産方式(技術的要素)等 ○水田は全て利用権設定を前提 ○水稲は、移植と直播 ○直播は鉄コーティング方式 <経営規模> 補助的農業従事者 13人(雇用ピーク時) 水田(借地) = 150.0ha 支払雇用労務費 11,682千円 大豆刈取受託 = 20.0ha 12 黒毛和種肥育+水稲 <経営規模> 基幹的農業従事者 3人(本人・妻・子)○年間出荷頭数550頭 (千頭単位法人経営) 黒毛和種肥育牛 = 1,000頭 販売金額 562,454千円 ○素牛導入月齢は10ヶ月齢 (常時飼養頭数) 農業所得 30,586千円 ○出荷:雌32ヶ月齢 ○枝肉格付け等級A-4以上80% <経営規模> ○枝肉単価1,900円/kg 補助的農業従事者 4人(雇用ピーク時) 水田 = 30.0ha 支払雇用労務費 23,040千円 ○稲わら収集面積30ha (あきたこまち+ひとめぼれ+はえぬき+べこごのみ) ○水稲は、主食用米(18ha)と飼料 用米(12ha)の直播栽培 主食用米 = 18.0ha 飼料用米 = 12.0ha (注)1 個別経営体に係る各営農類型ごとの経営規模及び生産方式の指標には、その前提となる労働力構成は、専業的農業従事者 2人として示している。 2 組織経営体とは、複数の個人又は世帯が、共同で農業を営むか、又はこれと併せて農作業を行う経営体であって、その専 業的従事者が他産業並みの労働時間で地域の他産業従事と遜色ない生涯所得を確保できる経営を行い得るもの(例えば、 農事組合法人、有限会社の他、農業生産組織のうち経営の一体性及び独立性を有するもの)である。
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