何故、FAだけが定年後再雇用でFAを続けられないのでしょうか ~会社

何故、FAだけが定年後再雇用でFAを続けられないのでしょうか
~会社は経験・知識を最大限に生かせる再雇用を~
4 月に入り、街では新入社員らしい若者が真新しいスーツに身を包み、颯爽と通勤する光景
が見られるようになりました。
客乗支部では 1998 年以降、新規採用の無いまま、過去に 8 名の定年退職者を見送ってき
ました。継続雇用希望者は皆、FAとして の 再 雇 用 を希 望 しておりましたが、予約課や機内
食課、そして事務職がオファーされ、FAを続けたいという思いを抱えたまま、通勤等の事情か
らやむなく全 員 が 退 職 しています。
こうした経緯から、昨年の春闘では「同 職 種 で の 継 続 雇 用 」に取り組んでいただきました。
今年 6 月には、さらに 2 名の客乗支部組合員が定年退職を迎えます。2 名の内、再雇用を
希望されている男性組合員のAさんは、法改正による年金受給年齢の引き上げにより、収入
の空白期間が生じる、いわゆる「2013 年 ・年 金 問 題 」に直面します。
今回Aさんにオファーされた定年後再雇用先は、IFSでの事務職(イン・フライト・サービス・
ベースサポート)でした。Aさんは遠距離通勤の為、交通費が全額支給されず、また時間的に
も通勤が困難である事から、この回答に対し、当事者と支部から積極的に会社に働きかけて
参りました。(経緯の詳細は裏面をご覧ください。)しかしながら、状況に進展はなく、6 月末の
タイムリミットが迫っており、客乗支部では現在、中央執行部、並びに組合員の皆様のお力を
必要としています。
将来の定年退職者が皆、再雇用先を巡って右往左往しなくてすみますよう、誰もが、いつか
は迎える定年退職が Happy retirement となるように、全組合員の皆様のご理解とご協力を心よ
りお願い申し上げます。
NW労組 客乗支部役員一同
【これまでの経緯】
2013 年 末 : Aさんは就業規則に記されている 6 ヶ月前を待たずして、早めに継続雇用申請
書を提出。ご自身の事情を綴った嘆願書を添付。
(FAとして同職種継続雇用を希望しているが、それが難しい場合には通勤の事情から神谷町
もしくは羽田でのポジションを希望)
2014 年 1 月 29 日 : 希望は聞き入れられず、再雇用先は「イン・フライト・サービス・ベース
サポート」(成田空港)と告げられる。
2 月 14 日 : ハローワークに相談したところ、定年退職をした過去のFAが誰一人として再
雇用で働き続けていないという事実 が問題視された。 労基署とも話し合いの上、デルタ航
空を訪ね、指導をしてくれるとの事。
2 月 21 日 : ショップミーティングで同職種継続雇用を訴えるも、会社回答は「Operational
needs に合わせ、その時に会社が人を必要としている部署をオファーする。これは他部署の継
続雇用者についても同じである。他部署も同職種を保障しているわけではないし、FAもFAと
しての再雇用があり得ないとは言っていない。ビジネスニーズ次第。これは Consistent Policy
である。」との事。事態は膠着。
2 月 26 日 :ハローワークから人事部・野々村氏と上有谷氏に指導が行われた。会社は「対応
を始めているところ」と返答 したが・・・今日現在に到るまで一か月間半、前進回答はな
い。