Ⅱ 事業の概要 地域活力の創造 ◆地球温暖化対策の推進 地球温暖化の防止に向けて、すべての主体が一体となって、省エネルギーの 推進、次世代自動車等の普及促進やエネルギーの効率的な利用等による二酸化 炭素等の温室効果ガスの削減対策を推進します。 新 EV等次世代自動車利活用促進事業【3 頁】 46,700 千円 ◆循環型社会の形成 県民、事業者、行政の各主体の適切な役割分担と連携・協働の下、本県の地 域特性や産業特性を活かした廃棄物の「3R(排出抑制、再使用、再生利用) の推進」、「適正処理の推進」等の取組により、環境への負荷の少ない循環型 社会づくりを推進します。 拡 循環型産業育成推進事業【4 頁】 35,000 千円 ◆生物多様性の保全と利用の推進 本県の優れた自然環境の保全をはじめ、希少野生動植物等の保護・管理や、 生態系等への影響が懸念される外来種対策に取り組むとともに、地域固有の自 然資源を活用した地域づくりなど、行動できる人材の養成、多様な主体が連 携・協働した取組を推進します。 新 生態系保全対策推進事業【5 頁】 2,360 千円 新 カワウ適正管理事業【6 頁】 2,700 千円 ◆人と動物の調和のとれた快適な暮らしづくりの推進 終生飼養や繁殖制限など飼主等への適正飼養の普及啓発や、市町・関係団体 等との連携による飼い主のいない猫対策など、犬猫の引取り数及び殺処分数削 減に向けた取組を推進します。 新 動物愛護管理地域活動促進事業【7 頁】 -2- 2,000 千円 地域活力の創造 新 EV等次世代自動車利活用促進事業 46,700千円 《環境政策課》 趣 旨 地球温暖化対策や産業集積、中山間地域対策等にも寄与するEV等次世代自動車 の利活用を促進するため、EV充電インフラの整備や普及啓発を行います。 (※EV:電気自動車) 事業の概要 (事業費:千円) 項 目 内 容 事業費 充電インフラ ○EVで広域移動が可能な「電欠なき山口県」を実現す 整備促進事業 るため、地域間の連結拠点に県が率先して急速充電器 を設置することにより、民間や市町による整備を促進 44,709 【設置場所】山口宇部空港、維新百年記念公園、 岩国総合庁舎、周南総合庁舎、 萩総合庁舎 EV等普及啓 ○EV等次世代自動車が有する多面的機能についての 発事業 理解を深め、導入促進を図るため、『環境やまぐち 推進会議次世代自動車利活用部会』※と連携・協働し た取組を実施 1,991 【取組内容】EV等次世代自動車シンポジウムの開催 EV等利活用体験会の開催 ※学識者、自動車メーカー、市町等34機関で構成 地域特性に応じたEV等次世代自動車導入・利活用促 進の事業化等を検討 EV等次世代自動車利活用に関するハード・ソフト両面での取組 EV利用者の安心できる環境整備 EV等の導入・利活用の促進 充電インフラの整備促進 EV等の普及啓発 【整備目標】 事業者 学識者 環境やまぐち推進会議 次世代自動車 利活用部会 関係団体 市町 メーカー 県 EV等次世代自動車の多方面での活用 温暖化対策 産業振興 地域・観光振興 -3- 災害時活用 地域活力の創造 拡 循環型産業育成推進事業 35,000千円 《廃棄物・リサイクル対策課》 趣 旨 県内事業者等による廃棄物の3R(排出抑制、再使用、再生利用)活動を促進する ため、技術開発から製品認定・普及までの各段階で、切れ目なく支援します。 事業の概要 (単位:千円) 項 目 廃棄物3R事 業化支援事業 内 容 事業費 ○産学公連携による産業廃棄物3Rの事業化検討 【実施手法】 ・山口県産業技術センターを核として、県内事業者 や学識者等でプロジェクトチームを編成 【実施内容】 ・鉱さい(スラグ)のリサイクル技術の事業化 (性状把握、製造実証、他用途開発等) 5,000 骨材・土壌固化材等 スラグ 廃棄物3R推 進事業 (3R施設整備補助金) 〈当初予算〉 ・小型家電リサイクルシステムの構築 (6,000) ○産業廃棄物の2R(排出抑制、再使用)に効果の高い 施設を追加し、総合的3R関連施設補助制度を創設 【補 助 対 象 】 本工事費、機械器具費等 【補助対象事業費】 大企業 30,000 千円~、中小企業 3,000 千円~ ※中小企業枠(現行 5,000 千円)を引き下げ 【補助限度額】 30,000 千円 【補 助 率】 1/3以内 30,000 〈当初予算〉 ・リサイクル効果の高い施設への補助 (61,000) 《各段階のスキーム》 県の支援 事業者 の取組 廃棄物3R 事業化支援事業 廃棄物3R推進事業 (既)資源循環事例等 認定普及事業 施設整備 製品認定・普及 技術開発・事業化 -4- 地域活力の創造 新 生態系保全対策促進事業 2,360千円 《自然保護課》 趣 旨 本県の豊かな生態系を保全するため、地域主体による保全活動を推進するととも に、生態系等に深刻な影響を及ぼす特定外来生物について、防除実施計画を策定し ます。 事業の概要 (単位:千円) 項 目 生態系保全活 動支援事業 内 容 事業費 ○本県において特に貴重かつ重要な生態系の保全活動 を行っている地域に対し、コーディネーターを継続 的に派遣し、専門的な助言と提案を行うことにより、 取組を促進 1,725 ・オオサンショウウオの保護活動(岩国市) ・ニホンアワサンゴの保全活動(周防大島町) オオサンショウウオ 特定外来種対 策事業 ニホンアワサンゴ ○在来の生態系への影響や農作物等の被害が懸念され る、特定外来生物であるアライグマ・ヌートリアに ついて、特定外来生物法に基づく防除実施計画を作 成し、被害防止対策を推進 【計画内容】 ・防除目標、区域、期間 ・捕獲の方法及び推進体制 ・モニタリング方法 等 アライグマ ヌートリア -5- 635 地域活力の創造 新 カワウ適正管理事業 2,700千円 《自然保護課》 趣 旨 カワウによる漁業等被害の軽減とカワウ個体群の長期にわたる安定的な維持を 図るため、「特定鳥獣(カワウ)保護管理計画(平成26年3月策定)」に基づき、 個体数調整や継続的なモニタリング調査を実施します。 事業の概要 項 目 内 個体数調整 容 ○大規模営巣地における、計画的かつ効果的な個体数調整 ・高度な技術等を有する者による捕獲体制の整備 ・捕獲計画に基づく大原湖(山口市徳地)での集中捕獲 【参考】 県内のねぐら・営巣地における総個体数目標(5月) 800羽(H25) ⇒ 200羽(H28) モニタリング調査 ○ねぐら・営巣地調査 ・個体数管理のための生息・繁殖状況等の調査 ○飛来地調査 ・アユ等の被害状況及びカワウの採食行動を把握するため、 採食地(河川等)への飛来状況を調査 ○胃内容物調査 ・アユ等の被害状況を把握するため捕獲個体の胃内容物を 調査 計画的な管理 個体数調整 モニタリング調査 ・漁業等被害の軽減 ・適正な個体数の維持 -6- 地域活力の創造 新 動物愛護管理地域活動促進事業 2,000千円 《生活衛生課》 趣 旨 「山口県動物愛護管理推進計画」に基づき、市町、獣医師会、動物愛護団体等と連 携を図りながら、飼主のいない猫に対する地域活動を促進します。 事業の概要 項 目 普及啓発の推 進 内 容 ○市町や地域住民等を対象とした学習会の開催 【対象】市町、地域住民の代表者、関係団体等 【会場】県内8箇所(各保健所単位) ○ポスター、リーフレットによる飼主のいない猫対策等の啓発 動物愛護推進 員の育成と活 動促進 ○動物愛護推進員の資質向上に向けた研修会の開催 【対象】動物愛護推進員70人(県が委嘱) 【概要】飼主のいない猫対策に関する知識の習得(先進事例等) 地域における 適正飼養の促 進 ○地域における飼主のいない猫対策の推進 ・市町の体制整備(推進委員会設置や実態調査等)への支援 ・獣医師会、動物愛護団体等との連携体制の構築 県動物愛護管理推進計画(H26.3 月改定) 飼主のいない猫の引取り数削減に向けた地域における取組の促進 地域住民 動物愛護推進員 地域が主体となった猫の適正管理 [ルールに基づく飼養] 公園等 ○えさやり ○ふん尿処理 等 普及啓発 連携・協力 体制整備 県 市町 獣医師会 動物愛護団体 等 -7-
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