CG演習Ⅱ GIS演習

CG演習Ⅱ
GIS演習
第3学年 前期 選択 演習 2単位
阿部葉子
第3学年 前期 選択 演習 2単位
澤田雅浩
授業の概要およびテーマ
この演習はCG演習の上級編である。「CG実習、CG演習I」(CG演習の初・中級)
の履修より身につけた技術を駆使して、さらに3次元CAD・CGソフトウェアを用
いた建築空間のシミュレーションや課題・コンペのプレゼンテーションに取り組
む。
1)3次元のCAD・CGソフトウェアの建築設計実務における用途
2)建築・インテリアの照明、カラーシミュレーションのためのCG
3)3次元のCAD・CGソフトウェアを用いた仮想空間のデザイン
4)高度なレンダリング技法・プレゼンテーション技法と作業効率化
達成目標
既に習得した建築設計に関する技術や知識を活かし、パーソナルコンピュータと
CGソフトウェアを活用したリアルな空間表現のための照明、質感、視点の設定、
アニメーション作成、レンダリング品質の向上と効率化、フォトレタッチや画像
合成、プレゼンテーション手法などの上級テクニックを身につける。
実践的なCG制作とプレゼンテーションを行うことができるようになること。
授業計画
1)授業概要説明、form.Zの覚えておくと役立つTIPSと復習1~モデリング編
2)form.Zの覚えておくと役立つTIPSと復習2~モデリング編
3)form.Zの覚えておくと役立つTIPSと復習3~レンダリング編、その他
4)演習課題 1「モデリングツールの利用法」
5)演習課題プレゼンテーション
PhotoShopとさまざまなプレゼン手法1
6)演習課題 2
PhotoShopとさまざまなプレゼン手法2
7)演習課題 3
PhotoShopとさまざまなプレゼン手法3
8)最終演習課題へのとりくみ
PhotoShopとさまざまなプレゼン手法4
9)PhotoShopとさまざまなプレゼン手法5
10)PhotoShopとさまざまなプレゼン手法6
12)PhotoShopとさまざまなプレゼン手法7
最終課題中間プレゼンテーション
13)アニメーション制作
14)最終演習課題
15)最終演習課題、プレゼンテーション
学生に対する成績評価基準
受講態度30%、演習課題およびプレゼンテーションの評価70%。
期限後の課題提出は各回3~7点の減点対象となります。
出席・遅刻の基準
カードリーダを使用して出席状況の確認を行い、学内基準に準じます。
課題をすべて提出していても、授業日数の2/3以上の出席がない場合、単位認定
はできません。
テキスト
指定はありません、特に必要な場合は作成して配付を行います。
参考書・参考資料等
・『form.Z+bonzai3dオフィシャルトレーニングブック』
エクスナレッジ、2012年(ISBN978-4-7678-1351-6、図書館蔵書有)
・『form.Z(パワー・クリエイターズ・ガイド)』
阿部葉子、他共著、アスペクト、2002年(絶版、図書館蔵書有)
・『CGテクスチャ プロ技55』
共著、ワークスコーポレーション、2010年(ISBN978-86267-103-5)
・『CG建築パース スーパーテクニック』
共著、ソーテック、2004年(ISBN4-88166-414-X)
・『建築CGレンダリング』
松原宏明、グラフィック、2002年
用具
データのバックアップや移動や保存用に、USBスティックメモリを各自用意して
ください。
履修希望者への要望・事前準備
大きな課題テーマに時間をかけ取り組み、この教科内だけではなく、学科の他の
教科や課題に役立つ表現方法やCG制作の効率化を習得できるので、CG制作とプレ
ゼンテーション技術の向上を図りたい学生は積極的に受講してください。
なお、前提科目の「CG実習」の単位取得をしている事が必須条件で、「CG演習
I」も、単位取得しているかまたは同等の技術を習得しているものとします。
また「PhotoShop」の基本操作を習得しているものとして、授業を進めます。
授業の概要およびテーマ
都市や地域の特徴を把握し総合化する技術として地理情報システム
(GIS)がさまざまな場面で活用されるようになってきました。最
近では国勢調査のデータに代表されるような各種統計調査のデータ
もデジタルデータで公表されるようになり、GISを活用することで
様々な地域分析を行うことができる環境が整備されつつあります。
都市計画だけでなく、環境デザインの様々な場面においてより積極
的な活用ができる状況となっています。
そこでこの演習では、ArcGISというGISアプリケーションを用い
て、その利用方法を身につけながら具体的なデータ処理方法を演習
するとともに、自ら設定した課題に取り組みます。
達成目標
GISアプリケーションをある程度使いこなせるようになる。その上
で、自らが設定した仮説を検証するためのデータ収集およびGISを
用いた分析を行い、その結果をプレゼンテーションすることができ
る。
授業計画
01 ガイダンス :GISとは何か?
02 基本的な操作 :アプリケーションの基本的な操作方法
03 データの追加 :各種データの所在と追加方法
04 データの分類 :データの標準化と可視化
05 データの整理 :必要なデータの抜き取りなど
06 データの結合 :統計データなどのマッチング
07 数値分類 :属性テーブルの操作
08 空間検索 :空間データからのマッチング
09 位置情報の追加:アドレスマッチングの手法など
10 ラスタデータ :ラスタデータの加工、オルソ化など
11 数値地図データ:数値地図データの加工
12 各自課題(1) :課題の設定、データの収集
13 各自課題(2) :データの整理、分析
14 各自課題(3) :分析結果の吟味、プレゼン資料作成
15 課題発表 :課題の発表、講評
学生に対する成績評価基準
各回で提出する課題および最終課題で評価します。
なお、出席が一定回数を下回った場合には、最終課題提出を認めま
せん。
テキスト
各回の内容に応じた演習資料を配付します。
参考書・参考資料等
佐土原聡ほか 『図解!ArcGIS 身近な事例で学ぼう』古今書院、
2,600円
川崎昭如ほか 『図解!ArcGIS GIS実践に向けてのステップアッ
プ』古今書院、2,600円
高橋重雄ほか 『事例で学ぶGISと地域分析』古今書院、3,000円
用具
扱うデータ量がかなりのものになります。フラッシュメモリもしく
はハードディスクを持参してください。
履修希望者への要望・事前準備
この機会にぜひGISに触れ、少しでも使えるようになってくださ
い。いろいろ応用範囲があるはずです。
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