協働による気付き_感想(PDF形式:235KB)

映像制作を通した観光プロモーション
協働による気付き・感想
実施団体 : メディアキャンプin群馬実行委員会
市担当課 : 観光課
内 容
・協働事業という事で、お互いへの一方的な支援ではない関わりを持ち、課題
の理解や事業の進行を行うことは、市民と行政の垣根を無くす貴重な機会で
あったと思います。
・スケジューリングなどでイレギュラーがあったとき、柔軟な対応をして頂い
たことにとても感謝しています。
団体
市
・今回、市民団体ではあるものの、学生という立場でこのような事業に関わ
り、行政や市民のとの連帯を自分たちの関心のある分野で行えたのは、本当に
貴重な機会でした。この事例をきっかけに、学生を対象にした、課題解決型協
働事業提案を行えば、より柔軟で活気のある活動が行われるのではないかと考
えています。
協働事業を行ううえでは次のことに注意をして実施することが大切であると
感じました。
・事業者と市の課題と情報の共有、スケジューリングの確認
・こまめな連絡による意思疎通
・委託事業と異なり「協働事業」という認識のもとでの役割分担
・単年度だけでなく、次年度以降の方向性を想定した事業実施
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家庭内暴力(DV)防止保護支援事業
協働による気付き・感想
実施団体 : 特定非営利活動法人ひこばえ
市担当課 : 男女共同参画室
内 容
DVは、単なる個人的な問題ではなく、性差別や女性蔑視が根底にある社会的構造
的な問題でもあります。その根絶には、社会的な取り組みが不可欠であると常日頃か
ら考えています。
今回、前橋市が「DVは犯罪であり、人権侵害である」ということを理解し、行政として
のDV被害者支援の取り組みを社会的に強化していただきました。前橋市民の3人に1
人と言われているDV被害者にとっては心の安全がいただけましたし、前橋市民全体
にとっても、安全なまちの印象を与えた意義は大きかったと思っています。私達支援者
にとっても、行政とのパートナーシップは大変心強く、覇気を頂けるものでした。
今回、このような選択をしていただいた担当諸氏の皆様の意識には頭が下がる思い
です。しかしながら、全体からみるとまだほんの一部の人たちにすぎません。我々がお
話しさせていただけた一般市民もそうですが、おおむねの行政関係者、県会市会議
員の方々、会社経営者、医療関係者、法曹関係者には、まだまだDVを理解していた
だいていない感じはぬぐえません。一朝一夕には意識の転換は図れないので、今後
もこのような取り組みを継続的に根気強くしていくことが、前橋市をよくするため、社会
をよくするために貢献できることであると感じました。
実際問題として、まずは、社会をよくするためにはたらいていらっしゃる行政の方々
の足元から、DVは他人事ではなく社会の問題としてあるということの意識を持っていた
だけるようなDV防止啓発講座をしていただきたく提案します。
団体
一般市民に対しても、DV防止啓蒙のための継続的な講座を開催していく必要があり
ます。一度聞いただけでは、自分の身に引きよせて感じることは難しいのです。シェル
ターに入っている方々、講座を聴きに来てくださった方々の声を聴くと、10年20年30年
と、自分の身に起きていることが何なのか、分らないまま、否応なしに我慢させられ、支
配させられ、自分をなくし、病気になってしまったと言います。「ここで起きていることは
DVです」と言われたことで、ハッとした、逃げなくてはと思ったと言います。失った人生
は取り戻せませんが、気付いた時からでも、自分らしさを回復していけることを知ること
が被害者の救われる道なのです。そのためには多くの支援が必要になってきます。
手続き上のことも行政との協働があったおかげでスムーズに運んだという例もありま
す。
また、被害者の中には、仕方なく現状で我慢せざるを得ない人もいます。シェルター
利用料(1泊500円~1000円)が負担になるケースも少なくありません。公的なところに
は入れてもらえず、かといって自由になるお金もない。コントロールされたまま、今まで
の生活を続けざるをえない人たちです。
今後も、行政との連携を強め、被害者救済のための委託契約で負担軽減を図り、前
橋市全体がワンストップセンターの役割を果たしていただきたく提案致します。
私たちも、この経験を活かし、被害者に対しての切れ目のない、充実した支援が実
現できるよう、さらなる事業の発展につなげられるよう、頑張っていきます。
本当に1年間、よいお仕事をさせていただき、ありがとうございました。
2
(家庭内暴力(DV)防止保護支援事業)
内 容
DVを未然に防ぐためにも予防啓発を行うことが重要と感じました。
協働においては、行政の市民への情報発信のチャンネルが、民間団体のもつそ
れよりも充実していること等が長所として活用できました。
また、民間団体においては、社会貢献活動の一環として補助金等交付する民
間企業も増えてきているとはいえ、運営資金の調達等にも苦労している様子が
伺えました。
市
今後は、配偶者暴力防止法にある地方公共団体の努力義務である第3条「民
間団体との連携」及び第29条「民間の団体に対する援助」の取り組みを進め
る上で、今回のパートナーシップ事業の経験を生かし、発展した事業を展開で
きるよう努めていきたいと思います。
3
児童文化・芸術活動の支援による「子どもの読書活動」の推進事業
協働による気付き・感想
実施団体 : 前橋市読み聞かせグループ連絡協議会
市担当課 : こども図書館
内 容
パ-トナ-シップ事業を行うことで、多くの方々と絆を深め合えました。ま
た新たな出会いの機会にもなりました。良き出会いがあり、たくさんの方に助
けていただきました。
今後も、私たちが大人として次の世代を担う子どもたちに何を伝えて残して
いくべきかをしっかりと見据えて活動を続けていかなければと改めて感じまし
た。
そして、演じ手としてスキルアップに努め絵本と子どもたちを繋ぐ大きな役目
を行っていることを自覚し、その素晴らしい感動を多くの方に味わっていただ
けるようそのきっかけを今後も投げかけていきたいと思います。
団体
今回、協働事業によりこども図書館の職員の方々が同じ目的を持った仲間と
して接してくださったことに感謝いたします。これからもこのような関係が保
て、市民としてお役に立てることができましたら幸いです。
このパートナーシップ事業は、市と市民活動団体が相互理解や共通認識のも
とに事業実施を進める手法であるため、行政組織単独で実施するより、市民が
より身近に問題解決や主体的に市民力を発揮することができると思います。
市
今回、パートナーシップ事業を実施したことで、市は、団体に企画運営や事
業実施に助言やサポートを行い、市行政組織を活用して支援をするなど協力・
協働の素地や信頼関係を築くことができ、市民力活用の道筋が整ったという感
想を持っています。
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BOOK of SURVIVAL~無限にひろがる図書館構想~ 「敷島。本の森」プロジェクト
協働による気付き・感想
実施団体 : 特定非営利活動法人 前橋芸術週間
市担当課 : 図書館
内 容
平成25年度は運良く市教育委員会、市内小中学校の除籍本の回収が進める事
ができました。今後も図書館からの除籍予定図書の情報が共有できれば、市内
各所の本箱「世界でいちばん小さな図書館」を展開できると思います。
団体
何よりも単年で終わる事なく、一番最初のコンセプト「ライブラリー・シ
ティ・プロジェクト「つくる街からつかう街へ」の実現に向けて意識を共有し
ながら継続していきたいと思っています。
パートナーシップ事業という位置づけにより、社会的にも信用を得ることが
できたと思います。
図書館としても広報活動等について、チラシの配布やホームページ等を通し
て支援を行いました。
市
行政と団体が達成したい目標を共有するためには、もう少し定期的な協議や
相談の場を持ったほうがよいと思いました。
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