製造業のための ECサイト立ち上げマニュアル - EC

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本資料では、ECサイト構築プロジェクトの担当者様に向
けて、ECサイトの企画立案からツール・業者の選定まで
の流れについて説明します。
ECサイトの構築には、一般的なWEBサイトの立ち上げと
は異なるいくつかのポイントがあります。
ECサイト立ち上げの全体像を把握した上でプロジェクト
を進めていくことで、無駄を抑えて、効率よく作業を進め
ることができるでしょう。
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はじめに
目標を明確にする
競合他社のサイトを研究する
ECサイトのイメージを固める
ECサイトの「要件」を洗い出す
必要な「機能」を洗い出す
業者とツールを選定する
ECサイト構築ツール選定のポイント
ECサイト立ち上げの準備にとりかかる前に、「なぜECサ
イトを立ち上げるのか=ECサイトを立ち上げる目標」を
明確にしておくことが大切です。
ECサイト立ち上げの目的が「新規取引先開拓」なのか「業務の効率化」なのか、ある
いは既存顧客からの受注拡大なのか、それによって構築すべきサイトの形は異なります。
そして、サイトの形が異なれば、それによってサイト構築を依頼する業者や使用する
ツール(ソフトウェア)も変わってきます。
新規顧客の開拓や受注拡大が目的なら、マーケティングツールとの連携が容易に行える
ようなツールを選ぶ必要がありますし、業務の効率化にフォーカスするのであれば、受
発注機能の使い勝手にポイントを置く必要があるでしょう。
ECサイトを立ち上げることで自社が「何を得たいのか」をあらかじめ明確にしておく
ことで、この後の作業を進める上での「ブレ」を抑えることができます。
競合他社がどのようなECサイトを運営しているかを研究
することで、自社が目指すべき方向性が明らかになります。
自社の目標が明らかになったら、情報収集に着手します。
ひとくちにB2BのECサイトといっても、その内容は様々です。一般消費財を小売業者
向けに卸す卸サイトを作るのか、建材や薬品、機械などの生産財の受発注サイトを作る
のかでは、必要な機能は大きく異なります。
そこで、自社と同じような目標を持つ競合他社がECサイトでどのようなことをしてい
るかを調査・研究し、これから立ち上げるサイトの方向性を決めてゆきましょう。
他社のサイトを研究することで、自社が「やるべきこと」、あるいは「やらずにおくべ
きこと」が見えてきます。
最低でも3件、できれば10件以上の競合他社サイトを念入りに研究することをおすすめ
します。
目標を明確にし、競合他社サイトの調査を行ったら、自社
で立ち上げるECサイトのイメージを固めていきましょう。
競合他社サイトの研究を通して、自社で構築するECサイトの方向性がおおむね定まっ
てきたら、必要な情報や資料の収集、分析を行い、実際に構築すべきECサイトのイ
メージを固めます。
プロジェクトの初期段階から、おおまかな方向性やイメージが定まっていることもある
でしょう。そのような場合でも、前述の二つのステップ(目標の明確化と競合他社サイ
トの研究)は、必ず実施するようにしてください。
また、サイトのイメージを固めたら、必ずそれを文書にまとめるようにします。
文書として形にしておくことでメンバー間での意思疎通が用意になりますし、これから
プロジェクトを進めていく上での指針として活用することができます。
立ち上げるサイトのイメージが固まったら、それを実現す
るために外してはならないポイント=要件を洗い出しま
しょう。
自社で立ち上げるECサイトのイメージが固まったら、それを実現するために必要とな
るポイント=要件を洗い出していきます。
たとえば、新規取引先拡大を目的として、Web上から集客する仕組みにフォーカスした
サイトを作るのであれば、オンラインで会員登録依頼を受け付けなくてはなりません。
また、受注量の拡大を狙うのであれば、顧客にとって使いやすい操作インタフェースを
提供したり、新商品をタイムリーに公開したりする必要があるでしょう。
構築しようとしているサイトを無理なく運営していくために「はずしてはならないポイ
ント」を、ここで明確にしておきます。
要件が明確になったら、その要件を満たすためにどんな機
能が必要なのかを明確にします。
サイトを成立させるために必要な要件を洗いだしたら、その要件を満たすために、Web
サイトにどのような機能が必要なのかを考えていきます。
たとえば、「オンラインで会員登録依頼を受け付ける」という要件を満たすには、会員
登録受付用のフォームが必要になるでしょう。大量の商品をスムーズに受注するために
は、一般的なカート形式の注文システムに加えて、商品コードやJANコードを指定して
商品を一括注文するような機能があると便利です。
ここでの目的は、この後で行う「ツールやベンダー(開発業者)の選定」に必要な材料
を揃えることなので、個々の機能の具体的な仕様や、どうやって実現するのか、という
ところまで煮詰める必要はありません。
「大体こんな感じの機能」というレベルまで落としこんでおいて、具体的な内容はツー
ルの選定時にベンダーのアドバイスも取り入れつつ、詰めていくようにします。
ECサイトに必要な機能が明らかになったら、
サイトの構築業者とツール(ソフトウェア)を選定します。
サイトに必要な機能を洗いだしたら、サイト構築に利用するツール(ソフトウェア)と、
サイト構築を依頼するベンダー(開発業者)を選定します。ECサイトの構築方法には
いくつかのパターンがありますが、大きく分けると以下の3つに分類できます。
•ASP/クラウドサービスを利用する
月額利用料を支払ってレンタルするタイプのECサイト構築ツールを使用するパターンです。洋服でいえば、デパート等
に売っている既製服を購入するイメージです。手軽に始められる・比較的安価に運用できるなどのメリットがある反面、
柔軟性や拡張性の面でやや制限があります。 ※ASPでありながらカスタマイズが可能な製品もあります。
•パッケージを利用する
既存のソフトウェアパッケージを利用してサイトを構築するパターンです。導入時に規定のライセンス料を支払って、
ベンダーに導入を依頼します。洋服でいうと、セミ・オーダーメイドのようなイメージです。
ライセンス料は製品によってまちまちですが、100万円~数百万円程度が一般的です。通常はカスタマイズが可能なの
で、パッケージに含まれない機能を追加したり、一部を変更したりすることが可能です。既存のパッケージを利用する
ため、フルスクラッチに比べて安価に構築できる、開発期間を短縮できるといったメリットがあります。
•フルスクラッチで開発する
こちらからベンダーに仕様を提示して、一から開発するパターンです。洋服でいうと、完全オーダーメイドのようなイ
メージです。開発にかかる費用は要件やECサイトに組み込みたい機能によって変動します。
オーダーメイドですから、自社でやりたい事はほぼ実現できるというメリットがありますが、その分費用がかさみます。
また、一から開発することになりますので、開発にはそれなりの期間を要します。
ECサイト構築ツールやベンダーを選定する際のポイント
をお話します。
前ページでECサイトを構築する際の3つのパターンをご紹介しました。
どのパターンにもメリットとデメリットがありますので、予算や開設予定日までの期間、実現した
い機能等を検討した上で、適切な方法を選ぶようにしましょう。
パッケージやASPを利用する場合は、ECサイトの要件・実現したい機能と、検討対象となるソフト
ウェア/サービスに標準で備わる機能とのマッチ度を調査した上で、採用可否を判断するようにし
ます。
ツールやベンダーを選定する際のポイントは、最初から一つのツール・ベンダーに決めてしまうの
ではなく、可能性のある数社に見積等を出してもらって比較検討するという事です。このステップ
を踏む事で、自社で見えていなかった課題などが明らかになる場合もありますし、比較により各
サービスの利点や欠点が浮き彫りになることもあります。
ECサイトの要件や必要な機能の一覧を作成してツールの販売業者・開発ベンダーに提示すると、標
準機能とのFit&Gap分析を行い、追加開発が必要な場合は、そこにかかる費用の見積情報を含めた
提案をもらえますので、こうした情報を収集して、選定作業を進めます。
EC-Rider B2B は、初期費用10万円/月額利用料5万円~導入いた
だけるB2B向けECサイト構築システムです。
手軽に導入いただけるASPでありながら、カスタマイズにも対応致
しますので、パッケージとASP、双方のメリットをご提供できます。
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株式会社DRAGON TECHNLOGYでは、これからECサイトの構築をご計画されてい
らっしゃる企業様向けに、無料ご提案サービスを実施しています。
ご希望の方は、次ページのフォームに必要情報をご入力いただき、弊社担当までご送
付ください。B2B向けECサイトの企画・ご提案経験豊富なコンサルタントが、貴社
に合ったECサイトの構築プランをご提案いたします。
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以下の質問にご回答いただき、回答内容を下記までメールにてご送付ください。
不明な項目については、「未回答」とご記入頂ければ結構です。
【質問】
1. ECサイトで取り扱われる予定の商材はどのようなものですか?
2. ECサイトを開設する主な目的は?:(業務効率の向上、販路の拡大など・・)
3. 販売するのは、貴社の自社製品のみですか?
4. サイトを利用されるお取引先の数は、どの程度を見込んでおられますか?
5. 販売対象地域はどのようにお考えですか?(国内のみ/海外展開あり)
6. 海外展開ありの場合、どの国を対象とされるご予定ですか?
7. その他、ECサイトの構築にあたって特にご要望がございましたらお聞かせ下さい。
ご回答送付先:[email protected]
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この度は本資料をご覧頂き、
誠にありがとうございました。
B2B向けECサイトのご構築にご興味をお持ち頂けましたら、
ぜひ下記までお気兼ねなくご連絡下さい。
愛知県名古屋市中村区名駅五丁目23-17
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