【観測地点の移転について】 Q:今回移転する観測要素は。 A:降水量

【観測地点の移転について】
Q:今回移転する観測要素は。
A:降水量、気温、蒸気圧、露点温度、相対湿度、雪(降雪・積雪)、気圧
Q:何故移転するのか。
A:気象庁本庁舎の虎ノ門への移転計画により、大手町の現在の露場では観測
に適した環境の長期的な維持が困難となったため。
Q:移転先の選定理由は。
A:これまでと同様に竹橋駅付近に位置し、かつ観測に適した環境を長期的に
維持することができる地点を検討した結果、北の丸公園を移転先に選定した。
Q:新旧の露場の距離は
A:直線距離で約 900m。
Q:大手町の露場での観測は今後も継続するのか。
A:
「東京」としての観測は北の丸公園に移転するため、正式な観測は終了する。
【平年値の更新について】
Q:平年値を更新する項目は。
A:気温、相対湿度、蒸気圧、風速、日照時間
Q:気温等の平年値を更新するのは何故か。
A:今回の移転に先立ち、両露場での同時比較観測を行った。その結果、両露
場の観測値に有意な差があることが確認されたため、観測地点の平均的な気候
を表す値である平年値を更新する。
Q:両露場で気温等の観測値に差がある要因は。
A:観測場所周辺の環境の違い(周辺の緑地、建築物の状況など)が要因と考
えられる。
Q:過去の観測値、観測開始からの極値・順位の扱いは。
A:値の補正等は行わない。
Q:降水量、雪の平年値を更新しないのは何故か。
A:観測場所の移転の影響を評価することができない(事例数が少なく、差の
有意性を検定できない)ため。
【天気予報について】
Q:気温の予報に、今回の移転は反映されるのか。
A:府県天気予報、時系列予報、週間予報等における「東京」の気温の予報に
ついては、露場移転日の 17 時(日本時間)以降に発表する予報から、移転を反
映する。