2014.4.23 計算力学及び同演習 演習 No. 3 演習 (A) 3-A-1 〔HW(2014.4.23 〆切)〕問題 [2-A-1] で解いた問題について,問 (1)∼(7) の解答を利用して 問 (8)∼(10) を解きなさい. (8) 未知の節点変位を求めなさい. EA 前回の解答から引き続き,k = とする. L u1 1 1 −1 21 F + kg = 1 v1 k −1 3 2F 1 kg = k F − kg (9) 節点 3 に生じる反力ベクトルの x, y 方向成分,F3x , F3y を求めなさい. u1 v 1 k −1 −1 0 0 1 1 g k −u1 − v1 F3x = = 2 −1 −1 0 0 1 1 F3y 2 −u1 − v1 0 0 0 ここで、u1 = g,v1 = −F/2 F3x = −F/2 F3y F − g より k (10) 部材⃝ 1 ,⃝ 2 について,全体座標 (x, y) から局所座標(部材座標)( x¯ , y ¯ ) への座標変換行列を与 え,この部材に生じる応力を求めなさい. 部材⃝ 1 については, 1 N 1 0 −1 0 g 0 ax 1 0 0 0 0 (F − kg)/k 0 N ay ¯ N⃝ = k = 1 = 1 Nbx g 0 −1 0 1 0 1 N 0 0 0 0 0 0 by また,局所座標系での材端力の計算を行うのだが,この部材に対する座標変換行列 T⃝ 1 は単 位行列となるため, ¯1 N 1 0 0 0 0 0 a x¯ 1 ¯ 0 1 0 0 0 0 Na¯y ¯ = T N = = ⃝ 1 ⃝ 1 1 ¯ Nb x¯ 0 0 0 0 1 0 1 N¯ 0 0 0 1 0 0 b¯y したがって部材⃝ 1 に生じる応力は σ⃝ 1 =0 また,部材⃝ 2 については, 2 1 Nax g F/2 1 −1 −1 2 N (F − kg)/k F/2 1 1 −1 −1 k ay ¯ = = N⃝ 1 = 2 2 −1 −1 1 Nbx 0 −F/2 1 N 2 −1 −1 1 1 0 −F/2 by また,局所座標系での材端力は N¯ a2x¯ 1 2 1 −1 N¯ a¯y ¯ = T⃝ 2 N⃝ 2 = − √ N¯ b2x¯ 2 0 N¯ 2 0 b¯y したがって部材⃝ 2 に生じる応力は σ⃝ 2 = N¯ b2x¯ A2 F = √ 2A 1 0 1 0 0 1 0 −1 0 −F F/2 0 0 F/2 1 = √ 1 F −F/2 2 1 −F/2 0 3-A-2 〔HW(2014.4.30 〆切)〕問題 [2-A-1] について,L = 1 [m], A = 900 mm2 , F = 100 kN, E = 250 GPa, g = 0.0 として,以下の問いに答えなさい. (1) [3-A-1] で求めた節点変位や応力の具体的な値を求めなさい. EA = 2.25 × 105 [kN/m] であるから,与えられた値とともに代入すれば,節点変位 k= L の応力は u 0.0 1 −4 v 4.44 × 10 1 u 0.0 2 = [m] v 0.0 2 u3 0.0 v3 0.0 となる.部材⃝ 1 ,⃝ 2 の応力は σ⃝ 1 =0 , F = 78.56742013...[MPa] ≈ 78.6[MPa] σ⃝ 2 = √ 2A (2) 汎用 FEM プログラム ANSYS で解き,変形前と変形後を重ねて表示した図,および軸 力図を示しなさい. 図 1: 原型図 + 変形図 (3-A-2) 図 2: 軸力図 (3-A-2) (3) (1) と (2) で算出した節点変位および部材の応力それぞれについて,両結果を比較した 表を作成し,結果が一致することを確認しなさい. 節点番号 1 2 3 表 1: 節点変位の比較 u x [m](ANSYS) uy [m](ANSYS) u x [m](手計算) 0.0000 0.0000 0.0000 0.44444E − 03 0.0000 0.0000 0.00 0.00 0.00 uy [m](手計算) 4.44 × 10−4 0.00 0.00 表 2: 部材の応力の比較 要素番号 (節点番号) σ [Pa] (ANSYS) σ [MPa] (手計算) 1(1) 1(2) 2(1) 2(3) 0.0000 0.0000 0.78567E + 08 0.78567E + 08 0.00 0.00 78.6 78.6 結果を比較した表 1 および表 2 を見ると,両結果の値が一致することが確認できる. 3-A-3 〔HW(2014.4.30 〆切)〕問題 [3-A-1](すなわち [2-A-1] で上記の条件を与えたもの)のトラ ス構造の節点 1 に作用している外荷重を取り除き,代わりに自重のみを作用させて ANSYS で解析しなさい.ただし,材料の密度は 3000 kg/m3 ,重力加速度は 9.8 m/sec2 としなさい. なお,解答には,具体的なデータとともにモデル(メッシュ)図,変形図等もつけること. 自重のみを作用させた場合,以下の図や表のような結果となる. 図 3: 原型図 + 変形図 図 4: 軸力図 節点番号 1 2 3 表 3: 節点変位 u x [m] 10−7 1.176 × 0.0000 0.0000 uy [m] −3.5280 × 10−7 0.0000 0.0000 表 4: 部材の応力 要素番号 (節点番号) σ [MPa] 1(1) 1(2) 2(1) 2(3) −2.9400 × 10−2 −2.9400 × 10−2 −3.1183 × 10−2 −5.1972 × 10−2
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