離散最適化基礎論 (5) 演習問題 2014 年 11 月 7 日 岡本 吉央 提出締切: 2014 年 11 月 14 日 この凸多面体 C3∗ における次の面の法錐の V 表現を与えよ. 復習問題 5.1 次の H 表現を持つ凸多面体 P を考える. −x ≤ −2, 1 −x ≤ −1, 2 2 P = x∈R . x1 + x2 ≤ 7, x + 4x ≤ 16 1 1. 頂点 (1, 0, 0)> 2. 2 頂点 (0, 1, 0)> と (0, 0, 1)> を結ぶ線分 2 追加問題 5.6 任意の自然数 m, n と任意の ai ∈ Rn , bi ∈ この凸多面体 P の法扇を R に図示せよ. 2 R, c ∈ Rn に対して (ただし,i ∈ {1, . . . , m}),次の線形計 復習問題 5.2 任意の自然数 m, n と任意の ai ∈ R , bi ∈ n 画問題 (P’) R, c ∈ R に対して (ただし,i ∈ {1, . . . , m}),次の線形計 画問題 (P) n maximize c> x subject to a> i x ≤ bi subject to c> x subject to a> i x ≤ bi ∀ i ∈ {1, . . . , m}, x≥0 ∀ i ∈ {1, . . . , m} とその双対問題 (D’) とその双対問題 (D) minimize maximize b> y m ∑ minimize subject to yi ai = c, b> y m ∑ yi ai ≥ c, i=1 i=1 y≥0 y≥0 を考える.ただし,b> = (b1 , b2 , . . . , bm )> ∈ Rm である. を考える.ただし,b> = (b1 , b2 , . . . , bm )> ∈ Rm である. そして,x∗ ∈ Rn が (P) の最適解であり,かつ,y ∗ ∈ Rm (P’) の許容解 x∗ ∈ Rn と (D’) の許容解 y ∗ ∈ Rm に対して, が (D) の最適解であることを仮定する.このとき,任意の 次の 2 条件が同値であることを証明せよ. ∗ i ∈ {1, . . . , m} に対して,yi∗ > 0 ならば a> i x = bi となる ことを証明せよ.ヒント:強双対定理を用いてよい. 1. x∗ は (P’) の最適解であり,y ∗ は (D’) の最適解である. 2. 任意の i ∈ {1, . . . , m} に対して,yi∗ > 0 ならば ∗ a> j) ∈ {1, . . . , n} に i x = bi であり,かつ,任意の (m ∑ yi ai = cj である. 対して,x∗j > 0 ならば 補足問題 5.3 任意の凸多面体 P ⊆ Rn とその任意の面 F ⊆ P (ただし,F 6= ∅) に対して,F の法錐 NF が凸錐で あることを証明せよ. ( 補足問題 5.4 演習問題 5.2 で定義した問題 (P) と (D) を 考える.任意の i ∈ {1, . . . , m} に対して,yi∗ > 0 ならば ( ∗ ∗ n a> i x = bi となることを仮定する.このとき,x ∈ R は ∗ m (P) の最適解であり,かつ,y ∈ R は (D) の最適解であ m ∑ ) はベクトル yi ai i=1 j ( i=1 m ∑ )j yi ai の第 j 成分とい i=1 う意味.) ることを証明せよ.ヒント:弱双対定理を用いてよい. ヒント:第 1 回講義の演習問題 1.7 にある弱双対定理と強 追加問題 5.5 次の H 表現を持つ 3 次元凸多面体 C3∗ を考 双対定理を利用してみよ. える (これは正八面体である) . x + x + x ≤ 1, 1 2 3 x − x + x 2 3 ≤ 1, 1 x1 + x2 − x3 ≤ 1, ∗ 3 x1 − x2 − x3 ≤ 1, C3 = x ∈ R −x1 + x2 + x3 ≤ 1, −x1 − x2 + x3 ≤ 1, −x + x − x ≤ 1, 1 2 3 −x1 − x2 − x3 ≤ 1 . 1
© Copyright 2024 ExpyDoc