八重山地方の地震活動図 2014 年(平成 26 年)7月 石垣島地方気象台 震央分布図 2000m a 多良間島 与那国島 石垣島 西表島 波照間島 b 海溝軸 図中の記号 M : マグニチュード depth : 震源の深さ N : 地震の回数 UND : マグニチュードが決まらない地震が含まれていることを意味する。 震度1以上を観測した地震を吹き出しで示しています。 [概況] 今期間、八重山地方で 463 回(6月 1138 回)の地震を観測しました。 八重山地方で震度1以上を観測した地震は1回(6月1回)でした。 23 日 12 時 23 分に西表島付近(西表島の南南西約 45km)で発生した地震(M3.6、深さ 32km) により西表島で震度 1 を観測しました(震度分布等は次ページ参照)。 5月 27 日頃から発生している与那国島近海(与那国島の北北東約 60km、領域a)の地震活動 は、ほぼ収まりつつあります。 今期間最大規模の地震は 10 日 02 時 10 分に台湾付近で発生した地震(M4.5、深さ 38km、図中 b)でした。 八重山地方で震度1以上を観測した地震一覧(期間:7月1日~31日) 番 号 地 域 No.1 八重山地方 震源時(日 時 分) 緯度 各 23 日 12 時 23 分 震度 経度 地 23 ゚ 57.2' N の 震 深さ 規模 震央地名 32km M3.6 西表島付近 度 123 ゚ 35.5' E 1 : 竹富町船浮 (注)震源要素は暫定値で、後日の調査で変更されることがあります 本資料は、独立行政法人防災科学技術研究所、北海道大学、弘前大学、東北大学、東京大学、名古屋大学、京都大学、高知大学、九州大学、鹿 児島大学、気象庁、独立行政法人産業技術総合研究所、国土地理院、青森県、東京都、静岡県、神奈川県温泉地学研究所、横浜市及び独立行政 法人海洋研究開発機構による地震観測データ、IRIS の観測点(台北、玉峰、寧安橋、玉里、台東)のデータを基に作成しています。 八重山地方で震度1以上を観測した地震の震度分布図 石垣島 与那国島 西表島 波照間島 八重山地方の震度観測地点 詳細は石垣島地方気象台のホームページで閲覧できます URL http://www.jma-net.go.jp/ishigaki/jisinkatudou/jisin.htm 本件に関する問い合わせ先 石垣島地方気象台 0980-82-2159 防災一口メモ 9月1日は「防災の日」 ~自然災害について過去から学び防災に役立てよう~ 9月1日の「防災の日」は、1923年(大正12年)に起きた関東大震災の教訓を忘れないという 意味と、台風の襲来が多いこの時期に、災害への対策を怠らないという意味も含めて、1960 年(昭和35年)に制定されました。 例年この日に全国各地で防災訓練が実施されます。 <石垣島北東沖地震で被害> 八重山地方でも1958年3月11日09時26分に、石垣島近海で地震が発生し、死傷者及び家屋 の半壊等の被害がありました。震源は石垣島の北東約55kmの北緯24度45分、東経124度30 分、深さ約80kmで、地震の規模(M)は7.2でした。この地震により、石垣島、宮古島、西表島で 最大震度5、与那国島で震度4を観測しました。 5 宮古島 西表島 4 5 5 与那国島 石垣島 震度分布図 ブロック塀の倒壊(石垣島) この機会に、自分が住んでいる地域で過去にどのような自然災害が起っているのか、また、 突然起こる自然災害からどう身を守れば良いか、家族で話し合ってはいかがでしょうか。 家庭での防災対策 ・地震が起こったとき子供たちだけでも身を守れるよう訓練をしましょう。 ・落下、転倒物(本棚、冷蔵庫)など危険と感じるものはすぐ対策をとりましょう。 ・非常用品(飲料水、食料、薬)などを備蓄しましょう。 ・災害時における災害用伝言ダイアル「171」を利用する方法を習得しましょう。 ・避難先や道順は複数検討しておきましよう。 ・火の始末、非常持ち出し品の搬出を誰が行なうのか決めておきましょう。 ・消防署などが行なう応急手当の仕方について学んでおきましょう。 ・自治体などで行なわれる防災訓練に積極的に参加しましょう。
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