ABケイマン・トラスト− エマージング・ボンド・ファンド 投資信託説明書

投資信託説明書(交付目論見書)
平成26年4月1日
ABケイマン・トラスト−
エマージング・ボンド・ファンド
ケイマン籍オープンエンド契約型
公募外国投資信託/追加型
●円建−円ヘッジクラス
<管理会社> アライアンス・バーンスタイン・エル・ピー
・ フ
ァンド資産の管理運用業務、受益証券の発行業務およびファンドの投資運用業務を行います。
・ 管理会社は、
アメリカ合衆国デラウェア州法に基づく、
リミテッド・パートナーシップです。ニューヨークに本拠地を置き、世界
21カ国45都市に拠点を有する投資運用会社で、投資運用業務および投資助言業務を提供しています。平成25年12月末日
現在、総額約4,504億米ドル
(約46兆円)の資産を運用しています。
・ 平 成25年12月末日現在、管理会社の出資者に帰属するパートナー資本(Partners’capital attributable to
AllianceBernstein Unitholders)の額は、約40.27億米ドル
(約4,142億円)
です。
(注)米
ドルの円貨換算は、
平成26年1月31日現在の株式会社三菱東京UFJ銀行の対顧客電信売買相場の仲値
(1米ドル=102.86円)
によります。
<受託会社> インタートラスト・
トラスティーズ(ケイマン)
リミテッド
・ ファンドの受託業務を行います。
<保管会社/管理事務代行会社/登録・名義書換事務代行会社>ブラウン・ブラザーズ・ハリマン・アンド・コー
・ ファンド資産の保管業務、管理事務代行業務および登録・名義書換事務代行業務を行います。
<販売会社>
・ 販売会社および販売取扱会社(注)については、下記の照会先にお問い合わせください。
アライアンス・バーンスタイン証券会社 東京支店
照会フリーダイヤル : 0120-800-136
<受付時間> 営業日の午前9時~午後5時
※自動音声による対応は24時間(年中無休)
ホームページ[http://www.abfunds.co.jp]
(注)販 売会社のほかに、投資者からの受益証券の購入または換金(買戻し)を販売会社に取り次ぐ販売取扱会社を設ける場合があります
(以下「販売取扱会社」
といい、販売会社が投資者に直接販売する場合には、販売会社も含まれるものとします。)。
<販売管理代行会社> アライアンス・バーンスタイン・ホールディングス
(ケイマン)
リミテッド
・ 管理会社の任命により、販売関連費用の支払い等の販売関連サービスを行います。
<代行協会員> アライアンス・バーンスタイン証券会社 東京支店
・ ファンドの受益証券の代行協会員業務を行います。
●ご購入にあたっては本書の内容を十分にお読みください。
●ファンドに関するより詳細な情報を含む投資信託説明書(請求目論見書)が必要な場合には、販売取扱会社にご請求ください。
当該販売取扱会社を通じて請求目論見書を交付いたします。なお、請求を行った場合には、投資者がその旨を記録しておくことと
されています。
●また、EDINET(金融庁の開示書類閲覧に関する電子開示システム)
で有価証券届出書等が開示されておりますので、
ファンドの
詳細内容はWEBサイト
(http://disclosure.edinet-fsa.go.jp/)
でもご確認いただけます。
●ファンドの正式名称は「ABケイマン・
トラスト-エマージング・ボンド・ファンド
(外貨建)」ですが、円建−円ヘッジクラスに係るファン
ドの愛称として、
「(外貨建)」を省略し、
「ABケイマン・
トラスト-エマージング・ボンド・ファンド」を使用することがあります。
●この交付目論見書は金融商品取引法(昭和23年法律第25号)第13条の規定に基づく目論見書です。
●この交付目論見書によって行われるファンドの受益証券の募集については、管理会社は、金融商品取引法第5条の規定により有
価証券届出書を平成26年3月31日に関東財務局長に提出しており、平成26年4月1日にその届出の効力が生じております。
●ファンドの受益証券の価格は、
ファンドに組み入れられている有価証券等の値動き等の影響を受けます。これらの運用による
損益は、
すべて投資者の皆様に帰属いたします。
管理会社は
アライアンス・バーンスタイン・エル・ピー
ファンドの目的・特色
ファンドの目的
◆ABケイマン・マスター・
トラスト−エマージング・マーケッツ・ボンド・ポートフォリオ
(以下「投資対象ファンド」
といいます。)
に対する投資を通じて米ドル建の新興国の国債、
政府保証債、
政府機関債および社債等の債券※を実質的な主要投資
対象とし、
値上がり益とインカムゲインからなるトータル・リターンの最大化を追求します。
※新興国の国債、
政府保証債、
政府機関債および社債等の債券を以下「エマージング債券」
といいます。新興国とは、
国民1人当たり総所得に基づき、
世界銀行が高所得国とみなさない国を指します。
購入代金
ファンドの仕組み
購入代金
投資
分配金
換金︵買戻︶代金
販売取扱会社
分配金
換金︵買戻︶代金
投 資 者
購入代金
ABケイマン・
トラスト−
エマージング・ボンド・ファンド
円建 ー 円ヘッジクラス
損益
投資
損益
主 と し て 米 ド ル 建 のエマ ー ジン グ 債 券
A B ケ イ マン・マ ス タ ー・トラス ト ー
エマ ー ジング・マ ー ケッツ・ボ ン ド・
ポ ー ト フォリ オ
*
投資対象ファンド
*投資対象ファンドはケイマン籍の外国投資信託です。
*ファンドはその資産の大部分を投資対象ファンドに投資する予定ですが、
投資対象ファンド以外にも投資をすることがあります。
*投資対象ファンドの運用の基本方針および主要な投資対象等については、3頁の「追加的記載事項」をご参照ください。投資対象ファンドの
資産の管理運用を行う管理会社は、
アライアンス・バーンスタイン・エル・ピーです。
ファンドの特色
ファンドは、米ドル建のエマージング債券を実質的な主要投資対象とします。
◆ファンドは、資産の大部分を投資対象ファンドに投資します。投資対象ファンドは、米ドル建のエマージング債券を
主要な投資対象とします。
◆管理会社は、
ファンドの資産総額の80%以上をエマージング債券に投資する見込みです。
ファンドの投資方針
◆ファンドの資産は、
投資適格の有価証券だけではなく、
非投資適格の有価証券に対しても投資が行われます。非投
資適格の有価証券に対して、
ファンドの純資産総額の50%を超えて投資される場合があります。
◆ファンドは、
純資産総額の10%を超えて、
単一の発行体に投資することができません。ただし、
ソブリン債※1または
準ソブリン債※2に投資する場合を除きます。
◆ファンドは、
純資産総額の30%を超えて、
単一の新興国の債券に対して投資を行うことができません。
1
※ ここでいうソブリン債とは、新興国の政府が発行・保証する債券を指します。
※2 ここでいう準ソブリン債とは、新興国の政府機関または政府系機関が発行・保証する債券を指します。
投資対象ファンドの投資方針については、3頁をご参照ください。
1
米ドル建資産について、原則として為替ヘッジ取引を行います。
◆ファンドは、円建−円ヘッジクラス受益証券に帰属する米ドル建資産について、米ドル・円間の為替変動リスクを
低減するために、米ドル売り円買いの為替ヘッジ取引を行います。
◆為替ヘッジ取引において、円の短期金利が米ドルの短期金利を上回る場合は、米ドルと円との金利差による収益
(為替ヘッジ・プレミアム)
が発生します。一方、円の短期金利が米ドルの短期金利を下回る場合は、米ドルと円と
の金利差による費用(為替ヘッジ・コスト)
がかかります。
為替ヘッジ・プレミアム/コストのイメージ図
︵短期金利︶
︵短期金利︶
円の短期金利が米ドルの
短期金利を上回る場合
為替ヘッジ・
プレミアム
(収益)が発生
米ドル
円
円の短期金利が米ドルの
短期金利を下回る場合
為替ヘッジ・
コスト
(損失)が発生
米ドル
円
※上記はイメージ図です。
原則、毎月15日を分配基準日
(15日がファンド営業日ではない場合は翌ファンド営業日)
とし、
安定した分配を継続して行うことを目指します。
※「安定した分配を継続して行うことを目指す」方針としていますが、
これは、
運用による収益が安定したものになる
ことや1口当たり純資産価格が安定的に推移すること等を示唆するものではありません。また、
1口当たり純資産
価格の水準、運用の状況等によっては安定した分配とならない場合があることにご留意ください。
※将来の分配金の支払いおよびその金額について保証するものではありません。
※ファンド営業日については、8頁のお申込みメモをご参照ください。
◆分配対象額の範囲は、円建−円ヘッジクラスに帰属する純収益としますが、元本から分配金が支払われる場合も
あります。
◆分配に充てなかった収益については、受益証券の純資産価額に反映されることになります。
◆分配は、販売取扱会社を通じて投資者に対して、分配基準日
(同日を含みます。)
から起算して原則として7国内
営業日目以降に支払われます。
分配金に関する留意事項については、4頁をご参照ください。
2
ファンドの目的・特色
追加的記載事項
●投資対象ファンドについて
ファンドがその資産の大部分を投資する投資対象ファンドの概要は以下のとおりです。
フ
ァ
ン
ド
名
ABケイマン・マスター・
トラスト−エマージング・マーケッツ・ボンド・ポートフォリオ
形 態 / 商 品 分 類
ケイマン籍 外国投資信託/オープンエンド型
信
間
平成42年12月31日償還予定
ただし、受益者の利益のため必要と判断された場合には、事前に償還することができ
ます。
運 用 の 基 本 方 針
主に米ドル建の新興国の国債、政府保証債、政府機関債および社債等の債券を
主要投資対象とし、値上がり益とインカムゲインからなるトータル・リターンの
最大化を追求します。
主 要 な 投 資 対 象
主に米ドル建のエマージング債券を主要投資対象とします。
通常、資産総額の80%以上をエマージング債券に投資する見込みです。
米ドル以外の通貨建債券への投資割合は、原則として純資産総額の20%
以内とします。ただし、米ドル以外の通貨建債券に投資する場合は対米ドル
で為替ヘッジをする予定です。
社 債への投資割合は、純資産総額の35%以内とします。また、投資対象
ファンドは、株式等のエクイティ証券に対する投資を行いません。
託
期
決
算
日
主 要 な 投 資 制 限
管
投
受
用
資
理
運
託
等
会
用 会
会
資対象ファンドの資産は、投資適格の有価証券だけではなく、非投資適格の
投
有価証券に対しても投資が行われます。非投資適格の有価証券に対しては、
純資産総額の50%を超えて投資される場合があります。
新興国における単一国への投資割合は、純資産総額の30%以内とします。
毎年9月30日
費
※ただし、投資対象ファンドは、転換社債の行使等により、純資産総額の25%までエクイティ証券
を保有することができます。
投資対象ファンドの総資産の50%以上を金融商品取引法第2条第1項に定義
される「有価証券」に投資します。ただし、投資対象ファンドの運用開始直後、
大量の買戻請求が予想される場合または管理会社がコントロールすることが
できないその他の状況が予想される場合を除きます。
単一発行体が発行する債券への投資割合は、
純資産総額の10%以下とします。
ただし、
ソブリン債または準ソブリン債に投資する場合を除きます。
借入残高総額は、
純資産総額の10%を超えないものとします。ただし、
合併等の
特別事態により一時的に当該10%の制限を超える場合はこの限りでは
ありません。
管理会社報酬:
<管理会社として提供するサービス>
投資対象ファンドの純資産価額の年率0.01%(ただし、年間50,000米ドルを上限
額とします。)
<投資運用会社として提供するサービス>
投資対象ファンドの純資産価額の年率0.75%
その他費用・手数料:
その他費用・手数料として、投資対象ファンドの受託会社報酬、管理事務代行報酬、
保管会社報酬および取引手数料等の運営費用を含む、投資対象ファンドに関する
手数料・報酬および費用等があります。
これらの手数料・報酬および費用等の合計額は、運用状況等により変動するもので
あり、事前に料率・上限額等を示すことができません。
社
社
アライアンス・バーンスタイン・エル・ピー
社
ブラウン・ブラザーズ・ハリマン・
トラスト・カンパニー(ケイマン)
リミテッド
管 理 事 務 代 行 会 社
保
管
会
社
登録・名義書換事務代行会社
ブラウン・ブラザーズ・ハリマン・アンド・コー
3
分配金に関する留意事項
●分配金は、預貯金の利息とは異なり、投資信託の純資産から支払われますので、分配金が支払われると、
その金額相当分、1口当たり純資産価格は下がります。
投資信託で分配金が
支払われるイメージ
分配金
投資信託の純資産
●分配金は、分配期間中に発生した収益を超えて支払われる場合があります。その場合、分配金落ち日の
1口当たり純資産価格は、前月分配金落ち日の1口当たり純資産価格と比べて下落することになります。
また、分配金の水準は、必ずしも分配期間におけるファンドの収益率を示すものではありません。
※「分配期間」とは、ある分配金落ち日から翌月の分配金落ち日までの期間をいいます。なお、分配金落ち日とは、分配基準日
(原則毎月15日とし、15日がファンド営業日ではない場合は翌ファンド営業日とします。)の翌ファンド営業日をいいます。
(分配期間中に発生した収益を超えて支払われる場合)
ケースA
ケースB
(前月分配金落ち日(分配後)から1口当たり純資産価格が上昇した場合)
(前月分配金落ち日(分配後)から1口当たり純資産価格が下落した場合)
10,060円
10,050円
期間収益
10円
10円
10,050円
分配金
20円
10,040円
10,040円
配当等収益
10円
10円
前月分配金落ち日
(分配後)
当月分配金落ち日
(分配前)
当月分配金落ち日
(分配後)
前月分配金落ち日
(分配後)
(注)分配期間に生じた収益以外
から10円を取り崩し
分配金
20円
当月分配金落ち日
(分配前)
10,020円
当月分配金落ち日
(分配後)
(注)分配期間に生じた配当等収益
以外から10円を取り崩し
(注)分配金は、分配方針に基づき支払われます。分配対象額の範囲については、2頁をご参照ください。
※上記はイメージであり、実際の分配金額や1口当たり純資産価格を示唆するものではありませんので
ご留意ください。
投資信託の収益については、分配金だけに注目するのではなく、
「 分配金の受取額」と「ファンドの受益
証券の1口当たり純資産価格の増減額」の合計額でご判断ください。
●投資者のファンドの受益証券の購入価格によっては、以下のとおり、分配金の一部ないしすべてが、
実質的には元本の一部払戻しに相当する場合があります。ファンド購入後の運用状況により、分配金額
より1口当たり純資産価格の値上がりが小さかった場合も同様です。この場合においても、元本の一部
払戻しに相当する部分は、分配金として課税対象となります。
(分配金の一部が元本の一部払戻しに相当する場合)
分配金
投資者の
購入価格
(分配金の全部が元本の一部払戻しに相当する場合)
Ⓐ
Ⓑ ※購入価格を上回る
部分(Ⓐ部分)だけ
でなく、購入価格を
分配金支払後
下回る部分
(Ⓑ部分)
1口当たり
についても、分配金
純資産価格
として 課 税 対 象と
なります。
投資者の
購入価格
(注)分配金に対する課税については、
「手続・手数料等」の「税金」をご参照ください。
4
Ⓑ ※購入価格を下回る
部 分( Ⓑ 部 分 )に
ついても、分配金と
分配金支払後
して課税対象となり
1口当たり
ます。
純資産価格
分配金
投資リスク
受益証券1口当たり純資産価格の変動要因
ファンドは、その受益証券1口当たりの純資産価格が、組み入れられる有価証券等
の値動き等の影響を受けて下落または上昇することがある外国投資信託であり、
元本保証のない金融商品です(投資信託は預貯金とは異なります)。それゆえ、
ファンドへの投資により、損失を被ることがあり、投資金のすべてを失うこともあり
ます。ファンドへの投資にはリスクが伴い、
ファンドの運用による損益はすべて投資
者に帰属します。
ファンドの主なリスク要因は、次のとおりです。詳細は、請求目論見書の該当箇所を
ご参照ください。
<為替変動リスク>
円建-円ヘッジクラスは、
ファンドの基準通貨である米ドルと表示通貨である円との間の為替レー
トの変動による影響を減らし、米ドル建てのリターンとより密接に連動するリターンを提供するこ
とを目的とするため、為替ヘッジにより、円・米ドル間の為替エクスポージャー(米ドル建資産を保
有することによって、米ドルの為替変動リスクにさらされている資産の度合いをいいます。)の低
減に努めますが、
かかる為替ヘッジが完全に有効であるとの保証はありません。通常、米ドルの短
期金利が円の短期金利より高い場合は、金利差相当分のヘッジコストがかかります。
<信用リスク>
ファンドが投資する債券の発行体について、支払債務その他の債務が履行されない場合(債務
不履行)、当該発行体の財務状況が悪化する場合、
または信用格付けが格下げになる場合があり、
このような事由は、
ファンドの純資産価額が下落する要因となります。
また、
ファンドは、投資適格未満または格付けはされていないものの同等の信用力にとどまる
高利回りの高リスク債券に投資することがあります。このような債券は、一般に「ジャンク債」と
呼ばれ、高格付けの債券よりも元本および利息の支払いについて重大な損失を被るリスクがあ
り、
また、
景気後退期間または金利上昇期間においては、
発行体による利息または元本の支払いが
できなくなる
(債務不履行となる)
可能性が上昇します。
<金利変動リスク>
ファンドの受益証券の価格は、その投資対象の価値とともに変動します。債券の投資価値は、一
般的な金利水準の変動に応じて変動します。金利低下時は、債券の価格は一般的に上昇します
が、
金利の低下が景気後退の前兆とみなされる場合には、
ファンドの保有する証券の価格は金利の
低下とともに下落することがあります。逆に、
金利上昇時は、
債券の価格は、
一般的に下落します。
<新興国市場リスク>
新興国市場(エマージング・マーケット)の発行体が発行する証券に対する投資には、発達した市場
の発行体が発行する証券に投資することに通常伴うリスクに加え、
以下の重大なリスクを伴います。
(i) 取 引高が少なくまたは取引が生じないことにより、発達した資本市場において同等の発行
体が発行する証券に比べて、流動性が失われ、
また値動きが大きくなること。
(ii) 国 家政策の不確実性および社会・政治・経済情勢の不安定により、資産収用、没収的課税、
高インフレ率または外交関係の悪化等の事態が生じる可能性が増大すること。
(iii) 為替レートが変動しうること、投資対象に適用される法制度が異なること、および為替管理、
保管上の制約その他の法律・規制が存在しまたは今後課せられる可能性があること。
(iv)国益に影響を及ぼすものとみなされる発行体または産業に対して課せられる投資上の制限等、
ファンドの投資機会の制約につながる国家政策が実行されうること。
(v) 民間・外国投資、
および私有財産に係る法整備が欠如しているか、
または未整備であること。
受益証券への投資に伴うリスク要因は、上記に掲げられたリスク要因に限られません。
5
その他の留意点
ファンドのお取引に関しては、金融商品取引法第37条の6の規定(いわゆるクーリング・オフ)の
適用はありません。
リスクの管理体制
管理会社は、
ファンドが保有するポジションのリスクおよびファンドの総合的なリスク要因の影響
力を監視・測定することができるリスク管理方法を採用しております。管理会社内においては、
ポートフォリオ運用チームがそれぞれの関連するポートフォリオ内のリスク管理について一次的
な責任を有しておりますが、その一方で、管理会社には、広範な内部調査および評価の一環として、
ポートフォリオ運用機能からは独立した監視を行う複数のチームが存在します。かかる独立した
チームには、以下のものがあります。
コンプライアンス部 内部に定められているポートフォリオ運用指針およびその他の指針ならびに適用ある
法令の遵守の確保を追求します。
リスク管理部
信用リスクおよび取引相手方リスクを含む運用上およびその他のリスクを監視・評価
することを追求します。
内部監査部
特に、
管理会社の社内規程および手続きの遵守を評価します。
6
運用実績
※ 過去の実績を示したものであり、将来の成果を示唆・保証するものではありません。
※ 金額および比率を表示する場合には、四捨五入しております。
したがって、合計の数字が一致しない場合があります。
純資産の推移
純資産総額
ラ
分配の推移
4,941,123,658円
89.0*27.4
1口当たり純資産価格
8,850円
(1口当たり、税引前)
会計年度
純資産総額および1口当たり純資産価格の推移
1口当たり純資産価格
純資産総額
運用開始日
(2013年1月17日)
∼2014年1月末日:月次データ
(円)
(億円)
純資産総額
(百米ドル、右軸)
1口当たり純資産価格
(米ドル、左軸)
12,000
80
11,000
60
10,000
40
9,000
20
8,000
(2013年1月17日〜2013年9月30日)
11000
10000
9000
8000
2013/1/17
2013/1/31 2013/3/31 2013/5/31 2013/7/31 20
0
2013年1月末 2013年3月末 2013年5月末 2013年7月末 2013年9月末 2013年11月末 2014年1月末
80
60
40
以下の情報は、
ファンド全体の資産の状況を記載しています。
20
◆資産の組入比率
1
200円
(注1)
当
該会計年度における累計額を記載しています。
(注2)
初
回の分配基準日は、
2013年2月15日でした。
主要な資産の状況
順位
分配
12000
第1会計年度
※2014年1月末日現在
0
国名
口数
ケイマン諸島
投資信託
19,922,618
銘柄名
AB Cayman Master
Trust - Emerging
Markets Bond Portfolio
取得原価(米ドル)
単価
金額
種類
(業種)
10.02
(平成26年1月末日現在)
(注1)
時価(米ドル)
単価
金額
(注1)
199,667,681
10.17
202,613,025
投資比率
(注2)
(%)
99.64
(注1)取得原価(米ドル)
および時価(米ドル)
は、
ファンドが保有する投資対象ファンドの受益証券の取得原価および時価をそれぞれ意味します。
(注2)投資比率は、
ファンドの純資産総額に対する当該投資対象ファンドの資産の時価の比率です。
◆投資対象ファンドの投資有価証券の主要銘柄(上位10銘柄)
(平成26年1月末日現在)
1
REPUBLIC OF COTE S/UP 12/31/32
コートジボワール
政府機関債
5.750
2032/12/31
投資比率
(注)
(%)
2.91
2
REPUBLIC OF IN 6.875% 01/17/18
インドネシア
政府機関債
6.875
2018/01/17
1.62
3
DUBAI GOVT INT' 7.75% 10/05/20
アラブ首長国連邦
政府機関債
7.750
2020/10/05
1.51
4
HUNGARY 6.375% 03/29/21
ハンガリー
政府機関債
6.375
2021/03/29
1.47
5
REPUBLIC OF LAT 5.25% 02/22/17
ラトビア
政府機関債
5.250
2017/02/22
1.42
6
VNESHECONOMBANK( 6.8% 11/22/25
アイルランド
社債
6.800
2025/11/22
1.36
7
HUNGARY 7.625% 03/29/41
ハンガリー
政府機関債
7.625
2041/03/29
1.35
8
REPUBLIC OF CO 8.125% 05/21/24
コロンビア
政府機関債
8.125
2024/05/21
1.17
9
REPUBLIC OF IND 7.75% 01/17/38
インドネシア
政府機関債
7.750
2038/01/17
1.17
10
PETRONAS CAPITA 5.25% 08/12/19
マレーシア
社債
5.250
2019/08/12
1.11
順位
銘柄名
国名
(注)投資比率は、投資対象ファンドの純資産総額に対する当該銘柄の時価の比率です。
年間収益率の推移
−10
(%)
15
10
5
0
−5
−10
−8.14
−15
(
第1会計年度
2013年 1 月17日∼
2013年 9 月30日
)
(注)収益率(%)
=100×
(a-b)/b
a=会計年度末の1口当たり純資産価格(当該期間の分配金の合計額を加えた額)
b=1口当たり当初発行価格(10,000円)
7
種類
利率(%)
償還日
手続・手数料等
お申込みメモ
申
込
期
間
平成26年4月1日から平成27年3月31日まで
(申込期間は、
上記期間満了前に有価証券届出書を提出することによって更新されます。)
※お申込みは「ファンド取引日」に限られます。
※「ファンド取引日」
とは、
ニューヨークにおける各銀行営業日および日本における各銀行営業日である
「ファンド
営業日」をいいます。なお、管理会社が別途「ファンド営業日」を決定する場合もあります。
購
入
価
格
ファンド取引日に受益証券の購入のお申込みを行うことができます。
購入のお申込み後、
管理事務代行会社によって申込注文が受け付けられた最初のファンド
取引日において決定される受益証券1口当たり純資産価格を、購入価格とします。
購
入
単
位
1口以上1口単位
購
入
代
金
国内約定日から起算して4国内営業日目までに、販売取扱会社に対して、購入金額をお支
払いください。
※ここでの「国内約定日」
とは、販売会社が購入注文の成立を確認した日をいいます。通常、お申込みの翌国内
営業日となります。
換 金( 買 戻 )単 位
1口単位
換 金( 買 戻 )価 格
ファンド取引日に、受益証券の換金(買戻し)のお申込みを行うことができます。
換金(買戻し)のお申込み後、管理事務代行会社に申込注文が受け付けられた最初の
ファンド取引日において決定される受益証券1口当たり純資産価格を、換金(買戻)価格と
します。
換 金( 買 戻 )代 金
国内約定日から起算して原則として4国内営業日目に、換金(買戻)代金をお支払いいた
します。
※ここでの「国内約定日」
とは、販売会社が換金(買戻)注文の成立を確認した日をいいます。通常、お申込みの
翌国内営業日となります。
申 込 締 切 時 間
販売会社における購入・換金(買戻し)の申込受付時間は、原則として、午後2時30分
(日本時間)
までとします。
販売取扱会社(販売会社を除きます。)
における申込受付時間は、当該各販売取扱会社に
よって異なる場合があります。
換 金( 買 戻 )制 限
管理会社は、
ファンド取引日において、
ファンドの発行済受益証券の10%超の買戻請求を
受領した場合には、受益証券の買戻しを制限することができます。
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手続・手数料等
購入・換金(買戻し)の
受付の中止および停止
管理会社の裁量によって、
受益証券の購入注文が受け付けられないことがあります。
また、以下の期間の全部または一部において、受益証券の買戻しを停止し、または買戻
代金の支払期間を延期することがあります。
(i) ファンドの投資対象の主要な部分について、上場、マーケット・メイク、取引もしくは
取扱いがなされている証券取引所、商品取引所、先物取引所もしくは店頭市場が
閉鎖され
(慣習上の週末および休日による休業日である場合を除きます。)
またはかかる
いずれかの取引所もしくは市場での取引が制限もしくは停止がなされている期間
(ii) ファンドが投資対象を処分することが合理的に実行することができないと管理会社
が判断する状況またはかかる処分により受益者に対して重大な損害を及ぼし得る
状況が存在する期間
(iii)投資対象の価値もしくはファンドの純資産価額の評価に通常用いられる手段に障害
が発生したことまたはその他の理由により、投資対象その他の資産の価値もしくは
ファンドの純資産価額を合理的もしくは公正に評価することができないと管理会社
が判断する期間
(iv)ファンドの投資対象の換金
(買戻し)
またはかかる換金
(買戻し)
に伴う資金の移転が、
通常
の価格または通常の為替レートで実行することができないと管理会社が判断する期間
償
還
日
ファンドは、平成34年1月31日に終了する予定です。
ただし、
管理会社が、
受託会社と協議の上、
受益者の利益のためと判断した場合には、
事前
にファンドを終了させることがあります。
決
算
日
毎年9月30日
信 託 金 の 限 度 額
ファンドにおける信託金の限度額は、特に定めがありません。
分
配
原則、毎月15日(15日がファンド営業日ではない場合には、その翌ファンド営業日)を
分配基準日として、分配を宣言します。
分配は、販売取扱会社を通じて投資者に対して、分配基準日(同日を含みます。)から
起算して原則として7国内営業日目以降に支払われます。
書
ファンドの会計年度の終了(毎年9月30日)およびファンドの運用の終了後に、期間中の
運用経過およびファンドが保有する資産の内容などを記載した運用報告書を作成します。
運用報告書は、販売取扱会社を通じて投資者に交付されます。
課税上の取扱いについて
課税上は公募外国株式投資信託として取扱われます。
ただし、将来における税務当局の判断によりこれと異なる取扱いがなされる可能性もあり
ます。
そ
受益証券の申込みを行う日本における投資者は、販売取扱会社と外国証券の取引に
関する契約を締結する必要があります。このため、販売取扱会社は「外国証券取引口座
約款」その他所定の約款(以下「口座約款」といいます。)を投資者に交付し、投資者は、
口座約款に基づく取引口座の設定を申し込む旨を記載した申込書を提出する必要が
あります。
運
用
報
の
告
他
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手数料等
投資者が直接的に負担する費用
購
入
手
数
料
換 金( 買 戻 )手 数 料
購入時の申込手数料はかかりません。ただし、受益証券の購入後の経過年数が4年未満
での換金(買戻し)の場合には、経過年数に応じて、条件付後払申込手数料がかかります。
購入後4年未満の期間に買戻しされる受益証券について、
ご換金時の価格に以下の料率
を乗じて得た額をご負担いただきます
(条件付後払申込手数料)。
受益証券の購入後の経過年数
条件付後払申込手数料
2年未満
3.
5%
2年以上3年未満
2.
0%
3年以上4年未満
1.
0%
4年以上
なし
(注)条件付後払申込手数料の金額は、最も低い条件付後払申込手数料から優先して計算されます。すなわち、
投資者は、
ご購入後の経過年数がより長い受益証券から買い戻すものとみなされます。
投資者が信託財産を通じて間接的に負担する費用
管 理 会 社 報 酬
受 託 会 社 報 酬
販 売 会 社 報 酬
販売管理代行報酬
代 行 協 会 員 報 酬
その他費用・手数料
<管理会社として提供するサービス>
純資産価額の年率0.01%
<投資運用会社として提供するサービス>
純資産価額の年率0.19%
年間10,000米ドル
純資産価額の年率0.30%
純資産価額の年率0.95%
純資産価額の年率0.05%
その他費用・手数料として、設立費用、運営費用、組入れ有価証券の売買手数料、弁護士
および会計士の報酬・費用、税金および行政関係諸費用、保管会社報酬、管理事務代行
会社報酬、登録・名義書換事務代行会社報酬等を、
ファンドを通じて間接的にご負担いた
だいております。
以上のその他費用・手数料については、運用状況等により変動するものであり、事前に
料率・上限額等を示すことができません。
さらに、投資者は、投資対象ファンドであるABケイマン・マスター・
トラスト−エマージング・
マーケッツ・ボンド・ポートフォリオに係る手数料・報酬および費用を、以下のとおり、間接的
にご負担いただくことになります。
ABケイマン・マスター・
トラスト−エマージング・マーケッツ・ボンド・ポートフォリオ(投資対象ファンド)に係る費用
管 理 会 社 報 酬
そ の 他 費 用・手 数 料
<管理会社として提供するサービス>
投資対象ファンドの純資産価額の年率0.01%(ただし、年間50,000米ドルを上限額と
します。)
<投資運用会社として提供するサービス>
投資対象ファンドの純資産価額の年率0.75%
その他費用・手数料として、受託会社報酬、管理事務代行報酬、保管会社報酬および取引
手数料等の運営費用を含む、投資対象ファンドに関する手数料・報酬および費用等が
あります。
これらの手数料・報酬および費用等の合計額は、運用状況等により変動するものであり、
事前に料率・上限額等を示すことができません。
※上記手数料等の合計額については、購入金額や保有期間等に応じて異なりますので、あらかじめ表示することができません。
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税金
・以下の表は、個人投資者の源泉徴収時の税率であり、課税方法等により異なる場合があります。
時期
項目
分配時
所得税および住民税
換金
(買戻)
時および償還時
所得税および住民税
税金
配当所得として課税
分配金に対して20.315%
譲渡所得として課税
換 金( 買 戻 )時 および 償 還 時 の 差 益( 譲 渡 益 )に対して
20.315%
・源泉徴収税率は、20.315%(所得税15.315%、住民税5%)、平成50年1月1日以後は20%(所得税15%、住民税
5%)の税率が適用されます。
・上記は、平成26年3月31日現在のものであり、税法が改正された場合等には、税率等が変更される場合があります。
・法人の場合は上記とは異なります。
・税金の取扱いの詳細については、税務専門家等にご確認されることをお勧めします。
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