Stock「8963 インヴィンシブル投資法人~高値圏の推移が続く」 平成 27 年 03 月 27 日 ■ 業績推移(百万円) 決算期 2013.06 2013.12 2014.06 2014.12 2015.06E 2015.12E 営業収益 営業利益 経常利益 2,760 2,740 3,776 4,611 4,631 5,034 1,231 1,266 2,235 2,770 2,439 2,812 336 353 902 1,959 1,903 2,294 純利益 EPS(円) 分配金(円) 配当性向 335 353 902 1,958 1,902 2,293 249 259 573 762 712 859 264 237 573 733 712 859 総資産 106.0% 80,249 91.5% 79,177 100.0% 79,262 96.2% 130,477 100.0% 100.0% 純資産 自己資本比率 借入金利 32,848 35,845 36,374 61,392 40.9% 45.3% 45.9% 47.1% 3.66% 1.95% 1.48% 1.07% 1.06% 1.06% ■ 指標(百万円) 株価(円) 発行済口数 時価総額 NAV倍率 分配金(円) 分配金利回 株価/FFO NOI利回 LTV 59,900 2,668,686 159,854 2.3 1718 2.9% 23.6 6.0% 51.4% ■ 8963 インヴィンシブル投資法人の株価が堅調である。一連のリファイナンスによる借入コスト軽減と大規模なホテル 取得により評価は大きく好転、 時価総額は 1500 億円を越え、 平均借入利率は 1.07%まで低下した。 2 月に新たに 3 ホテルを取得し、ホテルは取得物件の 44%を占めるまでになった。ホテル型中堅 REIT とし て機関投資家のシェアも上昇している。 ■ 株価指標では NAV 倍率 2.3、分配金利回り 2.9%、株価/FFO23.6 と、さすがに割安感は薄れたが、 2015.12 月期の分配金は 859 円へ大幅増の予定で、 今後優先交渉権を持つホテルは 20 に上っている。 保有するホテルブランド「マイステイズ」は長期滞在型で、外国人もターゲットとしている。2020 年開催の東京 オリンピック関連銘柄として注目されている。 ■ 株価推移 ■ 株価は再度 60000 円をうかがう動きとなっている。指標面では割安と言えない水準まで上昇して きたが、①今後のホテル取得期待、②外人旅行者の増加・宿泊料金の上昇期待、③格付取得の期待、 といったポジティブ要素から、当面はアウトパフォームが続きそうだ。 ■ リスクとしては①日本の財政悪化に伴う国債利回り上昇、②信用不安を契機とした信用スプレッド上昇、 ③大規模災害、があげられる。しかし、外部環境は同社にとってプラス要因が多く、押し目買いの ニーズは強いだろう。
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