国道 220 号志布志 市志布志 町 帖 地区の事故対策が完了!;pdf

平 成27年3月24日
国土交通省 九州地方整備局
大 隅 河 川 国 道 事 務 所
記 者 発 表 資 料
し ぶ し
し ぶ
し ちょうちょう
国道 220 号志布志市志布志 町 帖 地区の事故対策が完了!
~事故に繋がる挙動が減少しました!~
『事故ゼロプラン~事故危険区間重点解消作成~を推進します。』
○ 大隅河川国道事務所では、平成22年度から事故ゼロプラン※(事故危険区間重点
解消作戦)の取り組みを実施しています。
し
ぶ し ちょうちょう
てんじん
ごんげんばし
○ 今回実施した事故対策箇所(志布志 町 帖 地区の天神交差点及び権現橋交
差点)は、長い下り坂の途中にカーブがあり、その後、交差点が2箇所連続して
いるため追突事故や事故に繋がる危険な挙動がありました(別紙1参照)
。
○ 平成26年3月に志布志警察署、志布志市役所、大隅河川国道事務所で事故対策
の内容を現地で確認し、平成27年1月末に事故対策工事を完成させました。
○ 対策効果としては、①交差点部の走行速度の抑制が17%向上②走行車線のはみ
出しが24%減少しました(別紙2、3参照)。
※事故ゼロプランとは、交通事故が多発する特定の区間等に対して、集中的・重点的
に交通事故対策を実施することで、交通事故の撲滅を目指す取り組みです。
<お問い合わせ先>
国土交通省 九州地方整備局 大隅河川国道事務所
TEL 0994-65-2541(代表) URL:http:// www.qsr.mlit.go.jp/osumi/
技術副所長
道路管理課長
ながとし
しん た ろ う
うえはら
よしふみ
永利 信太郎(内線
上原
良文
(内線
205)
431)
別紙 1
てん
じん
天 神 交 差 点
ごん げんばし
事故対策整備効果の概要
権現橋交差点
一般国道 220 号
1.位置図
くしま
至 串間市
てんじん
天神交差点
下り坂
当該箇所
ごんげんばし
権現橋交差点
かのや
至 鹿屋市
2.事故発生状況
国道 220 号 天神交差点~権現橋交差点間では、H17 年から H26 年にかけて 24 件事故が発
生しており、その内約 7 割がスピードの出し過ぎによる追突の事故でした。その他にも、事故
に繋がる危険な挙動として「走行車線のはみ出し」が確認されていました。
3.事故の危険な挙動要因
天神交差点
◇走行車線のはみ出し
走行速度が高く、
出会い頭事故の危険!
至 鹿屋市
至 串間市
◇道路が急勾配
交差点の停止車両と
追突事故の危険!
権現橋交差点
◇速度の高い車両
交差点の停止車両と
追突事故の危険!
至 串間市
◇交差点の屈曲
走行車線が認知しにくい
出会い頭事故の危険!
至 鹿屋市
別紙 2
てん
一般国道 220 号
じん
天 神 交 差 点
ごん げん ばし
事故対策整備内容
権現橋交差点
4.事故対策整備内容
事故の要因①
対策①
交差点手前は縦断勾配が急である為、交差
・ゼブラ舗装、注意喚起文字
点進入車両の走行速度が上がりやすい
・ドットラインによる減速対策
事故の要因②
対策②
交差点が屈曲部に位置する為、交差点内の
・カラー舗装による視覚的な誘導対策
走行車線を認知しにくい
天神交差点
ゼブラ舗装
(L=50m)
至 串間市
カラー舗装
(拡幅区間)
カラー舗装
(交差点,左直線のみ)
【整備後】ゼブラ舗装
至 鹿屋市
鹿屋市
至
権現橋交差点
カラー舗装
(拡幅区間,左直線のみ)
ドットライン
【整備後】ドットライン
注意喚起文字
カラー舗装
(交差点,左直線のみ)
至 鹿屋市
至 鹿屋市
至 串間市
事前調査
H26.10.19(日) 13 時台
事後調査
H27.1.25 日(日)13 時台
5.整備効果-①(走行速度の抑制)
約 17%増加
約 10%増加
規制速度 50km 以下で走行する車両が 10~17%程度増加しました。
別紙 3
てん
じん
神 交 差 点
ごん げん ばし
一般国道 220 号 天
挙動・速度調査結果
権現橋交差点
5.整備効果-②(走行車線はみ出しの改善)
【天神交差点】
【権現橋交差点】
整備前
整備後
整備前
整備後
権現橋交差点整備前後の走行軌跡比較図
◆凡
カラー舗装によって、
走行車線が分かりやすい!
例◆
・・整備前
・・整備後
至 串間市
至 鹿屋市
走行車線をはみ出す車両の減少効果
権現橋交差点
天神交差点
事前調査
H26.10.19(日) 13 時台
事後調査
H27.1.25 日(日)13 時台
約 24%低減
約 11%低減
走行車線をはみ出して走行する車両が 11~24%減少しました。
今回の事故対策により、走行車両の速度が低減し、走行車線が分かりやすくなったことから、
交差点を注意して走行する車両が増加したと考えられ、「交通事故の減少」が期待されます。