自主防災組織の防災力の強化について花巻市は自主防災組織の防災力を強化することを目的として、平成２５年度と平成２６年度に自主防災組織のリーダー等を対象とし、災害時における地域の活動や事前の対策等について自分たちが実際に考える災害図上訓練を実施しました。平成２５年度の訓練は地域の危険個所や地形、道路や水路の状況、家屋の密集度などから地域の強み、弱み等を白地図に落として確認するという内容の訓練でしたが、平成２６年度の訓練は震度６弱の地震の発生によりライフラインがストップしたという状況を想定し、建物倒壊、土砂崩れ等による道路の通行不能箇所や安否確認の経路などを白地図に落とし、また、自主防災組織としてどのような活動を行わなければならないか自分たちで考えるという内容の訓練としました。また、訓練終了後には、昨年８月に定めた避難勧告等の発令基準および避難勧告等が発令された場合の各人がとるべき避難行動についても説明を行いました。今後はこれまでの２度の図上訓練を踏まえ、市と地域及び防災関係機関が連携し地域の特性に応じた実働訓練を市内各所において実施する予定です。１．これまで実施した図上訓練（１）第１回目実施時期実施会場訓練参加者（２）第２回目実施時期実施会場訓練参加者平成２５年７月から９月市内２５振興センター７７３名平成２７年２月から３月市内２６振興センター７１０名２．平成２７年度予定している訓練（１）訓練実施地域と想定する災害 ― 市内４か所において地域の災害特性に応じた訓練を予定（２）（地域）（想定する災害）大迫石鳥谷東和花巻土砂災害河川洪水河川洪水土砂災害 ― 訓練内容訓練は、市、地域住民、自主防災組織、防災関係機関が連携して実施する。避難勧告等伝達訓練、安否確認訓練、避難訓練、負傷者救出訓練、炊き出し訓練等とする。なお、避難訓練に当たっては予め地域で避難経路を定めて訓練に臨むこととする。３．自主防災組織への啓発事業次の事項については自主防災組織への出前講座や広報、ＦＭ等を通じて広く周知し啓発に努める。（１）避難勧告等の発令基準と避難行動の周知国土交通省東北地方整備局岩手河川事務所が洪水予報指定河川の洪水予報観測所の設定水位を変更したことに伴い、市は本年４月からの見直しに向け現在見直し作業中。（２）ハザードマップの全世帯配布掲載エリア振興センター単位のハザードマップを全世帯に配布配布予定時期平成２７年８月内容避難所の見直しと土砂災害特別警戒区域等を反映＜担当総合政策部防災危機管理課２４－２１１１内線４７７＞２