霞ヶ浦にすむおもな植物 - 茨城県霞ケ浦環境科学センター

希少な植物たち | 左側のものほど絶滅の恐れが高い 茨城県版レッドデータブック 2012 による
★絶滅危惧ⅠA 類 > ☆絶滅危惧ⅠB 類 > ●絶滅危惧Ⅱ類 > ○準絶滅危惧
水生植物は,栄養を吸収して水をきれいにしています。植物を刈り取ると,
栄養を湖の外に取り出せます。水生植物は,魚の産卵場所や野鳥のすみか
となり,生態系を多様化します。
抽水植物
ヒメガマ
ヨシ
オギ
ミクリ
【イネ科】
ススキに似ている
が,湿地に生えると
ころと,株をつくら
ないところが違う。
○準絶
【ミクリ科】
栗のいがのような
実をつけるので実
栗という。花は 6~
9 月ごろ。
シロネ
【シソ科】
地下茎が太く白い
のでシロネという。
茎の断面は,四角
形。□
根は水底の土壌中にあって,
葉や茎の一部または大部分が空気中に伸びている植物。
【イネ科】
マコモ
【ガマ科】
高さ2~3m。霞ヶ浦で
最も多い抽水植物。茎は
中空。よしずに利用され
る。
高さ1~2m。茶色い
棒状の穂をつける。熟
すと穂が破れ針の形を
した種子が飛び出す。
ウキヤガラ
ジョウロウスゲ ○準絶
【カヤツリグサ科】
真っ直ぐに伸びる花茎
の上に,3~8 個の花を
つける。枯れた茎は軽
く,水に浮く。茎の断面
は三角形。△
【カヤツリグサ科】
丸くて大きな穂があり熟
すと種子をたくさんつけ
る。
【イネ科】
高さ1~2m。幅の広い
葉を伸ばす。マコモダケ
は黒穂菌に寄生されて肥
大した新芽。
ミズアオイ ○準絶
【ミズオアイ科】
葉の形は葵に似ている。
7~10 月に青紫色の花が
咲く。高さ 50cm くらい。
茨城県霞ケ浦環境科学センター
Ibaraki Kasumigaura Environmental Science Center
浮葉植物
沈水植物
水面に浮く葉を広げている植物。
からだ全体が,
水中にある植物。
ヒシ
●絶Ⅱ
アサザ
【ヒシ科】
浮漂植物
【ミツガシワ科】
葉は丸く深く切れ込ん
でいる。黄色い花が午前
中だけ咲く。
葉は菱形で,放射状に水
面に広がる。種子には2
つのトゲがある。
●絶Ⅱ
ガガブタ
【ミツガシワ科】
葉の縁は丸い。白い花弁
には多数の毛がある。花
は1日だけ咲く。
花
★絶ⅠA
オニバス
【スイレン科】
葉の表面にはシワとす
るどいトゲがある。紫色
の花が咲く。
エビモ
【ヒルムシロ科】
全長~3m。エビがいるよ
うなところに生える。楕
円形のねじれた葉をもつ。
根が水底に固着せず,
浮遊する生活をする植物。浮遊植物ともいう。
ササバモ
ウキクサ
コウキクサ【ウキクサ科】
【ウキクサ科】
水流のないところでよ
く育つ。根にはおもりの
役目もある。
根は1本だけ生える。
ミジンコウキクサ
【ウキクサ科】
世界最小の種子植物。
~0.8mm くらい。
トチカガミ
●絶Ⅱ
【トチカガミ科】
葉の裏に気嚢という浮
き袋の構造がある。水中
枝(茎)からもふえる。
サンショウモ ☆絶ⅠB
【サンショウモ科】
葉は 3 枚輪生するが,そ
のうち 1 枚は細烈して根
のようになる。水面に丸
い葉が向かい合って並ぶ。
海浜性植物
海岸の砂浜に多い植物。
昔は海だった証拠か?
●絶Ⅱ
【ヒルムシロ科】
葉は濃い緑色で笹に似た
形をしている。
マツモ
○準絶
【マツモ科】
ハマヒルガオ
【ヒルガオ科】
ハマエンドウ
【マメ科】
コウボウシバ
【カヤツリグサ科】
葉には鋸歯が発達する。
根はない。
※
現
在
の
霞
ケ
浦
で
は
沈
水
植
物
は
ほ
と
ん
ど
見
る
こ
と
が
で
き
ま
せ
ん
。