生活困窮者自立相談支援事業 業務委託仕様書 (川棚町) 1. 事業の目的 本事業は、生活困窮者自立支援法(平成 25 年法律第 105 号)に基づき、生活困窮 者が困窮状態から早期に脱却することを支援するため、本人の状況に応じた包括的な 相談支援等を実施することにより、経済的社会的自立に資することを目的に実施するも のである。 2. 委託期間 平成27年4月 1 日から平成28年3月31日まで 3. 事業の実施場所、対象者、相談受付時間 受託により生活困窮者の自立に向けた相談支援を行う機関(以下「自立相談支援機 関」という。)は、以下により、生活困窮者自立相談支援窓口を設置し、相談支援業務を 実施すること。 実施場所 東彼杵郡川棚町 東彼杵郡川棚町に居住する者で、現に経済的に困窮し、最低限 対象者 度の生活を維持することが、できなくなるおそれのある者。 ※生活保護受給者は本事業の対象としない。 午前9時から午後5時までとする。 ※日曜日、土曜日及び「国民の祝日に関する法律」に規定する 相談受付時間 休日は開設しないこととする。 ※相談者の状況により、上記日時外の対応が必要となる場合は この限りでない。 4.事業実施体制 (1) 東彼杵郡川棚町内で生活困窮者が訪れやすい場所に、生活困窮者自立相談支援 窓口を設置し、主任相談支援員1名以上、相談支援員(就労支援員を兼務可)1名以 上を配置すること(勤務時間を適切に分割できる場合は、正規業務と兼務を認める)。 (2) 主任相談支援員、相談支援員、就労支援員は、生活困窮者の相談支援業務の実績 があり、かつ以下のいずれかに該当する者を組織内に有していること。 ア 社会福祉士、精神保健福祉士、保健師として保健、医療、福祉、就労、教育等の分 野における業務に5年以上従事している者であり、かつ生活困窮者への相談支援 業務その他の相談支援業務に3年以上従事している者 イ 生活困窮者への相談支援業務その他の相談支援業務に5年以上従事している者 ウ 相談支援業務に準じる業務として県が認めた業務(生活資金貸付業務、生活改善 に関する支援業務、心配事相談業務等)に5年以上従事している者 1 5.業務の内容 (1) 相談支援業務 ア 生活困窮者の把握・相談受付 イ アセスメント(課題の把握)とプラン(支援計画)の策定 ウ 支援の実施、評価 エ イのプランの策定、ウの支援の評価等に際しては、「支援調整会議」を開催し、合議 形式により判断する。 オ 相談記録の管理 カ 訪問活動による支援 キ 使用する帳票類は、「自立相談支援事業の手引」に定める「自立相談支援機関使用 標準様式」とする。 ク 事業の詳細は、「自立相談支援事業の手引き」及び「生活困窮者自立支援制度に係 る自治体事務マニュアル」による。 (2) 地域づくり・地域連携業務 ア 複合的な課題を抱える生活困窮者を早期に把握し、地域での見守り体制構築や関 係機関のネットワークづくり、社会資源の開発を行う。 イ ネットワーク構築、社会資源の開発等のため、関係機関と協議の場を設ける。 ウ ネットワーク構築体制図を整備する。 (3) 事業の周知・広報 自立相談支援機関の事業について、次の方法などにより、広く周知を図ること。 ア 自立相談支援機関の事業内容についてパンフレット等を、福祉事務所と協議して作 成し、地域(町関係部局、関係機関等)に広く配布する。 イ 自立相談支援機関の事業内容について、町広報、団体の機関誌等を活用し、地域 住民への周知を図る。 (4) 職員の研修 受注者は、本事業に従事する職員に対する自立相談支援事業従事者を養成する ための研修を受講させること。受注者は、研修計画を作成し、実施後に内容を整理 の上、発注者に報告(任意様式)すること。 (5)就労支援の業務 ハローワーク、職業訓練機関等との連携により就労支援を行うこと。(住宅確保給付金 受付を含む) 6.事業報告 自立相談支援機関は、月ごとの業務実施状況に係る報告書を作成し、翌月10日まで に提出すること。 なお、契約最終月分の報告書及び業務完了報告書(契約期間全体分)及び収支決算 書(任意様式)については最終月の月末までに提出すること。 7.機密保護・個人情報保護 (1) 業務の遂行上知り得た秘密を他に漏らしてはならない。 2 このことについては、契約期間の終了または解除後も同様とする。 (2) 業務の遂行のために県が提供した資料、データ等は当該業務以外の目的で使用し ないこと。また、これらの資料、データ等は契約期間の満了時に県に返却すること。 (3) 業務の実施における個人情報等の取扱いについては、個人情報の保護の重要性を 十分認識し個人の権利利益を侵害することのないよう必要な措置を講じること。 (4) 生活困窮者の面接等にあたっては、プライバシーが守られるように十分配慮する こと。 (5) 業務に従事する者に対して個人情報保護の教育を行うこと。 8.留意事項 (1) 支援の経過は記録し、個人情報の管理は厳重におこなうこと。相談にはプライバシー を保つことのできる面談室を用意すること。 (2) 事業は適正に記録を取り、会計は他の事業と厳正に区別すること。 (3) 本業務により提供するサービスの対価として、利用者から金銭を徴収しないものとす る。 (4) 自立相談支援機関は、福祉事務所、長崎県等の求めに応じて、当委託業務に関す る分析、情報等を提供すること。 (5) 車、机、椅子、キャビネット、カウンター及びパソコン等の調達については、受託者の 負担で用意すること。 (6) 関係機関と個人情報を共有する場合は本人から同意を得ておくことなど、個人情報 の取扱いについて適切な手続きを踏まえること。 (7) 相談申込・受付票等の基本帳票類については、「自立相談支援事業の手引き」に定 める「自立相談支援機関使用標準様式(アセスメントシート・プランシート等帳票類)」 を使用すること。 なお、事業実施にあたっては、「自立相談支援事業の手引き」及び「生活困窮者自 立支援制度に係る自治体事務マニュアル」に基づき事業を行うこと。 (関係法令等) ・生活困窮者自立支援法 ・生活困窮者自立支援法施行令 ・生活困窮者自立支援法施行規則 ・自立相談支援機関の設置運営の手引き ・自立相談支援事業の手引き ・生活困窮者自立支援制度に係る自治体事務マニュアル ・帳票類 ・自立相談支援事業従事者養成研修テキスト ・地方自治法、長崎県財務規則 3 平成27年度 生活困窮者自立相談支援事業 積算内訳 自立相談支援事業 事項名 数 量 単 位 給料 主任相談支援員 - 月 給料 相談支援員(就労支援員を兼務) 12 月 手当 相談支援員通勤交通費 12 月 相談支援員 社会保険料・雇用保険料 12 月 管外研修、会議出張旅費 12 回 12 月 12 月 1,000 部 12 月 電話料 12 月 郵送料 12 月 共済費 旅費 単価 ガソリン代 (印刷製本費) パンフレット作成(単価×1,000部) コピー代(用紙ほか) 県の旅費規程による県内研修等出張 需用費の合計 (通信運搬費) 役務費の合計 計 消費税 合計 備考 マネジメント等の随時業務とする 人件費等の合計 (消耗品費) 事務用品 金額(円) 8%
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