2015 年 2 月 26 日 全国パチンコ経営企業数及び店舗数に関する調査結果 2014 -企業数、店舗数ともに減少が続く- 【調査要綱】 矢野経済研究所では、次の調査要綱にて国内のパチンコホール経営企業・店舗の調査を実施した。 1.調査期間:2014 年 9 月~12 月 2.調査対象:全国のパチンコホール経営企業および全国のパチンコホール 3.調査方法:当社専門研究員による直接面談・電話・e-mail によるヒアリング、ならびに文献調査等を併用 【調査結果サマリー】 2014 年 12 月末のパチンコホール経営企業数は 3,702 企業、店舗数は 11,292 店舗 2014 年 12 月末のパチンコホール経営企業数は 3,702 企業であった。2013 年末から 2014 年末まで の一年間で 116 企業が減少しており、資本や経営者などで関連する企業グループでは 93 グループ減 少の 2,850 グループであった。また、パチンコホール経営企業 3,702 社が営業するパチンコ店舗数は 11,292 店舗であった。2013 年末時点から 246 店舗が減少し、経営企業数と同様に店舗数も減少が続 いている。 2014 年の新規出店数は 223 店舗 パチンコホール経営企業 3,702 社が、2014 年に新規出店した店舗数は 223 店舗に留まった。新規 出店数は年々微減状況にあり、出店地は大都市圏に偏っている。また、この数年は遊技機台数が 1,000 台を超える大規模店の新規出店が散見されている。 2014 年 12 月末の遊技機台数は約 458 万台、店舗減少に反して微増の推移 店舗数減少での遊技機台数減少を新規出店・店舗リニューアルでの遊技機台数規模の大型化が 上回っており、全国の遊技機台数は微増で推移している。 パチンコ機、パチスロ機別では、パチスロ機での増加傾向が強いことが分かり、2014 年末のパチス ロ機の設置台数は 2010 年比で 125.6%に達している。 資料体裁 資料名:「パチンコ経営企業総覧 2015(東日本版)・(西日本版)」 発刊日:2015 年 2 月 10 日 体裁 :A4 判 735 頁(東日本版) 795 頁(西日本版) 定価 :各 110,000 円(税別) 株式会社 矢野経済研究所 所在地:東京都中野区本町2-46-2 代表取締役社長:水越 孝 設 立:1958年3月 年間レポート発刊:約250タイトル URL: http://www.yano.co.jp/ 本件に関するお問合せ先(当社 HP からも承っております http://www.yano.co.jp/) ㈱矢野経済研究所 マーケティング本部 広報チーム TEL:03-5371-6912 E-mail:[email protected] 本資料における著作権やその他本資料にかかる一切の権利は、株式会社矢野経済研究所に帰属します。 本資料内容を転載引用等されるにあたっては、上記広報チーム迄お問合せ下さい。 Copyright © 2015 Yano Research Institute Ltd. 2015 年 2 月 26 日 【 調査結果の概要 】 1.パチンコホール経営企業数 2014 年 12 月末のパチンコホール経営企業数は 3,702 企業であったが、過去 10 年以上にわたり、 一貫して企業数の減少が続いている。しかし、2007 年までは年間で数百企業が減少していたが、2008 年以降は比較的安定している。 2013 年末から 2014 年末までの一年間で 116 企業が減少しており、これは主に 1 店舗経営などの小 規模企業の撤退、倒産が原因である。 なお、資本、経営者などで関連する企業ごとに企業のグループ化を行うと、パチンコホール経営企 業は 2,850 のグループに集約できる。 図 1. パチンコ経営企業数の推移 5,000 3,000 4,109 2,500 2,056 2,053 4,017 3,975 2,008 2,009 2,000 東日本 1,975 2,000 西日本 全国 3,818 3,702 1,882 1,936 1,813 1,889 4,000 3,000 1,500 2,000 1,000 1,000 500 0 (企業数) 2010年12月 2011年12月 2012年12月 2013年12月 0 2014年12月 (企業数) 矢野経済研究所調べ 注 1:各年 12 月末現在の社数 2.パチンコホール経営企業の営業店舗数 2014 年 12 月末時点で、全国のパチンコ店は 11,292 店舗であった。この 5 年間では 660 店舗が減 少している。警察庁発表数値によると、90 年代前半には約 18,000 店舗程度が存在していたため、20 年程度で 6,000 店舗以上が姿を消している。 2010 年までの年間数百店舗の減少と比較すれば店舗数の増減は落ち着いているが、2013 年、 2014 年と二調査連続で 200 店舗以上の減少となった。 図 2. パチンコ店舗数の推移 10,000 15,000 東日本 11,952 8,000 6,000 5,951 6,001 11,840 5,878 5,962 11,765 5,816 5,949 5,688 西日本 全国 11,538 11,292 12,500 5,739 10,000 5,850 5,553 7,500 4,000 5,000 2,000 0 (店舗数) 2010年12月 2,500 2011年12月 2012年12月 2013年12月 0 (店舗数) 2014年12月 矢野経済研究所調べ 注 2:各年 12 月末現在の店舗数 Copyright © 2015 Yano Research Institute Ltd. 2015 年 2 月 26 日 3.パチンコホール経営企業の保有する遊技機台数 2014 年 12 月末時点での遊技機台数は約 458 万台であり、2010 年比で 104.5%であった。店舗数 は 2010 年比で 94.5%であるが、遊技機台数は微増傾向にあり、店舗数減少での遊技機台数減少を 新規出店・店舗リニューアルでの遊技機台数規模の大型化が上回っていることが分かる。なお、パチ ンコ機、パチスロ機別では、パチスロ機での増加傾向が強いことが分かる。 2014 年 12 月末のパチスロ機の設置台数は 2010 年比で 125.6%に達し、僅か 5 年程度で約 34 万 台も増加している。一方、パチンコ機は減少または微減傾向にあり、2010 年と比べて約 14 万台減少し ている。2014 年も引き続き「パチンコ減、パチスロ増」のトレンドが表れている。 図 3. 遊技機台数の推移 6,000,000 5,000,000 4,392,236 4,498,691 4,433,470 4,587,150 4,587,728 4,000,000 3,075,571 3,031,573 2,970,987 3,000,000 2,000,000 1,606,720 1,527,704 1,401,897 1,316,665 2,980,430 2,933,406 1,654,322 1,000,000 0 2010年12月 (台) 2011年12月 2012年12月 パチンコ機 パチスロ機 2013年12月 遊技機合計 2014年12月 矢野経済研究所調べ 注 3:各年 12 月末現在で営業が確認できた店舗が保有する台数、台数不明の店舗分を除く 注 4:遊技機台数は、パチンコ機とパチスロ機を合算した数値 4.パチンコホール経営企業の新規出店数 弊社調べでは、2014 年の新規出店数は、前年比 4 店舗減の 223 店舗であった。東日本大震災のあ った 2011 年を例外と捉えれば、新規出店数は微減が続いている。 東日本は東京、神奈川、埼玉に出店が集中しており、西日本は大阪、兵庫に出店が集中している。 なお、大型店の出店数が堅調で、2012 年以降は、遊技機台数 1,000 台以上の大型店舗も毎年 20 店 舗程度出店している。 図 4. 新規出店数の推移 300 247 238 250 227 215 223 200 150 120 127 100 126 115 100 112 115 112 108 115 50 0 (店舗数) 2010年 2011年 2012年 東日本 西日本 2013年 全国 2014年 矢野経済研究所調べ 注 5:各年 1 月~12 月までの新規出店数 Copyright © 2015 Yano Research Institute Ltd.
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