H27.2 よくある質問 Q1. なぜ内水浸水想定区域図が必要なのですか? A1. ・大阪市の下水道は、概ね 10 年に 1 度発生する 1 時間に 60mm を対象として整備を進 めていますが、近年では整備目標の降雨を上回る大雨による浸水被害が発生してい ます。 ・そこで、市民の皆様の災害への備えや避難等の対策を講じていただく際の参考とな るように、想定以上の大雨に対する地域の危険性をお知らせするため、内水氾濫に よる内水浸水想定区域図を作成しています。 Q2. 内水浸水想定区域図で想定している降雨はなぜ東海豪雨なのですか? A2. ・未曾有の大雨が都市部に降った場合のイメージを持っていただくために、実際に都 市部で観測(2000 年(平成 12 年)9 月 11 日~12 日)され、都市機能がまひするよう な大規模な被害をもたらした東海豪雨を選択しました。 Q3. 大阪市における大雨の実績は ? A3. ・大阪管区気象台で観測された最大の降雨は、1 時間降雨量では 77.5mm (1979 年(昭 和 54 年)9 月 30 日・2011 年(平成 23 年)8 月 27 日【1889(M22).1~2015(H27).1】) 、日降 雨量では 250.7mm (1957 年(昭和 32 年)6 月 26 日【1883(M16).1~2015(H27).1))です。 1/3 Q4. 内水浸水が想定されていないところ(着色されていないところ)は、大雨に対して安全 なのですか? A4. ・内水浸水想定区域図は、道路面等を基準として浸水が生じると想定される区域を着 色しています。 ・一方、着色されていない区域であっても、道路面よりも低い宅地や地下室などでは 浸水が生じる可能性があります。 ・また、近年の局所的な集中豪雨等による浸水被害も発生しており、日ごろから※大雨 に備えていただくことをお願いします。 ※大雨に備えての詳細は、下記のホームページをご覧ください。 http://www.city.osaka.lg.jp/kensetsu/page/0000010578.html Q5. 以前の内水浸水想定区域図(防災マップ)との違いは何ですか? A5. ・以前の内水浸水想定区域図(防災マップ)は、平成 17 年度末の施設状況を想定し て作られたものでしたが、その後、新しく整備された施設を評価しています。 ・あわせて、国土地理院から公表される最新の地盤データの活用や平成 25 年 8 月よ り運用開始された※寝屋川流域の下水道ポンプ運転調整等を考慮しています。 ※寝屋川流域の下水道ポンプ運転調整の詳細は、下記のホームページをご覧ください。 http://www.city.osaka.lg.jp/kensetsu/page/0000279090.html 2/3 Q6. 以前の内水浸水想定区域図(防災マップ)と比べると、想定される浸水深が大きくなっ ているのですが? A6. ・内水浸水想定の見直しにより、想定される浸水深が大きくなっている主な理由に ついては以下の原因が考えられます。 ①地盤高データの更新によるもの ②寝屋川流域における河川堤防の決壊リスクの変更によるもの ①については、以前の防災マップ公表以降に、国土地理院より詳細な地盤高さデー タが公表されました。今回、このデータを用いたことにより、一部の地区では以 前よりも大雨時に水がたまりやすく評価されたため、浸水深が大きくなったと考 えています。 ②については、以前の内水浸水想定では、河川の堤防は決壊しない条件としていま したが、その後、寝屋川流域において堤防の決壊リスクが検討され、堤防の決壊 を防ぐため下水道ポンプ運転調整のルールを策定しました。このルールにより、 河川水位の上昇を一定水位以下に抑制するために、下水道ポンプからの放流量を 制限することがあるため、浸水深が大きくなったと考えています。 Q7. 下水道ポンプの運転調整によって浸水のリスクはどう変わるのか? A7. ・河川の堤防が決壊した場合の浸水想定として、※浸水リスク表示図(大阪府公表) があり、今回の内水浸水想定区域図と同様の降雨による想定区域図を比較すると、 下水道ポンプ運転調整により、多くの地区で浸水深が軽減される想定となってお ります。 ※浸水リスク表示図の詳細は、下記のホームページをご覧ください。 http://www.river.pref.osaka.jp/ 3/3
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