校長会資料(平成26年11月) 確かな学力の向上をめざして㉞ ■長期欠席・不登校を未然に防止するために ~教育相談・不登校担当教員研修~ 9月22日(月)に倉吉未来中心で「教育相談・不登校担当教員研修」が行われました。この研 修では、栗原慎二教授(広島大学)の講演を通し、長期欠席・不登校の未然防止に向けたチームで の対応について理解を深めていきました。 【中部地区の不登校児童生徒の現状(9月末現在) 】 <小学校> <中学校> ? 不登校児童数は、8月まで比較的少ない傾向で推移していたが、9月には過去最多 の15名(昨年度比+1名)になった。 9月末に、過去最多の平成25年度と同数の61名になった。 長期欠席や不登校の児童 生徒が、少なくなるように 取組を続けているのに、ど うして減らないのだろう? 【栗原教授の講演概要を参考に、 振り返ってみてください】 ◆すべての児童生徒に向けた「未然 防止」の取組となっていますか? ◆子ども達に寄り添った指導・支援 になっていますか? 長期欠席とは、30日以上の欠席 不登校とは、長期欠席のうち「不登校」を理由とした欠席 栗原教授の講演概要「未然防止に向けての支援について」 1次的支援はすべての児童生徒に ・ 「居場所づくり」 「絆づくり」のために、日々の授業、 学級づくりの工夫改善が必要 1 次的支援 【確かな学力の向上をめざして㉚ 参照】 1次的支援で カバーできなか った児童生徒 1次的支援でカバーできない児童生徒に2次的支援 ・予防を考えた早期のサポート (スクールカウンセラーとのコンサルテーションを充実) 2次的支援 ・小中連携(情報共有)による未然防止 3次的支援は支援会議を開いて チームで支援 ・教職員、スクールカウンセラー、 スクールソーシャルワーカー、 教育委員会指導主事などを メンバーにしてチームで支援 【支援会議の流れ】 ①情報共有 ②見立て (アセスメント) ③支援方針の共有 ④役割分担 2次的支援でも カバーできなか った児童生徒 3次的 支援 講演を聞かれた各校の教育相談・不登校担当の先生を中心に、各校での 未然防止に向けての取組の推進をよろしくお願いします。 中部教育局
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