つばさ7月号 - 教育委員会事務局

教育相談センター 会報
№4
平成27年 7月
発行
宿毛市教育委員会
教育研究所内
教育相談センター
(ふれあい教室)
つばさ
7月に入りました。まさしく梅雨時の雨が続いていますが、皆様におかれましてはご健勝で
お過ごしでしょうか。
学校は早、17 日には一学期終業式、皆様も何かと忙しいことと推察いたします。
会報№4(7 月号)です。
先月の活動より
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翼の会で “におい袋”を製作しました
*翼の会
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学校訪問
宿毛市在住の子供の悩みを持つ保護者の交流会 毎月 1 回、午後 2 時間程度実施中!
いろいろな話題に花を咲かせながら、簡素なものづくりをしています。
参加しませんか。今月は 7 日(火)です。
市内小中学校へ定期的に訪問して情報交換や支援方法など確認しています
会へ参加しました(研修や情報交換)
●第 1 回 SSW 連絡協議会
●第2回 幡多地区相談員連絡恊議会
11 日 高知市
26 日 黒潮町
(大方高校と交流・視察見学しました)
教育相談
当センターでは主活動の一つである教育相談を行っています。
一般相談と専任の松井カウンセラーによる相談を実施しています。
子供に関して気になること、悩み事、不登校に関すること等・・
何かあれば、遠慮なさらず気軽にご連絡・利用下さい。
教育相談(カウンセリング)
スクールカウンセラー・松井先生に
よる、教育相談を希望される方は、
ご連絡下さい。
7月 8日(水)
7月13日(月) 14:00 ~
7月27日(月)
17:00
ふれあい教室所在地(教育委員会内)
宿毛高校
井上酒店 跡 ●
教育委員会
問い合わせは ℡ 63-1127
*各3枠で 1 枠、50分
8日 ➔ 2枠
13日 ➔ 2枠
27日 ➔ 1枠
の空きあります
サングリーン
8月の実施日は3(月)・18(火)・25(火)です
感動する話
「母の匂い」
~
Web より転載 ~
その先生が5年生の担任になった時、一人、服装が不潔でだらしなく、どうしても好きになれな
い少年がいた。中間記録に先生は少年の悪いところばかりを記入するようになっていた。
ある時、少年の1年生からの記録が目に止まった。「朗らかで、友達が好きで、人にも親切。勉
強もよくでき、将来が楽しみ」とある。間違いだ。他の子の記録に間違いない。先生はそう思っ
た。
2年生になると、「母親が病気で世話をしなければならず、時々遅刻する」と書かれていた。
3年生では「母親の病気が悪くなり、疲れていて、教室で居眠りをする」。後半の記録には「母
親が死亡。希望を失い、悲しんでいる」とあり、4年生になると「父は生きる意欲を失い、アル
コール依存症となり、子供に暴力をふるう。」
先生の胸に激しい痛みが走った。ダメと決めつけていた子が突然、深い悲しみを生き抜いてる生
身の人間として自分の前に立ち現れてきたのだ。先生にとって目を開かれた瞬間であった。
放課後、先生は少年に声をかけた。「先生は夕方まで教室で仕事をするから、あなたも勉強して
いかない?分からないところは教えてあげるから」。少年は初めて笑顔を見せた。
それから毎日、少年は教室の自分の机で予習復習を熱心に続けた。授業で少年が初めて手をあげ
た時、先生に大きな喜びがわき起こった。少年は自信を持ち始めていた。
クリスマスの午後だった。少年が小さな包みを先生の胸に押しつけてきた。後で開けてみると、
香水の瓶だった。亡くなったお母さんが使っていたものに間違いない。
先生はその1滴をつけ、夕暮れに少年の家を訪ねた。雑然とした部屋で独り本を読んでいた少年
は、気がつくと飛んできて、先生の胸に顔を埋めて叫んだ。
「ああ、お母さんの匂い!今日はすてきなクリスマスだ」
6年生では先生は少年の担任ではなくなった。卒業の時、先生に少年から1枚のカードが届いた。
「先生は僕のお母さんのようです。そして今まで出会った中で一番すばらしい先生でした」
それから6年。またカードが届いた。「明日は高校の卒業式です。僕は5年生で先生に担当しても
らって、とても幸せでした。おかげで奨学金をもらって医学部に進学することができます」。
十年を経て、またカードがきた。そこには先生と出会えたことの感謝と父親に叩かれた体験があ
るから患者の痛みがわかる医者になれると記され、こう締めくくられていた。
「僕はよく5年生の時の先生を思い出します。あのままだめになってしまう僕を救ってくださっ
た先生を神様のように感じます。 大人になり、医者になった僕にとって最高の先生は、5年生の
時に担任してくださった先生です」
そして1年。届いたカードは結婚式の招待状だった。「母の席に座ってください」と1行、書き添
えられていた。
*** 泣ける話ですね。先生、子供に夢を 感動を! ***