旭タイムス No.126 2007年 4月 9日発行 - 堺市教育センター

旭タイムス
堺市立旭中学校(学校通信) No.126 号
http://www2.sakai.ed.jp/asahi-j/
〒590-0801 堺市堺区大仙中町 11−1(☎ 072-241-1827)
平成19年(2007年)4月 9日(月)発行
北野 幸世
はじめまして、どうぞよろしく!!
あれほど美しい花びらで、私たちの目や心を楽しませてくれた桜の樹も、暖かい春の風や雨に
よって、花びらを散らし始め、間もなく新緑の季節へと移り変わろうとしています。
春爛漫!!喜びに満ちたあふれた生命の躍動感、鼓動が、心に力強い元気さを与えてくれて
いるように感じるのは、私だけでしょうか?!
保護者の皆様方におかれましては、恙無くお過ごしのことと拝します。子どもたちの春休み
はいかがでしたか?普段できないような多くの体験や、前の学年の教科の復習、体力増進、心
身のリフレッシュ・・・などに取り組んでくれたことと思います。
ところで、ご挨拶が遅くなりましたが、私は、4 月 1 日付けで、堺市立美原北小学校から本
校に赴任いたしました 北野 と申します。
私は、次の3つのことを今年度の自分の重点目標とし、取り組んでいきたいと考えています。
① 何事もプラス思考で、よいと思ったことは、即、実行して、継続する。
② 人に対しての思いやりの心を忘れない。
③ 健康管理に十分留意する。
年々しなければならないいろいろなことが増えてきて、
いいことだと思っても前向きな姿勢でな
かなか行動に移せないことを反省するとともに、忙しさの中で、つい優しさを忘れてしまうことの
ある自分への戒めのためにたてた誓いです。もちろん、①②の2つを達成するには心身が健康であ
ることが大前提となります。果たして、どこまで実行できるかわかりませんが、この転勤を絶好の
チャンスととらえ、
私なりに頑張ってみたいと思っています。
どうかよろしくお願い申し上げます。
先週の水曜日、135名のピカピカの新入生を迎え.本校は気分も新たに、夢と希望にあふ
れた平成19年度をスタートさせることになりました。
今年度は、昨年度に比べて19名の生徒増と、所帯が少しばかり大きくなりました。旭中キ
ャラバン隊は、元気な生徒たち382名と教職員30名の総勢412名を乗せて、いざ、大海
原への一年間の長い長い旅立ちです。
この1年、時にはあらしやしけなどを経験することがあるかもしれません。が、子どもたち
には、私たちや保護者の皆様方と一緒になって、困難を乗り越え、心身ともに、たくましく育
っていっていく力をつけてほしいと、心から願っています。
私たち旭中学校教職員一同は、一人ひとりの子どもたちの健やかな成長と豊かな心の育ちの
ため、力の限り努力していきたいと思っています。
保護者の皆様のお力添えはもとより、地域の方々のお知恵の拝借やご協力についても積極的
にお願いしながら、子どもたちの健全育成を図りながら、学校運営に取り組んで参りますので、
どうぞ、今後とも、本校の教育活動に対しまして、ご理解・ご支援のほどよろしくお願い申し
上げます。私たち教職員は、子どもたちが「友達大好き、学校大好き、自分大好き」という気
持ちを持って、学校生活を送ってくれることができるよう、大切な子どもたちのために、一生
懸命頑張りたいと思っています!!
どうぞ、よろしくお願いします。
"4 月の行事予定"
日
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
曜
日
月
火
水
木
金
土
日
月
火
水
木
金
土
日
行
事
日
16
17
18
第54回入学式
19
20
(小学校入学式) 21
22
23
始業式・赴任式・対面式
24
離任式
25
26
教育相談
27
教育相談
28
29
30
曜
月
火
水
木
金
土
日
月
火
水
木
金
土
日
月
行
事
教育相談
教育相談
創立記念日
3 年学力・学習調査
家庭訪問
家庭訪問
授業参観 PTA総会
昭和の日
振り替え休日
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"家族の愛と言葉"
ふくまさ
たま き
福政 珠希さん(鳥取市 17歳)
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※ とってもステキな作文を見つけました。ご紹介します。
( 「家族のきずなエッセイ作品集」より )
「お前は望んだ宝なんだよ。
」
中学時代、普段は無口な父が私にくれた忘れられない言葉だ。当時、私は人間関係や学校のこ
とで悩んでおり、自分自身の存在価値や存在の意味を見つめて、毎日のように「なぜ生きている
んだ」と疑問を持っては泣いていた。
口数が減り、学校も休みがちになっていた頃のある晩に、初めて父と 2人きりで話した。
「怒ったりはしない。ただ、皆お前が心配なんだ。誰だって人間関係に悩むんだよ。もちろん、
父さんはがんばれなんて言わない。でも、一緒に努力しよう。父さんは仕事でも何でも、お前た
ちがいるから続けられる。お前の名前は父さんがつけた。どういう意味か知ってるか。"希(の
ぞ)んだ珠(たから)"だ。皆お前に逢いたかったんだ。大切な家族なんだよ。
」と父は言っ
た。
言葉を噛み締めてうなずくたび涙がポロポロ落ちた。
「もうおやすみ」と言われて部屋を
出たとき、家族全員が隣の部屋にいた。皆心配してくれていたのだ。なんていい家族に育て
られていたのだと思うと、嬉しくて照れくさくて笑ってしまった。
あのときの言葉と、父や家族の瞳は忘れられない。あの時の家族の瞳には、きちんと自分
が映っていて、そこに愛を感じたからだ。この家の子で、よかったと思った。
※ 子どもは、自分が大切にされている、愛されていると感じたら、たとえ一時横道にそれた
としても、最後までは親の心を裏切ることはしません。叱られるときも、愛情に裏打ちさ
れた叱り方をされれば、素直に聴く気になります。まちがっても、怒りにまかせてたたい
たり、侮蔑の言葉をあびせたりしないでください。たたかれて大きくなった子どもは、必
ず、たたく大人になります。この作文を書かれた福政さんのように、家族っていいなって
思えるような子どもたちに育てていただきたいと、心から願ってやみません。