みんなで着物を着て新年を 迎えました! かるた取りに すごろく大会、天気もよく初 詣に出かけることが出来ま した。 日頃より大変お世話になっております。お陰様で今年も皆さんと一緒に賑やかな新年を迎えることが出来ました。 本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。 先日、認知症のお父さんを介護された娘さんよりお手紙を頂戴しましたので、抜粋し紹介したいと思います。 『出口の見えない介護生活。私にとって常に緊張との戦いでした。何年も長い間介護したように感じておりました が、終わってみればたった二年半、もっと優しい娘であれば良かったと反省する日々です。帰宅願望が強い父の為に いつもドライブに連れて行って下さり、父の気持ちを大切にして寄り添っていただきまして本当にありがとうござい ました。十日間ほどの寝たきり生活でしたが、この十日間は認知の症状もあまりなく、以前の父に戻っていたように 感じられました。神様が最後に下さった最高のプレゼントだったのでしょう』 認知症のお父さんと真正面に向き合ったからこそ書くことのできるお手紙だなぁと、たまらない気持になりました。 昼夜を問わない介護で仕事との両立に悩んだり、悲しんだり時には怒りがこみ上げたといいます。戸惑い、困り果て、 時に厳しく接してしまったという娘さんでしたが、最後は一番泣いていたことが忘れられません。 どうにもならないご家族の思いが十分に分かっていただけに、私たち職員も力になりたいと強く思ったことが思い 出されます。どのように対応したら安心して過ごしてもらえるのか、どんなことが好きなのかを関わっていく中で見 つけようと、模索し続けた利用者さんでした。かつてのお父さんの姿が感じられたという十日間を想像し、大変心に 残るお手紙でした。 認知症の症状は人それぞれで、ご家族様の置かれている状況もまたそれぞれかと思います。デイサービスに通う目 的も、「体調を崩さないよう自力では困難になった排便の援助をしてもらいたい」という体調を管理することから、 「外に出掛けることで生活にハリを持ちたい」という認知症の進行を緩やかにすることなど様々です。一人ひとりの 利用者様に寄り添い、ご家族様の思いを共有しながら少しでもそのお手伝いをしていけたら…と、改めて感じました。 2月5日は日和くにみの11回目の創業祭でした。12年目の日和くにみを今後ともよろしくお願い致します。 日和くにみ 生活相談員 梶川雪恵
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