萩田 均司

第 17 回日本在宅医学会大会
シンポジウムテーマ
開催日
シンポジスト
シンポジウム「地域包括ケア時代 在宅医療の未来を語る」
2015 年 4 月 25 日(土)
ふりがな
講師情報
抄録集・ホームページ掲載用原稿
ご芳名
ご所属
姓
時間
9:30-11:00
はぎた
萩田
収容人数
名
300 名
ひとし
均司
一般社団法人全国薬剤師・在宅療養支援連絡会
部署
役職
副会長
演題名(80 字以内)
在宅医療推進のための地域包括ケアシステムにおける薬局の役割と薬剤師の使命
ご略歴(300 字以内)
<学歴>
昭和 60 年 東京薬科大学薬学部 製薬学科卒業
<職歴>
病院・薬局勤務の後
平成 15 年 薬局つばめファーマシー開設 20 年 ナチュらいふ恒久開設 24 年 ナチュらいふ田野開設
<役職>
日本薬剤師会 地域医療・保健委員会委員、全国薬剤師・在宅療養支援連絡会 副会長
宮崎東諸県地域介護認定審査会委員、宮崎キュアケアネットワーク世話人、日本在宅ホスピス協会理事
NPO 在宅ケアを支える診療所・市民全国ネットワーク理事、日本緩和医療薬学会評議員
宮崎保健福祉専門学校作業療法士学科非常勤講師
<資格>
薬剤師、介護支援専門員、日本薬剤師研修センター認定薬剤師、日本禁煙科学会認定禁煙支援士
<所属学会>
日本緩和医療薬学会、日本禁煙科学会など
講演概要(1000 字以内)
薬局は地域住民が気軽に立ち寄り健康相談ができる店舗である。元々、薬局は大衆薬によるセルフメディケ
ーションの相談を長年担い、医薬品の供給を行ってきた。また、害虫駆除や公衆衛生の相談にも応じ、当に
“街の科学者“としてその役割を果たしてきた。しかし時代の流れでこの数十年医薬分業施策やドラッグス
トアの進出により、処方せん調剤しか行わない薬局が乱立するようになった。けれども薬剤師は元々街の科
学者として地域住民の身近な相談相手であり、薬局は医療機関発行の処方せん調剤業務のみならず、大衆薬
や健康食品、医療材料、衛生材料の提供施設として地域の健康拠点の機能を果たしている。さらに薬剤師は
在宅医療に参画しターミナル患者やその家族に寄り添い看取りに関わったり、禁煙支援や認知症早期発見を
して地域包括支援センターや医療機関に繋いだりしている。
このように薬局が地域包括ケアシステムの中でその役割を果たすためには、高齢者のみならずオールエイジ
の地域住民のための健康拠点薬局として医療機関や介護施設、行政などとのハブ機能を果たすことが求めら
れている。
今年は各地で地域包括ケアシステムを確立する動きがいよいよ盛んになるが、薬局が地域包括ケアシステム
の一員としてその機能を十分に発揮し、質の高い在宅医療を推進して行くためにはこれからどのような働き
をして、どのような多職種連携を作り上げて行けば良いか模索して行きたい。
本日は、薬剤師の在宅医療を行う仲間を全国で集結させた一般社団法人全国薬剤師・在宅療養支援連絡会
(J-HOP)の活動の紹介と地域の中で薬局、薬剤師が果たすべき役割・使命を紹介し、意見交換を行いたい。