国の被災者生活再建支援金制度について 平成23年東北地方太平洋沖地震により、千葉県内において多数の住宅被害が 発生していることから、この地震を被災者生活再建支援法に定める自然災害に該当 し、旭市も適用となりました。 これにより、住宅が全壊した世帯や大規模半壊した世帯などには、被災者生活 再建支援金が支給されます。 1 支給対象世帯及び支給額 ⑴ 全壊世帯(①)・半壊解体世帯(②)・敷地被害解体世帯(③) ① 住宅が「全壊」の被害を受けた世帯 ② 住宅が「大規模半壊」又は「半壊」の被害を受け、住宅の倒壊による危険 を防止するためや、住宅に居住するための補修費が著しく高額となるなどの ため、やむなく住宅を全部取り壊す世帯 ③ 住宅が「一部損壊」の被害を受け、敷地に被害が発生し、住宅の倒壊によ る危険を防止するためや、住宅に居住するための補修費が著しく高額となる などのため、やむなく住宅を全部取り壊す世帯 ※ ②又は③の場合においても、住宅の被害判定に変更はありません。 ※ ②又は③の場合は、世帯における被災住宅を全部解体(建物の用途を問わ ず構造上一体となる部分が残っていない状態)する場合に限ります。 (単位:万円) 世帯区分 住宅の再建方法の区分 合計 基礎 支援金 加算 支援金 居住する住宅の建設・購入 225 75 150 居住する住宅の補修 150 75 75 居住する住宅の賃借 112.5 75 37.5 その他(公営住宅入居など) 75 75 0 居住する住宅の建設・購入 300 100 200 居住する住宅の補修 200 100 100 居住する住宅の賃借 150 100 50 その他(公営住宅入居など) 100 100 0 単数世帯 ( 世 帯 に 属 する 者 が 1人である世帯) 複数世帯 ( 世 帯 に 属 する 者 が 2人以上である世帯) (注①)対象経費の使途の限定をしない定額(渡しきり)方式となります。 (注②)加算支援金については、複数の再建方法の区分に該当する場合は、そのうちの 最も高い額の区分となります。 (注③)「補修の区分」で加算支援金を申請した後に、「建設・購入の区分」への変更 申請をすることはできません。 (注④)加算支援金の支給には、再建方法に該当することを証する書類が必要です。 - 1 - ⑵ 大規模半壊世帯 住宅が大規模半壊の被害を受けた世帯 (単位:万円) 世帯区分 住宅の再建方法の区分 合計 基礎 支援金 加算 支援金 居住する住宅の建設・購入 187.5 37.5 150 居住する住宅の補修 112.5 37.5 75 居住する住宅の賃借 75 37.5 37.5 その他(公営住宅入居など) 37.5 37.5 0 居住する住宅の建設・購入 250 50 200 居住する住宅の補修 150 50 100 居住する住宅の賃借 100 50 50 その他(公営住宅入居など) 50 50 0 単数世帯 (世帯に属する者が 1人である世帯) 複数世帯 (世帯に属する者が 2人以上である世帯) (注①)対象経費の使途の限定をしない定額(渡しきり)方式となります。 (注②)加算支援金については、複数の再建方法の区分に該当する場合は、そのうちの 最も高い額の区分となります。 (注③)「補修の区分」で加算支援金を申請した後に、「建設・購入の区分」への変更 申請をすることはできません。 ※ 大規模半壊世帯として「補修の区分」で申請し、半壊解体世帯に該当すること になった場合も「建設・購入の区分」への変更申請はできません。 (注④)加算支援金の支給には、再建方法に該当することを証する書類が必要です。 (注⑤)大規模半壊世帯として申請し、半壊解体世帯に該当することになった場合には、 半壊解体世帯として変更申請することができます。 2 加算支援金の支給対象となる住宅の再建方法 ⑴ 居住する住宅の建設 被災した住宅(従前の建物)を全部解体し、住宅を新築する場合、又は被災 住宅(従前建物)の一部を新築住宅の一部として使用しないで、住宅を建設 する場合 ※ 新築住宅の所有名義に被災構成員の名義が含まれない場合は対象となり ません。 ⑵ 居住する住宅の購入 ※ 新築住宅の所有名義に被災構成員の名義が含まれない場合は対象となり ません。 ⑶ 居住する住宅の補修 被災した住宅(従前の建物)の一部を残し、又は使用して建設する場合 ※ 借家や被災住宅が法人所有の場合は対象となりません。 - 2 - ⑷ 居住する住宅の賃借(公営住宅を除く) ※ 3 ⑴ 被災した賃貸住宅に引き続き居住する場合も対象となります。 支援金交付の手続き 支給を受けようとする世帯の世帯主の方は、「被災者生活再建支援金支給 申請書」を記入して申請受付窓口に提出してください。 申請書は、千葉県を経由して、㈶都道府県会館の被災者生活再建支援基金部 (以下「基金」という。)に提出されます。 ⑵ 基金が申請書を審査し、支援金の交付が決定されると、基金から支給決定 通知書が送付されます。 ※ 支援金が支給される前に申請書に記入した現住所から転居された場合は、 届出が必要となります。 ⑶ 4 ⑴ 単数世帯の方が支援金の支給を受ける前(支援金支給申請後の場合も含み ます。)に亡くなられた場合は、支援金の支給はされません。 ※ 支援金は相続の対象となりません。 ※ 複数世帯において支援金申請上の世帯構成員の方がすべて亡くなられた 場合も同様となります。 提出書類 ※ ⑵~⑸の書類は、1回目の申請時のみ必要です。 被災者生活再建支援金支給申請書 ⑵ 被災時の住所を確認するための住民票謄本 ・ 世帯全員及び続柄の記載があるもの(被災後に亡くなられた場合は住民票 の除票) ※ 現在の住民登録が旭市内にある世帯は、申請受付時に発行いたしますの で、個別にご用意いただく必要はありません。 現在の住民登録が旭市外にある世帯は、お住まいの市町村で交付を受け てください。 ※ 被災時の居住場所と住民票の住所が異なる場合は、被災住所で支払って いた電気・ガス・水道の公共料金の支払証明書等の居住実態を確認できる 書類等が必要となります。詳しくは、申請時にご相談ください。 ⑶ 申請者(世帯主)名義の預金通帳 金融機関名・支店名・預金種目・口座番号・世帯主の名義の記載がある部分 をコピーさせていただきます。 ⑷ 住宅が大規模半壊又は半壊の被害を受け、やむなく住宅を全部取り壊す場合 (半壊解体世帯) ・ 後日、詳細な調査が必要となりますので、申請受付時にお申し出ください。 - 3 - ⑸ 住宅が一部損壊の被害を受け、住宅の敷地に被害が発生し、やむなく住宅を 全部取り壊す場合(敷地被害解体世帯) ・ 後日、詳細な調査が必要となりますので、申請受付時にお申し出ください。 ⑹ 加算支援金の申請(契約書等は被災世帯構成員が契約者となっていること。) ① 居住する住宅の建設の場合は次のいずれかの書類 ・ ・ 建物の登記簿謄本 工事契約書の写し ・ 建築確認の写し 居住する住宅の購入の場合 ・ 売買契約書の写し 居住する住宅の補修の場合は次のいずれかの書類 ② ③ ・ 工事契約書の写し ・ 見積書・領収書の写し及び工事写真 ④ 居住する住宅を賃借する場合(公営住宅入居を除く。) ・ 賃貸契約書の写し ※ 契約者が被災世帯構成員でない場合は、対象とはなりません。 例:地震後に県外より戻ったBが契約・建設(新築)した住宅に、支援対象 者Aが居住(同居)した場合は、加算支援金は対象とはなりません。 5 ・ ・ ※ 6 申請期限 基礎支援金 加算支援金 平成28年4月10日 平成28年4月10日 大規模半壊世帯として申請後に、半壊解体世帯に該当することになった場合 には、半壊解体世帯として変更申請することができます。 ただし、解体時期によって申請できる支援金の額が異なります。 支援金の返還について 世帯主が支援金を不正に受領した場合は、支援金の支給決定の取り消しと返還 請求が行われることがあります。 その場合、支援金の受領の日から納付の日までの日数に応じて10.95%の割合 で計算した加算金が請求されるとともに、納期限までに納付されない場合には、 納期日の翌日から納付の日までの日数に応じ、未納額について年10.95%の割合 で計算した延滞金が請求されます。 - 4 -
© Copyright 2024 ExpyDoc