保安3法事務連携機構おおさか

保安3法
事務連携機構
おおさか からの
お 知 らせ
NOTICE
「保安3法事務連携機構おおさか」とは、大阪府からの権限移譲を受けた高圧ガス保安法などの事務を円滑かつ効率的に処理するため、
府内消防本部が参画して設立した組織です。
高 圧 ガ ス に関 す る 手 続 き に ついて(輸入検査) 高圧ガス保安法第 22 条には「高圧ガスの輸入をした者は、輸入をした高圧ガス及びその容器につき、
都道府県知事が行う輸入検査を受け、これらが(略)輸入検査技術基準(略)に適合していると認め
られた後でなければ、これを移動してはならない。(以下略)」と規定されています。
この輸入検査は陸揚地を所管する都道府県知事が行うこととなっていますが、権限移譲のあった大
阪府の場合、大阪港で陸揚げされたものは大阪市長が、関西国際空港で陸揚げされたものは泉州南消
防組合管理者が行うこととなっています(実務は消防が行っています)。
手続き
●まず、電話などにより事前にご相談ください。必要書類などを確認のうえ、受付日時を調整
します。
●窓口に申請書類と手数料をご持参ください。
●申請書類に不備がなければ、検査日時を調整します。
●輸入をした高圧ガス及びその容器の保管場所で輸入検査を実施します。検査は、輸入をした
高圧ガス及びその容器が輸入検査技術基準(内容物確認試験、充填量、容器に関する安定度
試験など)に適合しているかどうかを申請書類と照合するなどの方法により実施します。
●検査の結果支障がなければ、その場で検査者の押印した申請書副本を手交します。この副本
は通関の際の証明とすることができます。
●後日、窓口で輸入検査合格証を手交します。
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保安3法事務連携機構おおさかからのお知らせ
事前相談・窓口
●大阪港で陸揚げされたもの:大阪市消防
局予防部規制課(電話:06-4393-6267、
FAX:06-4393-4580)
●関西国際空港で陸揚げされたもの:泉州
南消防組合泉佐野消防署空港分署予防係
( 電 話:072-456-0119、FAX:072-456-
手数料
●容積 1,000㎥以上(液化ガスは 10t 以上)
のとき 27,000 円
●容積 300㎥以上 1,000㎥未満(液化ガス
は3t 以上 10 t 未満)のとき 21,000 円
●容積 300 ㎥未満(液化ガスは3t 未満)
のとき 13,000 円
0118)
申請書類
平成 25 年度実績
●輸入検査申請書(一般則様式第 27、液石
●大阪港で陸揚げされたものは 126 件あ
則様式第 26 又は冷凍則様式第 18)を2通
り、救命胴衣を膨らませるための炭酸ガ
●次の添付図書を1通
輸入高圧ガス明細書(一般則様式第 27
の 2、液石則様式第 26 の 2 又は冷凍則
様式第 18 の 2)
充填証明書の写し
容器成績書、容器証明書又は容器の刻
印の拓本の写し
AIR WAY BILL(航空貨物受取証)又
スボンベが最も多く、その他は冷凍機の
冷媒(フルオロカーボン)、医療用笑気
ガスなどがありました。
●関西国際空港で陸揚げされたものは 43
件あり、建設用鋲打銃に使用する混合液
化石油ガスボンベ、その他は大気環境測
定機器(圧縮混合ガス)、医療用の緊急
は B/L(船荷証券)
弁作動用圧力源(圧縮窒素)などがあり
インボイス又はパッキングリストの写し
ました。
申請、検査にあたっての注意点
●保税の間も、貯蔵量に応じた貯蔵所に置くなど高圧ガス保安法の基準を遵守してください。
●関西国際空港で陸揚げされたものは空港外で検査を受けることはできません。
放置ボンベ撲滅 大阪府内消防本部及び大阪府では「放置ボンベ撲滅」の
スローガンのもと、事業所内で滞留している高圧ガス容器
や空地に投棄された高圧ガス容器など(これらを総称して
「放置ボンベ」と呼んでいます)の発見、撤去に取り組んで
いますが、このたび、平成 26 年度上半期(4月1日∼9月
30 日)の実績を取りまとめましたので紹介します。
撤去した放置ボンベ数は 252 本で、これを覚知別(消防
が行う事業所への立入検査の際に発見したか、又は通報な
どその他のきっかけで発見したかの別)、発見場所別、対応
別に集計したのが次の表です。
保安3法事務連携機構おおさかからのお知らせ vol.267
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ボンベ
数合計
対応別
所有者へ
返却
容器管理
委員会が
回収
所有者以
外の販売
店が回収
その他
42
29
2
11
0
飲食店
4
3
0
1
0
その他
76
26
10
40
0
工場・作業場
40
23
0
17
0
飲食店
0
0
0
0
0
その他
18
5
0
13
0
72
50
3
18
1
覚知別
発見場所別
工場・作業場
立入検査
122
事業所
252
その他
通報など
事業所
130
空地・道路・河川等
発見場所別のその他には、学校、病院、駅、
河川管理事務所、ガソリンスタンド、熱帯魚
ショップ、リサイクル業者、タクシー会社、共
同住宅自治会の倉庫などがありました。
その他43本、不明1本となっており、その
うち115本に
びが生じていました。
やはり、業種を問わずあらゆる事業所内で 、溶接・
溶断用のボンベがいつの間にか使用されずに置きっ
さらに、消防が行う立入検査の対象とならな
ぱなしにされているというケースが多いようです。
い一般住宅からも、処理に困って置きっぱなし
これらの結果を基に、府内消防本部と大阪府
にされている LP ガスボンベや炭酸ガスボンベ
では引き続き取組を進めていきますので、高圧
(観賞魚水槽の水草育成に使用されていたもの)
ガス販売店の皆様には顧客のボンベ管理状況
が発見されています。
また、ガス種別では、酸素76本、LPガ
ス74本、アセチレン48本、炭酸ガス10本、
の把握を、高圧ガス消費事業所の皆様にはボ
ンベの早期返却をお願いします。一緒に大阪
から放置ボンベを撲滅しましょう!
富 田 林 市 と河 南 町 の 消 防 広 域化に伴う窓口変更 河南町から富田林市への事務委託による消防
広域化が平成 26 年 10 月1日から始まったこと
に伴い、河南町内の高圧ガスに関する申請・届
出の窓口が富田林市消防本部予防課に変更され
ましたので、ご注意ください。
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富田林市消防本部予防課
所在地:富田林市甲田 1-7-1
電 話:0721-25-7400
FAX:0721-25-9913