S G シ ス テ ム 様 導入事例 「SG ホールディングスグループ、 12,000 ユーザで CyberMail を利用。 メールシステムが安定稼動し、毎日 10 件 あったメール障害の問合せがゼロになり、 対応時間が削減できました。」 SG システム株式会社 取締役 浅田正裕 様(中央左) IT ガバナンス部 部長 山田誠 様(左端) インフラ整備推進課 係長 冨田直人 様(中央右) セキュリティ対策課 主任 山本浩司 様(右端) 導入前の課題 ・同時アクセスすると、レスポンスが極端に悪くなって しまった。 導入製品 ・月に 3、4 回、メールのデータベースサーバで障害が 起こり、復旧するまでメールが利用できないという状況 でした。 ■事業概要 佐川急便の「全国貨物追跡シス テム」を開発、先進 IT サービス を提供する IT 物流企業 SG システム株式会社は、佐川急便株式会社の「全 国貨物追跡システム」の開発を機に、佐川コン ピューター・システム株式会社として 1983 年 に設立し、佐川急便をはじめとする「SG ホール ディングスグループ」の IT の中核として実績を 重ねてきた IT 物流企業です。 情報システムの構築・運用を担い、グループの IT インフラを 30 年にわたりサポートしてきま した。 グループで培った経験と ノ ウ ハ ウ を 活 か し、 70,000 社を超えるお客様 に物流システムを提供、 日本全国に 11 カ所ある 拠 点 か ら、お 客 様 を サ ポートしています。 佐川急便の貨物は 1 日約 400 万個です。日本有 数の規模と処理速度を誇る、佐川急便の基幹シ ステムの開発・運用を手掛けた実績を活かし、 おもに「情報システムの開発・構築・運用」、「物 流管理システムの提供」、「ネットワーク構築」 といった先進的な IT サービスをお客様に提供し ています。 2005 年より、お客様にもっとも利用されている 「全国貨物追跡システム」のダウンサイジングに 取り組みました。日本初となる、Oracle データ ベースの 8RAC 構成を導入し、プライベートク ラウド環境を構築しました。ダウンサイジング とともに、システムの可用性、負荷分散、拡張 性も実現できました。 導入後の効果 ・朝と夕方には、6,000 ∼ 7,000 ユーザーから同時 にアクセスしても、レスポンスが悪くなるといった 問題は一切起きていません。 ・メールシステムが安定したことで、障害対応時間 が削減されました。 ダウンサイジングは、ベンダーに任せず、当社 が主導権を持って実施しました。大手ベンダー によるベンダーロックイン、システムのブラッ クボックス化を懸念したからです。IT の主導権 をユーザに取り戻すという考えのもと、システ ムの改善を行いました。 User Profile ■導入の経緯 メールシステムの障害が頻発、 ユーザ側の不満が大きくなり 「CyberMail」を導入する以前に使用していた メールシステムは、2005 年に SG ホールディン グスグループのうち、半数にあたる 6,000 ユー ザで利用を開始し、順次、ユーザ数を増やして いく計画でした。 しかし、利用していくうちに、メールシステム のレスポンスが非常に悪くなっていきました。 とくに朝と夕方の、アクセスが集中する時間帯 は、「ほとんど固まっている」くらいに応答し ません。 月 に 3、4 回 は、メ ー ルのデータベースサー バで障害が起こり、復 旧するまでメールが利 用できないという状況 でした。 障害の原因を調査した ところ、ストレージの ディスク I/O 負荷が高 くなり、サーバで処理 待ちが発生していたこ とがわかりました。デー タベースのチューニングも実施しましたが、パ ラメータをいくら変更しても効果があらわれま せんでした。 ユーザの不満はどんどん大きくなっていきます し、この状況では、ユーザ数を増やすことも不 可能です。2007 年、新しいメールシステムの 導入を検討することになりました。 SG システム株式会社 http://www.sg-systems.co.jp/ 本社:〒601-8104 京都府京都市南区上鳥羽角田町 25 設立:昭和 58 年(1983 年) 代表取締役社長:安延 申 社員数:900 名(2013 年 2 月 20 日現在) S G シ ス テ ム 様 導入事例 ■選定理由 大規模対応&高速パフォーマンス 優れたシステム拡張性 2007 年から、サイバーソリューションズを含 む 5 社ほどに、デモを実施してもらい、システ ムの比較検討を始めました。求めていた要件は 次の 3 点です。 ①大規模でのメール環境に対応 選定の際、20,000 ユーザでも稼働するかどうか を要件としました。「CyberMail」は、50,000 ア カウントを超える大規模な導入実績がありまし たので、心配はありませんでした。 「CyberMail」導入にあたり、ユーザ一人あたり のメール容量を増やしました。以前は、45MB の容量しかありませんでしたが、現在は役職別 に、100 ∼ 300MB に設定しました。 ②高レスポンスの実現 「CyberMail」は『Web メー ル搭載の一体型のメール サーバシステム』になっ ているので、メールサー バ、Web サーバをそれぞ れ設置する必要がなく、 最低限のサーバ台数で、 メールシステムの運用が 可能です。そのため、余 計なサーバ間の接続が不要になり、高レスポン スなメールシステムが構築できました。 ③システムの保守性と拡張性 「CyberMail」とともに、最後まで検討に残った 製品は大規模実績があり、オンプレミスも可能 だったのですが、OS の制限や、連携していく システムに依存性が出てくるおそれがあり、ベ ンダーロックインから脱却できなくなってしま います。 一方、「CyberMail」では、クラウド、オンプレ ミスどちらも可能です。他の商品との連携の自 由度も高く、他システムとの連携も、オープン ソースの LDAP で可能であるなど、システムの 保守性と拡張性に優れています。 ■導入の状況 ■導入の効果 2 ヶ月の短い構築期間に 無事に稼動できました メール障害がなくなり、日々の メール障害対応もなくなりました 時期 2010 年 10 月末 2010 年 「CyberMail」を導入(20,000ac) システム構築 11 月∼ 12 月 (SG システム内でトライアル稼動) 2011 年 1 月 初旬 「CyberMail」稼動(40,000ac) 2011 年 1 月 下旬 SG ホールディングスグループ(国内 14 社、財 団法人 4 社、外郭団体 2 社の計 20 社)全体で、 「CyberMail」を 利 用 し て い ま す。ユ ー ザ 数 は 12,000 ユーザです。 導入・リリース状況 メールサーバとして 5 台。管理するサーバを含 めて 8 台で運用しています。 「CyberMail」のサーバ、ウィルスチェック用の サーバを仮想化して運用、全部で 12 台の構成で システムを運用しています。 「CyberMail」稼動(60,000ac) 2010 年 10 月末に導入し、翌 11 月よりシステ ムの構築を開始しました。 11 月、12 月と、2 か月という短期間でのシス テム構築になりました。会社トップの、「年始 から新しいメールシステムで仕事を始めるん だ」という強い想いがあったからです。当社ス タッフは 5 名、サイバーソリューションズの担 当の方の努力もあり、無事に、「CyberMail」を 稼働することができました。 年内は SG システム内でトライアル稼働。年始 に、まず、佐川急便以外の会社 4,000 ユーザで の稼働、1 月下旬に佐川急便 6,000 ユーザでの 稼働となりました。 ―システム構築に際して、苦労したことはあり ましたか メールシステムの切替えに伴い、グループ会社 のメールドメインの変更も併せて実施。 約 4,000 アカウントの転送設定をユーザに影響 を与えず、切替えを行う調整が一番苦労しまし た。また、リリースまでに想定している検証を 全て行うため、限られた時間の中で、負荷テス ト・他システムとの連携について、綿密に計画 し、遅延なく実行する事にも注力しました。 ― 感じたメリットをお聞かせください 「CyberMail」導入により、月に 3、4 回起こって いたメール障害がなくなりました。くわえて、 日々のメール障害の対応 もなくなりました。もっ ともメール利用の多い、 朝 と 夕 方 に は、6,000 ∼ 7,000 ユーザから同時に アクセスがありますが、 これまでレスポンスが悪 くなるといった問題は いっさい起きていませ ん。導入以前は、ユーザ か ら「画 面 が 固 ま っ た」 という問い合わせが、日に 10 件ほどありました が、今はゼロです。メールに関しては、導入直 後にインターフェースに関する問い合わせが あったくらいです。 ―サイバーソリューションズへの期待 サイバーソリューションズの製品は、メールエ ンジンも、Web メールシステムもトータルでサ ポートできることが強みだと思います。 年に 4 回実施しているユーザ分科会を通して、 システムを導入している会社の要望を反映し、 より良い製品、システムの提供を期待していま す。 ―本日はお忙しいところ、誠にありがとうございました。 ※記載事項は予告なしに変更となる場合があります。 ※記載されている会社名、 商品名は、 各社の商標または登録商標です。 サイバーソリューションズ株式会社 お問い合わせ先:03 -6809-5858 2013.09
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