DATASHEET MXシリーズ ミッドレンジ向け 3D ユニバーサル・ エッジルーター 製品概要 ネットワーク事業者は、そのビジネスや技 術に特有の課題に対処するため、コンパク トなエッジルーターを必要としています。 た だし、多くの 場 合、パフォーマンスや 機 能・特長面で妥協を迫られ、必要な機能を 利用するために、必要以上に大規模なシス テムを購入しているのが現状です。つまり、 最適なオプションがなく、収益機会を逃し ているか、設備投資(CapEx)や運用コスト (OpEx)の支出に無駄が増えているとい うわけです。 ジュニパーネットワークスSDN対応MXシ リーズ ミッドレンジ向 け3 D ユ ニ バーサ ル・エッジルーターは資本効率とスペース 効率に優れたコンパクトなルーター製品で あり、最良のHigh-IQネットワークを構築す るうえで必要なパフォーマンスや機能・特 長をすべて備えています。 製品説明 ジュニパーネットワークスSDN対応MXシリーズ ミッドレンジ向け3D ユニバーサル・エッジルーター は、資本効率と俊敏性に優れたルーティングプラットフォームを提供します。この成果として、あらゆる 種類のWANエッジ、WANコア、インターネットエッジ、支社のアグリゲーション環境、キャンパス、デー タセンターに加えて、ハイエンドCPEを含む、ビジネス、モバイル、およびコンシューマーのエッジアプ リケーション向けに運用面のメリットをもたらします。SDN対応MXシリーズ ミッドレンジ向け3D ユ ニバーサル・エッジルーターは、最良のネットワークインフラストラクチャを構築するうえで必要なパ フォーマンスや機能・特長をすべて備えたコンパクトなルーター製品を顧客に提供します。 MXシリーズ ミッドレンジ向けルーターはMX5、MX10、MX40、MX80というラインナップで構成さ れ、大規模なMXシリーズ シャーシで使用されているものと同じジュニパーネットワークスJunos OS とプログラム可能なJunos Trioチップセットを搭載しています。さらに、ソフトウェアライセンスによる アップグレードで、システムの処理能力を80Gbpsまで拡張することも、経済性に優れた「Pay as you grow(成長に応じた投資)」モデルでサービスを追加することも可能です。 アーキテクチャと主要コンポーネント あらゆるMXシリーズ プラットフォームがジュニパーネットワークスJunos® OSとプログラム可能な Junos Trioチップセットを搭載しており、一貫性のある動作環境を提供します。 この成果として、ネット ワークの運用状況を合理化するとともに、ユニバーサルエッジでサポートされているあらゆる種類の 可用性とパフォーマンスを改善します。ジュニパーネットワークスMX5、MX10、MX40、MX80ミッドレ ンジ向け3D ユニバーサル・エッジルーターは高さ2ラックユニット (2RU)で、オプションの冗長電源ユ ニットとファンをサポートしており、イーサネットのフル機能と高度なサービスを必要とする比較的小規 模な環境に最適です。 ミッドレンジ ルーター* 第1 MIC スロット** MX5 4 MX10 4 MX40 MX80 第2 MIC スロット サービス MICスロット 10GbE ポート ソフトウェア ライセンス アップグレード 4 4 4 4 4 4 4 4 4 4 4 4 4 4 N/A *MXシリーズのサービスと機能はすべて、 ミッドレンジルーターの製品ポートフォリオ全体でサポートされています。 **MIC(Modular Interface Concentrator) スロットはさまざまな構成に柔軟に対応し、MXシリーズで利用可能なイーサネットMICと非イーサ ネットMICをすべてサポートしています。 1 Junos OS Junos OSはワールドクラスのネットワークオペレーティングシステムであ り、ルーティングプロトコル、柔軟性に優れたポリシー言語、最高レベルの MPLS/VPN実装との組み合わせで安定性が実証されています。Junos OS は、あらゆるMXシリーズ プラットフォームに加えて、ジュニパーネットワーク スACXアクセス・ゲートウェイ、Mシリーズ マルチサービスエッジルーター、 Tシリーズ コアルーター、Jシリーズ サービスルーター、QFXシリーズ スイッ チ、EXシリーズ イーサネットスイッチ、PTXシリーズ パケット・トランスポー ト・システム、SRXシリーズ サービス・ゲートウェイ上で動作します。 この成 果として、ルーティング、スイッチング、サービス、セキュリティを含む、アクセ ス領域からコア領域まで一貫性のある単一OSを実現しています。 Junos OSは高度なスクリプティング機能向けのXMLインタフェースを提供 し、MXシリーズ上で動作するルーティングプロトコルと、そのインタフェー スのプロパティを設定するように設計されています。Junos OSは、ソフト ウェアの設定が有効になってから、MXシリーズ デバイスを通過するプロト コルトラフィックを監視するとともに、プロトコルやネットワーク接続の問題 をトラブルシューティングするように設計されています。 特長・メリット 高さ3.5インチ(2RU)のMXシリーズ ミッドレンジ向けルーターはMXシ リーズの製品ポートフォリオで最もコンパクトなモデルであり、企業環境と サービスプロバイダーの両方の導入事例で、サービス品質で妥協すること なく、運用コストの削減と運用効率の改善に取り組む顧客を支援するよう に設計されています。柔軟性(ミックスアンドマッチ型のインタフェースタイ プ)およびアップグレード性(MX5からMX80まで)によって、MXシリーズ ミッドレンジ向けルーターは、キャンパス、データセンター相互接続、サービ スプロバイダーWAN接続などの導入事例に最適です。 MXシリーズ ルーターによって実現され、ミッドレンジ向けシステムでサ ポートされているさまざまなアプリケーションを次に示します。 • データセンターの統合やデータセンターのモビリティに必要なレイヤー2 のストレッチ(VPLS(Virtual Private LAN Service)、疑似回線、MPLS 高速再ルーティング、BFD(Bidirectional Forwarding Detection) プロ トコル) • L2およびL3のエンドツーエンドネットワークセグメンテーション(L2/ L3VPNを使用) • 制御機能と転送機能を分離する形で搭載したサービスプロバイダールー ターにより、階層型のQoS(Quality of Service)に加えて、最高レベルの 拡張性とインテリジェントなサービス配信機能を提供 • サブネットのモビリティ、L2/L3セグメンテーション、QoSを必要とする キャンパスルーター • (マルチキャストMPLS VPNなど、高度な機能による)IPTVサービス向け のビデオ配信 • クラウドコンピューティング(クラウドへの接続とクラウド間の接続に最適 なプラットフォームを提供) • WANエッジ(柔軟な接続に必要なPDH、TDM、およびイーサネットインタ フェースを提供) 表2:特長・メリット 特長 Benefits 拡張性 • ソフトウェアライセンスによる20Gbps(MX5)から40Gbps(MX10)、60Gbps(MX40)、80Gbps(MX80)への機 能アップグレードで投資保護を実現します。 • 10Gイーサネットによる10/100Mbpsのサポート、チャネル化T1からOC192までのPDH/TDMのサポートで柔軟性 を高めます。 クラウド対応の仮想化 柔軟性の向上と導入オプション(デバイス仮想化(仮想ルーター、論理システム、仮想スイッチ、仮想シャーシなど) とリン ク仮想化(VLAN、LAG(Link Aggregation Group)、GRE(Generic Routing Encapsulation)、MPLS LSP(LabelSwitched Path)など)。 高度なIPルーティング RFC 2547.bis IP/MPLS VPN(L3 VPN)の包括的なサポート (イーサネットネットワーク全体およびマルチキャスト VPNでのMPLS VPNのフルサポート)。 仮想化ネットワークサービス • フロー監視のインラインサポートによる、運用の合理化と、経済性に優れたサービス敏捷性。さらに、 プライベートアド レスをパブリックアドレスにマッピングするNAT(Network Address Translation)。キャリアグレードNATでの専用 サービスのスループット9Gbps。IPsec、 ステートフルファイアウォール、MS-MICによるフロー監視。 トンネリングプロトコル • • • • 2 GREユニキャストトンネリング(GREフラグメンテーションをサポート) IP-IPユニキャストトンネリング、マルチキャストトンネリング PIM-SM(Protocol Independent Multicast-Sparse Mode)ユニキャストトンネリング VT(Virtual loopback Tunneling) MX5 MX10 MX40 MX80 MX80-48T 仕様 準拠規格 システム容量 安全規格 • MX5 - 20 Gbps • MX10 - 40 Gbps • MX40 - 60 Gbps • MX80 - 80 Gbps スロット当たりのスループット • 該当なし パケット転送容量 • 全ミッドレンジルーターで55∼60Mpps シャ ー シ 当 たり の M I C( M o d u l a r I n t e r f a c e Concentrator)の数 • MX5は、MICとMS-MICを1つずつサポート。MX10、MX40、MX80は、 MICを2つとMS-MICを1つサポート可能。 ラック当たりのシャーシ数 • CAN/CSA-22.2 No. 60950-00/Ul 1950 Third Edition, Safety of Information Technology Equipment • EN 60825-1 Safety of Laser Products - Part 1: Equipment Classification, Requirements, and User s Guide • EN 60950 Safety of Information Technology Equipment EMC • AS/NZS 3548 Class A(オーストラリア/ニュージーランド) • EN 55022 Class A Emissions(ヨーロッパ) • FCC Part 15 Class A(米国) • VCCI Class A(日本) NEBS • GR-63-Core:NEBS, Physical Protection • G R -1 0 8 9 - Co re:E M C a n d E le c t r i ca l S afe t y fo r N e t wo r k Telecommunications Equipment • 24 ETSI 外形寸法(幅×高さ×奥行) • ETS-300386-2 Telecommunication Network Equipment Electromagnetic Compatibility Requirements 重量(kg/lb)フル搭載時 イミュニティ • マウント方式 ̶ フロントまたはセンター • EN 61000-3-3電圧変動およびフリッカ • 44.5×8.76×59.6cm (17.5×3.5×23.48インチ) • 13.7 kg/30 lb 電源(AC/DC) • 100∼240VAC • -40∼-72VDC • AC電源消費電力(理論値、合計)̶ 376W • DC電源消費電力(理論値、合計)̶ 320W 動作温度 • EN 61000-3-2電源高調波 • EN 61000-4-2 ESD • EN 61000-4-3放射無線周波電磁界 • EN 61000-4-4 EFT • EN 61000-4-5サージ • EN 61000-4-6無線周波数伝導妨害 • EN 1000-4-11電圧ディップ・瞬時停電 • 0° ∼40° C(32° ∼104° F) エレメント管理 湿度範囲 • J-Webソフトウェアグラフィカルユーザーインタフェース • 5∼90%(結露しないこと) • Junos Spaceプラットフォームおよびアプリケーション 最高高度 • 4,000m(13,000ft) までパフォーマンスの低下なし 3 Specifications (Continued) ポリシー管理 • Junos Scope • SRCシリーズ セッション&リソース管理モジュール サードパーティ製管理アプリケーション • HP、IBM、InfoVista、Intelliden、WANDL ジュニパーネットワークスについて ジュニパーネットワークスは、ネットワークイノベーション企業です。デバ イスからデータセンター、消費者からクラウド事業者にいたるまで、ジュ ニパーネットワークスは、ネットワーキング体験とビジネスを変革するソフ トウェア、シリコン、システムを提供しています。ジュニパーネットワーク スに関する詳細な情報は、以下をご覧ください。 http://www.juniper.net/jp/ 、Twitter 、Facebook SNMP • SNMP v2/v3バイリンガルエージェントサポート ジュニパーネットワークスのサービスとサポート ジュニパーネットワークスは、高性能な製品によってサービスとサポートを もたらすリーダーであり、高性能ネットワークの促進や拡張、最適化の実 現に向けたサービスを提供しています。これらのサービスでは、オンライ ンで迅速に収益創出能力を提供することにより、生産性の向上や、新しい ビジネスモデルおよびベンチャー事業の迅速な展開を可能にします。また、 ネットワークを最適化することで、必要な性能レベルや信頼性、可用性を 維持し、オペレーショナルエクセレンス(卓越した運用)を保証しています。 詳 細 に つ いては 、h t t p : //w w w. j u n i p e r. n e t / j p / j p /p r o d u c t s services/をご参照ください。 日本 米国本社 アジアパシフィック、ヨーロッパ、中東、アフリカ 東京本社 〒163-1445 東京都新宿区西新宿3-20-2 東京オペラシティタワー 45F 電話 03-5333-7400 FAX 03-5333-7401 1194 North Mathilda Avenue Sunnyvale, CA 94089 USA Boeing Avenue 240 1119 PZ Schiphol-Rijk Amsterdam, The Netherlands 電話 888-JUNIPER (888-586-4737) または408-745-2000 FAX 408-745-2100 電話 31-0-207-125-700 FAX 31-0-207-125-701 ジュニパーネットワークス株式会社 西日本事務所 〒541-0041 大阪府大阪市中央区北浜1-1-27 グランクリュ大阪北浜 Juniper Networks, Inc. Juniper Networks International B.V. URL http://www.juniper.net URL http://www.juniper.net/jp/ Copyright© 2014, Juniper Networks, Inc. All rights reserved. Juniper Networks、Junos、NetScreen、ScreenOS、Juniper Networksロゴは、米国およびその他の国におけるJuniper Networks, Inc.の登録商標または商標です。また、その他記載されているすべての商標、サービスマー ク、登録商標、登録サービスマークは、各所有者に所有権があります。ジュニパーネットワークスは、本資料の記載内容に誤りがあった場合、一切責任を負いません。ジュニパーネットワークスは、本発行物を予告なく変更、修正、転 載、または改訂する権利を有します。 1000374-005 JP Sep 2014 4
© Copyright 2024 ExpyDoc