vSRX サービス ゲートウェイ - Juniper Networks

DATA SHEET
vSRX サービス ゲートウェイ
製品概要
製品説明
vSRX サービスゲートウェイ
(旧
データ センターでは、サービスをこれまでになく迅速に効率的に提供するために、サーバーを仮想化
Firefly Perimeter)は、高度なセキュ
する傾向が顕著になってきています。その一方で、仮想データ センターには、物理的資産に求められる
リティー機能、堅牢なネットワーク機能
以上のセキュリティー上の配慮が必要とされます。
と仮想マシン ライフサイクルの自動管
理機能を含む、サービス プロバイダー
仮想データ センターの仮想マシン(VM)は、頻繁に行われる追加、移動、変更によって大きく変動する
および企業向けの完全な仮想ファイア
可能性があります。このことが、持続的な法令順守のために必要な、VM のインスタンス化における
ウォール ソリューションです。セキュリ
セキュリティー ポリシーの適用や VM の移動時のセキュリティー ポリシーの追跡を複雑にしていま
ティー担当者は vSRX を使用すること
す。つまり、動的で柔軟であるという仮想化の特性が原因で、物理的な世界では当然とされる可視性や
で、変動性の高い環境でもファイアウ
制御性が容易に失われてしまうということです。
ォールによる防御態勢を導入して拡張
できます。
ネットワークやセキュリティーの専門家は、組織のセキュリティーを損なうことなく仮想化やクラウドの
技術を活かすために、両方のバランスを慎重にとる必要があります。この課題に応えられるのは、進化
する脅威に対抗しながら、信頼性、可視性、制御性を損なわずに仮想環境およびクラウド環境の俊敏性
と拡張性にマッチする、新しいタイプのセキュリティー ソリューションだけです。
ジュニパーはこれらの課題に真正面から取り組み、受賞歴のあるジュニパーネットワークスの SRX シ
リーズ サービス ゲートウェイの機能に vSRX サービス ゲートウェイを加えることで、仮想環境に対応
しています。ジュニパーネットワークスの Junos® OS を備えた vSRX は、完全一体型の仮想セキュリテ
ィー ソリューションを提供しており、サービス プロバイダや企業向けの高度な L4-L7 セキュリティー サー
ビス、堅牢なネットワーク、
ライフ サイクルの自動管理機能を備えています。
ネットワークとセキュリティー管理者は、仮想クラウド環境の変化するニーズに応じて、Junos Space
Virtual Director による vSRX の自動プロビジョニング機能を活用することで、
ファイアウォール保護
メカニズムを迅速かつ効率的に導入して拡張できます。管理者は、vSRX のプロビジョニング アプリ
ケーションを Junos Space Security Director の機能と組み合わせることによって、一元的な汎用プラッ
トフォームから物理的資産と仮想資産の両方について、ポリシーの設定、管理、可視化の能力を大幅に向
上させることができます。
仮想ネットワークおよびセキュリティー サービス用の vSRX 製品はネットワーク機能仮想化(NFV)の
使用事例に幅広く対応しているため、サービスに特化したアプリケーションをソフトウェアに導入する
ことを検討中のサービス プロバイダや組織に適しています。また、vSRX は ジュニパーネットワークス
Contrail、ジュニパーネットワークス OpenContrail、その他のサード パーティー ソリューションにも対
応しており、さらに OpenStack のような次世代のクラウド オーケストレーション ツールと直接または
API を介して統合できます。
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1
vSRX サービス ゲートウェイ
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アーキテクチャと主要コンポーネント
高度なセキュリティー サービス
vSRX は、統合脅威管理(UTM)、侵入検知と防御(IDP)、AppSecure 2.0
今日の高度な攻撃に対抗することを目的として、
従来のファイアウォール、
個々の
によるアプリケーション制御と可視化を含む、仮想環境に特化した用途の
スタンドアロン アプライアンスやソフトウェアを中心に構築された、一体
広い高度なセキュリティー サービスを提供します。
化されていないレガシー システムを導入する方法は、もはや適切とは言え
統合脅威管理(UTM)
ません。ジュニパーの高度なセキュリティー パッケージでは、ユーザーが
現代の組織による進化する個別のニーズや常に変化する脅威に合わせて
複数の技術を導入できます。技術やポリシーなどのセキュリティー機能は
リアルタイムで更新され、常に最新の状態に保たれます。
vSRX は、最高レベルのアンチウィルス、
アンチスパム、Web フィルタリン
グとコンテンツ フィルタリングによる総合的なコンテンツ セキュリティー
機能を有し、マルウェア、
ウィルス、
フィッシング攻撃、侵入、
スパム、その他の
脅威に備えています。
表 1:vSRX UTM の特長とメリット
特長
説明
メリット
アンチウィルス
• POP3、HTTP、SMTP、IMAP、および FTP プロトコル上で
スパイウェア、
アドウェア、
ウィルス、キーロガーなどのマルウェ
アを検知してブロックする、評判の高まったクラウドベースの
アンチウィルス機能
• アンチマルウェア技術のリーダーである Sophos Labs との
提携により実現したサービス
• 一流のアンチウィルス専門家によって提供される高度な防御策に
より、データ漏えいや生産性の損失をもたらす可能性があるマル
ウェア攻撃に対抗します。
Web フィルタリング
• 広範なカテゴリー オプション(90 種類以上のカテゴリー)
や、第 1 級の Web セキュリティー専門プロバイダである
Websense が提供するリアルタイムのスコアカードをはじめ
とした、拡張 Web フィルタリング機能
• 生産性の損失や、悪意のある URL による影響から保護すると同
時に、ビジネスに不可欠なトラフィック用のネットワーク帯域幅
を確保します。
コンテンツ フィルタリング
• MIME タイプ、
ファイル拡張子、
プロトコル コマンドに基づく
効果的なインバウンド/アウトバウンド コンテンツ フィルタ
リング機能
• 不注意による、
または悪意のあるファイル送信およびネット
ワーク上の悪意のあるコンテンツから保護し、侵害とデータ
漏えいの危険を最小化します。
アンチスパム
• セキュリティー専門会社の Sophos Labs との連携によ
り提供された、マルチレイヤー型のスパム防御、最新の
フィッシング URL 検知、標準ベースの S/MIME、Open
PGP、および TLS 暗号化、MIME タイプと拡張子に基づく
ブロッカーの機能
• 優れた電子メール フィルタリング機能とコンテンツ ブロッ
カー機能により、
ソーシャル ネットワーキング攻撃や最新の
フィッシング詐欺による高度で永続的な脅威に対する防御を
行います。
侵入防御システム(IPS)
vSRX の IPS は、データを調査し、影響を受ける前に発生中の攻撃をブロックしたり、
ファイアウォールで一連のルールを作成したりすることで、IT
ネットワークへのアクセスを制御し、システムを攻撃から保護します。IPS はジュニパーのセキュリティー機能とネットワーク インフラストラクチャを密接
に統合し、さまざまな攻撃や脆弱性に起因する脅威を緩和して阻止します。
表 2:vSRX IPS の特長とメリット
特長
説明
メリット
ステートフル シグネチャ
インスペクション
適切なプロトコル コンテキストによって判別されたネットワーク
トラフィックの関連部分に限定して、シグネチャが適用されます。
誤検知を最小限に抑え、柔軟なシグネチャ作成を可能にします。
プロトコル デコード
65 を超えるプロトコル デコードと、500 を超えるコンテキスト
に対応し、
プロトコルが適切に使用されるようにします。
プロトコルの正確なコンテキストによって、シグネチャの精度が
改善されます。
シグネチャ
異常や攻撃、
スパイウェア、
アプリケーションを特定するための
8,500 種類以上のシグネチャが存在します。
攻撃が正確に特定され、既知の脆弱性を悪用しようという試
みが検知されます。
トラフィック正規化
再構築、正規化、
プロトコル デコードに対応します。
難読化方式により、他の IPS 検知を迂回しようとする試みを
システムが無効にします。
ゼロデイ防御
プロトコル異常検知と、脆弱性が新しく発見された当日中の対応
パッチの提供を実現します。
ネットワークは、新しい攻撃に対してもすでに保護された状態
になります。
推奨ポリシー
一般的なエンタープライズ環境を保護する重要な対応として、
攻撃のシグネチャをジュニパーのセキュリティー チームが特定
します。
インストールとメンテナンスの簡素化と同時に、最高レベルの
ネットワーク セキュリティーが確保されます。
アクティブ/アクティ
ブ構成のトラフィック
モニタリング
IPS モニタリングには、
アクティブ/アクティブ構成の vSRX
シャーシ クラスタが含まれます。
アクティブ/アクティブ構成の IPS モニタリングに対応しています。
パケット キャプチャ
IIPS ポリシーにより、ルールごとにパケット キャプチャのログを
記録します。
ユーザーは、関連トラフィックをさらに詳しく分析して、対象を
保護する手順を決定できます。
2
vSRX サービス ゲートウェイ
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AppSecure 2.0 によるアプリケーションの可視化と
コントロール
を見つけるために、複数のテーブルを検索する必要のある従来のルーター
AppSecure 2.0 は、vSRX および SRX シリーズ サービスゲートウェイ向
と比べて、セッション トラフィックのスループットと遅延を改善します。セッ
けの次世代型アプリケーション セキュリティー パッケージで、ネットワーク
効率的なアルゴリズムは、セッション情報を検証してネクストホップ ルート
ションが確立すると、後に続くパケットではセッションと転送テーブルで 1
上で脅威の可視化、脅威からの保護、ポリシーの適用、制御を行います。
回だけ検索が行われ、その後出力インターフェイスに転送されます。
Facebook のようなクラウドベースのアプリケーションにアクセスしてい
セキュリティー ポリシーでは、1 つのゾーンから別のゾーンへのセッション
るユーザーの数を毎日把握する必要がある場合でも、最も多くの帯域幅
を使用しているアプリケーションを知る必要がある場合でも、AppSecure
は高い可視性を提供し、アプリケーションの動きを継続して追跡できま
す。オープン シグネチャを使って特定のアプリケーション セットを監視し、
計測し、コントロールすることで、組織のビジネス上の優先度に基づいて
アプリケーションを適切に使用できます。
の転送を許可するかどうかを決定します。vSRX はパケットを受信し、すべ
てのセッション、アプリケーション、ユーザーを継続して追跡します。VM は
仮想環境またはクラウド環境内を移動しても、引き続き安全が確保された
状態で、vSRX に処理の必要なパケットを送信します。
セッションの最初
のパケット処理
セキュリティー ポリシーの
評価とネクストホップの検索
表 3:AppSecure 2.0 for vSRX の特長とメリット
特長
説明
メリット
AppTrack
アプリケーション データ
を分析し、
リスク レベル、
ゾーン、送信元、宛先アドレス
に基づいて分類します。
アプリケーションの使用状況
を追跡し、高リスクなアプリ
ケーションの特定とトラフィ
ック パターンの分析を行うこ
とにより、ネットワークの管理
と制御能力を向上させます。
AppFW
AppQoS
アプリケーション コントロー
ル ポリシーを作成し、
アプリ
ケーション名やグループ名に
基づいてトラフィックを動的
に許可または拒否できます。
従来のポートやプロトコルの
分析ではなく、
アプリケーショ
ンに基づいたセキュリティー
ポリシーの作成と適用を可
能にします。
管理者が設定したアプリ
ケーション セキュリティー
ポリシーに基づいて、
トラフィ
ックを計測してマークします。
ネットワーク全体のパフォー
マンス向上を目的として、
ア
プリケーション情報とコンテ
キストに基づいてトラフィッ
クの優先度を設定するとと
もに、帯域幅の制限と確保を
行います。
セッション/
転送テーブル
受信
インターフェイス
ポリシーによる
拒否:ドロップ
テーブル
の更新
許可された
トラフィックの転送
許可された
トラフィックの
転送
図 1:vSRX のセッションベース転送アルゴリズム
高可用性(HA)
vSRX はアクティブ/アクティブ モードとアクティブ/パッシブ モード両方
のシャーシクラスリングに対応し、必要不可欠な信頼性を提供します。HA
機能は、処理中のあらゆる接続およびハイパーバイザーをつなぐクラス
ター メンバーに対し、完全なステートフル フェイルオーバー機能を提供
します。vSRX VM がクラスター内で設定されると、VM は接続/セッション
の状態とフロー情報、IPsec セキュリティー アソシエーション、ネットワー
ク アドレス変換(NAT)
トラフィック、アドレス ブック情報、設定変更などの
情報を同期します。この結果、
フェイルオーバー中もセッションが維持され
シンプルな構成
るだけでなく、セキュリティーも損なわれることなく維持されます。また不
vSRX はゾーンとポリシーという 2 つの基本機能を使用します。デフォル
安定なネットワークでは、vSRX はリンク フラッピングの発生も抑えます。
ト構成には、最低で「Trust」
と
「Untrust」
ゾーンが含まれます。Trust ゾー
パフォーマンス
ンは構成と内部ネットワークの vSRX への接続に使用されます。Untrust
ゾーンは一般的に信頼されていないネットワーク用に使用されます。イン
ストール プロセスを合理化し、設定を簡素化するために、既定のポリシー
が設定されています。
このポリシーは、Trust ゾーンから Untrust ゾーン
へのトラフィックを許可する一方で、Untrust ゾーンから Trust ゾーンへの
トラフィックをブロックします。従来のルーターは、
ファイアウォール(セッ
ションの認識)やポリシー(セッションの送信元と宛先)にかかわらず、すべ
てのトラフィックを転送します。さらに、vSRX が仮想であるという特性によ
り、ユーザーはスナップショットやクローニングなどの関連する技術を活用
ユーザーはこれまで拡張性とパフォーマンスのどちらかを選択する必要
がありました。vSRX ソリューションは複数の仮想 CPU を活用するように
最適化され、仮想環境におけるパケット処理と全体のスループットを最大
化しています。各 vSRX VM にもさまざまな仮想ネットワークに接続可能
な複数の仮想ネットワーク インタフェース カード(vNIC)が搭載され、複数
のネットワーク セグメントを同時に保護しています。仮想構造で運用され
る vSRX は、仮想環境やクラウドベース環境で必要とされる強固なセキュ
リティーとパフォーマンスの両方を実現します。
して、管理業務や運用業務を合理化できます。
ルーターとファイアウォールの組み合わせによるスループットと遅延を
最適化するために、Junos OS には従来のファイアウォールのセッション
状態情報と従来のルーターのネクストホップ転送機能を 1 つの操作にまと
めた、セッションベースの転送機能が実装されています。Junos OS では、
転送ポリシーにより許可されたセッションがネクストホップ ルートへのポ
インターと共に、転送テーブルに追加されます。
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vSRX サービス ゲートウェイ
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表 4:vSRX サービス ゲートウェイの重要なパフォーマンス メトリック
パフォーマンス*
VMware
KVM
ファイアウォール(UDP 1514 バイト プット)
4.35 Gbps
2.6 Gbps
ファイアウォール(IMIX)
1.05 Gbps
620 Mbps
ファイアウォール ランプ レート
(TCP)
22,000 サイクル/秒
22,000 サイクル/秒
ファイアウォール遅延(512 バイト UDP)
107 ミリ秒
87 ミリ秒
ファイアウォール IPv6(UDP 512 バイト パケット)
1.46 Gbps
829 Mbps
NAT(UDP 1514 バイト パケット)
4.3 Gbps
2.45 Gbps
NAT(IMIX)
1.05 Gbps
630 Mbps
NAT ランプ レート
(TCP)
19,000 サイクル/秒
19,000 サイクル/秒
IPsec(3DES+SHA1、1420 バイト)
290 Mbps
238 Mbps
IPsec(3DES+SHA1、IMIX)
146 Mbps
88 Mbps
IPsec(3DES+SHA1、64 バイト)
29 Mbps
21 Mbps
インターネット鍵交換(IKE)
レート
(3DES+SHA1、
v1 または v2)
最大 2,000 トンネル/71 トンネル/秒
最大 2,000 トンネル/48 トンネル/秒
EWF(44 KB ファイル)
251 Mbps
4 Mbps
SAV(Allscan 44 KB ファイル)
279 Mbps
385 Mbps
IDP HTTP スループット**
(レスポンス コンテンツ – 44 KB ファイル)
911 Mbps
8 Mbps
IDP HTTP CPS**
(レスポンス コンテンツ – 64 バイト)
6,300 サイクル/秒
6,000 サイクル/秒
IDP セッション スケーリング**
32,000
32,000
AppSecure HTTP スループット IPv4**
760 Mbps
290 Mbps
AppSecure HTTP CPS IPv4**
5,600
3,100
* VMware パフォーマンスの参照プラットフォーム:Dell PowerEdge R910、ESXI 5.1.0, 40 コア、2.393 Ghz CPU(02/2015)。KVM パフォーマンスの参照プラットフォーム:KVM-Ubuntu-14.04。損失許容
値:0.01%。すべてのパフォーマンス数値は「最大数値」
であり、基盤のハードウェア構成によって変動します(一部のサーバー構成ではより高いパフォーマンスを示す場合もあります)。
** IDP と AppSecure のパフォーマンスは Recommended IDP ポリシー テンプレートを使ったデータ センターの使用事例(client-to-server 型防御)によって変動します。AppSecure のパフォーマンス結果は
AppFW、AppTrac、AppQos、IDP をすべて有効にした状態でのテストに基づいています。
Junos Space Virtual Director
Junos Space Virtual Director は、vSRX 向けのフル ライフ サイクル
管理アプリケーションで、組織による vSRX サービス ゲートウェイ VM
主な特長とメリット
• ステートフルなパケット処理とアプリケーションレイヤーのゲートウェイ
機能をもつファイアウォールを仮想マシン形式で提供することで、マ
のプロビジョニングとリソース割り当ての自動化を可能にします。アプリ
ルチテナントのプライベート クラウドおよび公開クラウド環境のセキ
ケーションは、定評のあるジュニパーの Junos Space ネットワーク管理
ュリティーを強化します。
プラットフォーム上で実行され、vSRX VM インスタンスの設計、導入、監
視、
グループ化、
レポート作成をサポートしています。ネットワークとセキ
ュリティーの管理者は、Virtual Director の事前定義済み構成テンプレー
ト、自動化ツール、ワークフローベースのタスク、直感的な GUI を使用する
ことで、迅速にサービスを展開し、支障なく導入を実行できます。Virtual
Director の RESTful API のオープン セットが、サードパーティ製オーケ
ストレーション ツールやエンドツーエンドの構成と管理用のカスタム アプ
リケーションに対して、単一のインタフェースを提供します。
Junos Space Security Director
Junos Space Security Director は、直感的な一元管理の Web ベー
ス インタフェースを介したセキュリティー ポリシー管理機能を提供し、
最近および従来のリスク要素に対してポリシーを適用します。Security
Director は、Junos Space プラットフォームのアプリケーションとし
て、ネットワーク全体で広範なセキュリティ基準、きめ細かなポリシー
• SRX シリーズ サービス ゲートウェイの同一で一貫した高度なセキュ
リティーおよびネットワーク機能(IPsec VPN、NAT、QoS、
フル ルー
ティング機能)を活用します。
• 強力な UTM、
IPS、
アプリケーションの可視化とコントロール機能を
統合し、総合的な脅威管理フレームワークを実現することにより、
ます
ます巧妙化する脅威に対抗します。
• インテリジェントなライフ サイクル自動管理アプリケーション、
Junos
Space Virtual Director を使って管理機能を簡素化できます(追加
料金はありません)。
• オープン RESTful API でサードパーティー管理ツールやクラウド
オーケストレーション ツールとの統合を可能にし、管理上の柔軟性
を高めることができます。
• Junos Space Security Director を活用して、仮想環境と物理環
制御、多様なポリシーを提供します。管理者はステートフル ファイアウ
境全体におけるファイアウォール セキュリティー ポリシーの設定と
ォール、UTM、IPS、AppFW、VPN、NAT のセキュリティ ポリシー ライフ
管理状況に対する可視性とコントロールを強化します。
サイクルにおけるあらゆる段階を迅速に管理できます。
統合管理
• Contrail や OpenContrail などのサードパーティー ソリューション
との統合により、SDN と NFV に対応します。
管理者は、Junos Space Security Director の機能を Junos Space
Security Virtual Director と組み合わせることによって、一元的な汎用
プラットフォームから物理的資産と仮想資産の両方について、ポリシーの
設定、管理、可視化の能力を大幅に向上させることができます。
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vSRX サービス ゲートウェイ
DATA SHEET
ジュニパーネットワークスのサービスとサポート
ジュニパーネットワークスは、高性能なサービス分野のリーダーであり、高性能ネットワークの高速化、拡張、最適化を目指しています。当社のサービスを
利用することで、コストを削減し、
リスクを最小限に抑えながら、生産性を最大限高め、
より高速なネットワークを構築し、価値を高めることができます。ま
た、ネットワークを最適化することで、必要な性能レベルや信頼性、可用性を維持し、卓越した運用を保証します。詳細については、
www.juniper.net/jp/jp/products-services をご覧ください。
仕様
以下の表に、仕様の概要を示します。完全なリストについては、製品マニュアルを参照してください。
表 5:vSRX サービス ゲートウェイの仕様
プロトコル
IP アドレスの管理
セキュリティー
SLA、測定、監視
ハイパーバイザー
• IPv4、IPv6、MPLS、ISO
コネクションレス型ネット
ワーク サービス(CLNS)
• 静的
• ファイアウォール
• 静的ルート
• 動的ホスト構成プロトコル
(DHCP)
• ファイアウォール、
ゾーン、
スクリー
ニング、ポリシー
• RPM(リアルタイム パフォーマ
ンス監視)
• RIPv2 +v1
• 内部 DHCP サー
バー、DHCP リレー
• ステートフル ファイアウォール、
ス
テートレス フィルター
• OSPF/OSPFv3
• アドレス変換
• ネットワーク攻撃検知
• BGP
• ポート アドレス変換(PAT) • DoS と DDoS(分散型 DoS)攻
を伴うソース NAT
撃からの防御態勢をチェック
(異
常検知)
• 静的 NAT
• VMware
vSphere
5.0、
5.1、
5.5、
KVM
CentOS
63、Ubuntu
14.04 および
Contrail に
対応
• IS-IS
• マルチキャスト
(インター
ネット グループ管理プロ
トコル、PIM、セッション
記述プロトコル)
• MPLS
• VPLS
• PAT を使用するディスティ
ネーション NAT
• 永続的 NAT、NAT64
• カプセル化
• イーサネット
• 802.1q VLAN サポート
• リプレイ攻撃の防御、
アンチリプ
レイ
• 統合型アクセス
コントロール(UAC)
• フラグメント パケット攻撃防御の
ための TCP パケット再構築
• 総当たり攻撃緩和
• Syn Cookie 防御
• ゾーンベース IP スプーフィング
• 異常パケット攻撃防御
• セッション、パケット、帯域幅の
使用量
• IP 監視
• ログ作成
• システム ロギング
• Traceroute
• コントロール プレーンとデータ
プレーンの広範な構造化/非構
造化システム ログの管理
• Junos Space Security
Director に対応
• Juniper Networks Secure
Analytics
• Juniper Networks Advanced
Insight Solution に対応
• 管理者用外部データベース
(RADIUS、LDAP、SecureID)
• VPN
• 自動構成
• トンネル(一般ルーティングのカプ
セル化、IP-IP)
• 設定ロールバック
• ボタンによるレスキュー設定
• IPsec、DES(データ暗号化規
格)
(56 ビット)、3DES(トリプ
ル データ暗号化規格)
(168 ビッ
ト)、AES(次世代標準暗号)
(128
ビット)による暗号化
• 変更コミット確認
• Message Digest 5(MD5)、
SHA-1、SHA-128、
SHA-256 による認証
• 診断自動記録
• ソフトウェア アップグレード
• J-Web
• CLI
• IPv6
注文情報
ジュニパーネットワークス vSRX サービス ゲートウェイについての詳細は、www.juniper.net/jp/ をご覧いただくか、お近くのジュニパーネットワーク
スの営業担当者にお問い合わせください。
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vSRX サービス ゲートウェイ
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ジュニパーネットワークスについて
ジュニパーネットワークスは、ネットワーク イノベーションに取り組
んでいます。デバイスからデータ センターまで、そしてコンシュー
マーからクラウド プロバイダにいたるまで、ジュニパーネットワーク
スは、ネットワークのエクスペリエンスや経済性を変革するソフトウェ
ア、シリコン、システムを提供しています。ジュニパーネットワークス
は、世界中のお客様とパートナー企業のために尽力しています。詳細
については、www.juniper.net/jp/ をご覧ください。
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1000489-004-JP 2015 年 2 月