SOLUTION BRIEF Juniper Networks Unite クラウド対応型エンタープライズの リファレンス アーキテクチャ エンタープライズ ネットワークの簡素化と保護で俊敏性を獲得 課題 クラウドは、エンタープライズが転換する上で中心的な役割を果たす存在です。パブリック クラウ エンタープライズ ネットワークが単 にビジネスに必要な存在だった時代 は終わりました。従業員の生産性を 真に向上させるには、エンタープラ イズ ネットワークをいつでも、どこ ででもアクセスできる、俊敏性の高 い、安全なサービス プラットフォー ムへと変えなければなりません。 ドからプライベート クラウド、ハイブリッド クラウドまで、企業は主要な運用モデルとしてクラウ ソリューション トワークは、可視化と制御を中央管理することでメリットを多く享受できるでしょう。 Juniper Unite ク ラ ウ ド 対 応 型 エ ン タープライズは、企業が安全で高パ フォーマンスな企業キャンパスや支 店ネットワークを構築するための総 合的なリファレンス アーキテクチャ です。 課題 メリット ます。 • インフラストラクチャの導入、管 理、運用を簡素化しつつ、サービ ス再起動を高速に 大手のパブリック クラウド業者や一部のプライベート クラウド業者は、IT の競合優位性を高める俊 • インフラストラクチャからクラウ ドベースのサービスおよびフィー ドまで、あらゆるものを保護する ソリューション一式をエンタープ ライズに提供 • WLAN 関連のパートナー製品やそ の他サードパーティ コンポーネン トを統合し、統一性のあるクラス 最高の選択肢を顧客に提供 ド技術を採用し始めており、キャンパス ネットワークはプライベート クラウド、オンプレミスのデー タセンター、または遠隔地でホストされたクラウドベース アプリケーションへの重要な入口となり つつあります。 ネットワークのバーチャル化も、クラウドの柔軟性と俊敏性を飛躍させる起爆剤として、エンタープ ライズ IT の転換を促進する役割を果たしています。仮想化することで、ネットワークは導入および 管理を新たなパラダイムへと進化させる可能性があります。エンタープライズ キャンパスや支店ネッ モバイル ネットワーキングとソーシャル メディアが広く導入された結果、クラウド型アプリケー ションはさまざまな場所やデバイスへサービス提供することが求められ、依存度も高まっています。 BYOD やモノのインターネット（IoT）、ますます高度かつ多様化する脅威とが組み合わさることで、 ネットワークを介して接続されたり送信されたりするものすべてにセキュリティ上のリスクが内在し 敏性に富んだネットワーク インフラストラクチャを構築するために、SDN、ネットワーク機能の仮 想化（NFV）、自動化、分析、プロアクティブなネットワーク保証などのイノベーションを用いて、ネッ トワークの転換に拍車をかけてきました。エンタープライズ ネットワークを転換する目的は、設備 投資コストおよび運用コストの削減です。コスト削減することで、ビジネスを効率化して高収益をも たらすアプリケーションに投資するための予算を確保し、技術や生産性の向上をもたらすネットワー ク基盤を構築することができます。 しかし、残念ながら現在のキャンパス ネットワークの大半は複数の階層からなるスイッチや VLAN で構成されるシステムが手動のままで、複数の管理個所では異なるツールが必要であり、運用は以前 より複雑になっています。加えて、ロードバランサからファイアウォールまで、さまざまな階層の異 なる種類のセキュリティ ソリューションにより、運用が複雑になる一方です。こうした製品の管理を 手動で行わなくてはならないことがサービス停止や脆弱性につながる設定ミスの原因にもなってお り、分散型のエンタープライズを運用、管理することは、これまで以上にリスクが高く、難しくなっ ています。 一方で、クラウド対応型エンタープライズ ネットワークは新しいサービスを迅速に展開できるほか、 従業員の生産性も向上させることができます。また、クラウド対応型エンタープライズは分散された 場所に共通の統合ネットワークを提供できるので、多種多様な有線および無線デバイス、アプリケー ション、人、モノを認識するとともにサポートすることができ、シームレスかつ安全にサービスへと 接続させることが可能です。クラウド対応のエンタープライズ ネットワークでは、IT 部門は各地の 拠点に対する「サービス プロバイダ」として機能し、在宅勤務者、遠隔地の拠点、オフィスから共 通システムへの接続が安定かつ拡張性が高く、しかも安全になります。 1 Juniper Networks Unite クラウド対応型エンタープライズのリファレンス アーキテクチャ SOLUTION BRIEF ジュニパーネットワークスは、サービス プロバイダや巨大クラウドで採 ラットフォームであれば、IT 部門はアクセス ポート機能の拡大、エッジ 用されている技術を活用して包括的なクラウド対応エンタープライズ ソ の保護、構成やプロビジョニング、管理、ポリシー、可視性の一元管理 リューションを提供します。これにより、企業の IT 部門に拡張性の高い が可能になります。これは、物理または仮想化、パブリック クラウドま サービスを提供できます。世界最大のクラウドベース ネットワーク構築 たはプライベート クラウド、従来型の IT など、導入モデルに関係なく から得られた革新的な技術を活用し、そのイノベーションをエンタープ 実現できます。統合脅威管理、次世代ファイアウォール、マルウェア検 ライズへ適用するジュニパーは、簡素化されたプログラム可能なネット 出および削除ツールを含むジュニパーのスイッチングおよびセキュリ ワーク プラットフォームを提供します。そのプラットフォームは、拠点、 ティ ソリューションを基盤に、Juniper Unite はビジネスにおける業務 キャンパス、オンプレミスのデータセンターの全体で簡単にカスタマイ 拡大ニーズで必要な要素をすべて提供しながら、将来性を担保する製品 ズし複製することが可能で、企業は自社のプライベート クラウドやパブ です。 リック クラウドへ実装することも可能です。 さ ま ざ ま な 機 能 は、 ジ ュ ニ パ ー ネ ッ ト ワ ー ク ス Junos® Fusion Enterprise によって集約化されています。同製品は、俊敏性の高いエン Juniper Networks Unite タープライズ ネットワークを構築できる革新的なアーキテクチャです。 クラウド対応型エンタープライズ アクセス スイッチをコア スイッチの拡張ポートとして認識し、複数の Juniper Networks Unite クラウド対応型エンタープライズは、3 つのア ス イ ッ チ を 1 つ の 論 理 デ バ イ ス と し て 効 率 的 に 管 理 し ま す。Junos プローチで構成されます。1 つめはインフラストラクチャの簡素化、2 つ Fusion Enterprise は、自動化構成を使って運用管理を簡素化します。ま めはネットワークの保護、そして 3 つめはクラス最高のデプロイメン た、スタック トポロジーとメッシュ トポロジーの両方をサポートし、双 トを保証するオープンかつ統合されたフレームワークの提供です。統合 方のエンドユーザーは 1 つの論理システムに集約されたプライベート ク 脅威管理、次世代ファイアウォール、マルウェア検出および削除ツールを ラウドまたは IT データセンター環境へアクセスすることができます。 含むジュニパーのスイッチングおよびセキュリティ ソリューションのほ エンタープライズの保護 か、オープン統合フレームワークを通じて提供されるベストオブブリー ドの WLAN、UCC、およびネットワーク ソリューションを基盤に、 Juniper Unite クラウド対応型エンタープライズは、Juniper Networks Juniper Unite はビジネスにおける業務拡大に必要な要素をすべて提供し SRX シリーズ サービス ゲートウェイと Junos Space Network Director および Junos Space Security Director アプリケーションを使って包括 ながら、将来性を担保する製品です。 的なセキュリティと制御を提供することもできます。これにより、ネッ インフラストラクチャの簡素化 トワークのパフォーマンス監視や容量計画のほか、セキュリティ ポリ コア、配信、アクセス レイヤーを 1 つの論理プラットフォームに集約す シーの管理と制御を一元化できます。SRX シリーズ プラットフォーム ることで中央管理することができます。運用に関わる課題を排除しなが にはセキュアなルーティング（VPN）と次世代ファイアウォール機能が ら、同時にネットワークの俊敏性を実現します。単一で管理が簡単なプ 備わっており、キャンパスおよび拠点のエンタープライズ ネットワーク セキュリティ/ ポリシー ネットワーク アクセス アクセス テクノロジー パートナー ネットワーク インフラストラクチャ オープンな集約型フレームワーク 統合管理 Network Director Security Director Spotlight Secure Insight Analytics Sky Advanced Threat Prevention Lync Juniper Secure Analytics Contrail Networking NGFW Aerohive Networks HiveManager Airwave ベンダー中立の ポリシー管理 Cyphort PulseSecure Clearpass Aruba Networks Ruckus バーチャル シャーシ マルチシリコン戦略 MX シリーズ ゲートウェイ SRX シリーズ、vSRX セキュリティ Junos Fusion 基盤技術 マルチシリコン戦略 革新的なシステム 革新的なソフトウェア ジュニパー製コンポーネント 図 1：Juniper Networks Unite クラウド対応型エンタープライズのリファレンス アーキテクチャ 2 Juniper Networks Unite クラウド対応型エンタープライズのリファレンス アーキテクチャ 導入において安全な基盤づくりに欠かせません。 SOLUTION BRIEF ります。 侵入者や攻撃者を検知して隔離する方法は多々ありますが、侵入者を検 • 単一で一貫性のある Junos OS を製品群全体に提供：他のベンダー 知するために本番環境をレプリケーションする技術は、他のソリュー とは異なり、Juniper Networks EX シリーズと SRX シリーズ サー ションほど進化していません。また、仮想マシン（VM）を作成して侵 ビス ゲートウェイは共通の Junos オペレーティング システム上で 入者が潜むオペレーティング システムやアプリケーションをミラーリン 稼働するので、管理も簡単で、一貫した運用が可能です。 グすることは、難しいだけでなく拡張性もあまりありません。侵入者を • シームレスな接続性：EX シリーズ スイッチを導入することで、い 隔離するためだけにソフトウェアの互換性を確保して維持することは、 つでもすべてのアプリケーションにアクセスできるようになりま それ自体で 1 つのプロジェクトになってしまいます。 す。インターフェイスは、1GbE や 10GbE（銅線タイプと光ファ それよりも、攻撃者をより効果的に検知、隔離する方法があります。そ れは、サンドボックス領域を使って素早く侵入者や攻撃者を隔離する方 法です。このようなサンドボックス技術は既に存在し、既存のネットワー ク機能をそのまま活用できるので、複雑で運用負担のかかる別のレイ イバータイプの両方）など、さまざまサポートします。統合型ネッ トワークでは、データ、音声、ビデオがサポートされているほか、 ジュニパーネットワークスのオープン統合フレームワークに統合 することで、いつでも、どこからでもアクセス可能になります。 ヤーを構築するよりもはるかに簡単です。ジュニパーは、オープンなポ • 高度かつオープンで、拡張性の高いネットワーク セキュリティ： リシー強化プラットフォームを使ってネットワーク ポリシー制御を可視 Security Director は Sky Advanced Threat Prevention ソリュー 化、一元管理することで、より速く脅威を止めることができます。また、 ションと SRX シリーズ サービス ゲートウェイと組み合わさるこ コストと効率の両面からも効果的なソリューションです。 とで、最小規模の拠点から最大規模のサービス プロバイダまで、 総合的かつ最新の脅威やセキュリティ情報を収集するジュニパーネット ワークス Spotlight Secure は Security Director へこれらの情報を素早 く共有し、その後ネットワーク内の全 SRX シリーズ プラットフォーム に送信します。このほか、クラウドベースで保護を提供するジュニパー ネットワークス Sky Advanced Threat Prevention は、クラウド上の サンドボックスでダウンロードを「破棄」することでマルウェアの感染を 防ぎ、その情報をベースに SRX シリーズ デバイスはあらゆる悪意ある 脅威を認識し、ブロックすることができます。 あらゆるレベルで幅広いファイアウォール機能による保護など、 包括的なエンタープライズ セキュリティ ソリューションになりま す。統合脅威管理（UTM）、次世代ファイアウォール、脅威イン テリジェンス サービスなどの高度な保護を採用しているので、 データとネットワークを安全に守ることができます。また、ジュ ニパーからのフィードだけでなく、外部ソースのオープン フィー ドを受け取る機能を活用すれば、ユーザーはセキュリティを現在 利用できる中で最も効率的なネットワーク保護に調整できます。 物理ファイアウォールおよび仮想ファイアウォールは、どちらも オープンな集約型フレームワーク 集中管理できます。これにより、ネットワーク全体で一貫したポ Juniper Unite クラウド対応型エンタープライズを使うことで、企業はよ リシーを適用することができます。 り大量のユーザーにサービスを提供可能な、高い俊敏性と容量を備えた • あらゆるニーズに対応した幅広いスイッチ群：EX シリーズ スイッ ネットワークを導入でき、ますます多様化するデバイスを少ないリソー チは、アクセスから集約、コアへの導入まで、すべてサポートし スや予算でサポートすることも可能になります。この包括的なクラウド ます。 ベース ソリューションは、新しい IT 環境を受け入れられるよう設計さ れており、いつでも、どこでも企業リソースへのアクセスが可能です。 • アーキテクチャ上の優位性：Junos Fusion は、企業ネットワークを 構築するためのシンプルで信頼性の高い、柔軟なソリューション ジュニパーはオープン統合型フレームワーク（OCF）を通じて、クラス です。対応製品は、EX9200、EX4600、および EX4300 イーサ 最高の無線 LAN（WLAN）、ユニファイド コミュニケーション（UC）、ネッ ネット スイッチです。 トワーク アクセス コントロール（NAC）、セキュリティ ベンダーとパー トナーシップを組むことで、あらゆるデバイスや環境からビジネス リ ソースへ簡単にアクセスできることを保証し、導入や運用、管理が簡単 な、一貫したユーザー エクスペリエンスを提供します。エンタープライ ズ ネットワークを統合またはアップグレードする際も、独自ソリュー ションに顧客がロックインされることもありません。 無 線 ア ク セ ス に お い て、 ジ ュ ニ パ ー の OCF に は Aruba Networks、 ソリューション コンポーネント Juniper Networks Unite クラウド対応型エンタープライズは、次の製 品を使って構築できます。 • 信頼性が高く高パフォーマンスで、自動化に対応した EX シリー ズ イーサネット スイッチと SRX シリーズ サービス ゲートウェ イ。 Ruckus Wireless、Aerohive Networks などの大手 WLAN 企業が参加 • 最新のユーザー インターフェイスはユーザー エクスペリエンスを しています。顧客は 802.11n だけでなく、最新の 802.11ac も選択でき 重視しており、1 つのペインで Junos Space Network Director と ます。このほか、管理や統合オプションもさまざま用意しています。 Junos Space Security Director を 一 元 管 理 で き ま す。 ま た、 さらに、Microsoft Lync などのコラボレーション ツールを統合すること で、ユーザーはリアルタイムに連係しながら、いつでも、どこでも、信 頼できるネットワーク インフラストラクチャを使って共有やコラボレー ションすることができます。 特長とメリット • 管理性：統合されたデバイス、ネットワーク、セキュリティ管理ツー Junos Space Network Director と Junos Space Security Director は、Juniper Networks Secure Analytics 統合することでダイナ ミックなワークフロー実行が可能になります。 • 一般公開されている API に対応したオープン統合フレームワー クを活用することで、顧客は UC、WLAN アクセス技術、サードパー ティのセキュリティ フィードなど、キャンパスや拠点で求められ るあらゆる技術に応える、クラス最高の技術を選択できます。 ルに対して幅広くサポートが得られることで、TCO 削減につなが 3 Juniper Networks Unite クラウド対応型エンタープライズのリファレンス アーキテクチャ SOLUTION BRIEF エンタープライズ インフラストラクチャ エンタープライズ セキュリティ Juniper Unite クラウド対応型エンタープライズ ソリューションは、高 Juniper Unite は、クラウド対応型エンタープライズを守る安全なネット パフォーマンスの EX シリーズ イーサネット スイッチを始めとして、ア ワーク構築のための統合ソリューションです。Junos Space Security クセスには Juniper Networks EX4300 イーサネット スイッチを、高速 Director は、拡張性の高い SRX シリーズ サービス ゲートウェイのポー アクセスまたは分散環境には EX4600 イーサネット スイッチを、そし トフォリオ全体に渡って、グローバルなアプリケーションレベルで可視 てプログラム可能なコア スイッチングには EX9200 イーサネット ス 化でき、ポリシー管理が可能です。SRX シリーズ プラットフォームは、 イッチを採用しています。 高パフォーマンスな UTM サービス、次世代ファイアウォール サービス、 EX シリーズ スイッチには、いくつかユニークな機能があります。たと えば、バーチャルシャーシ技術、マルチシャーシ リング アグリゲーション （MC-LAG） 、Junos Space Service Insight 技術、統合インサービス ソフ トウェア アップグレード（統合 ISSU）などがあり、どれもモジュラー プラットフォームと固定プラットフォームの両方で利用できます。 このほか、EX シリーズは Junos Fusion Enterprise によって新しいレベ ルの管理性と拡張性を獲得し、ユーザーは数百台規模のスイッチや数千 台規模のポートを含むエンタープライズ キャンパス全体を単一の論理デ バイスとして管理できるようになりました。 また、Junos Fusion Enterprise 技術を使って複数のネットワークを 1 つ にまとめることで、キャンパス ネットワーク全体を 1 つの大きな仮想シ ステムに見立てて、1 台のスイッチのように動作させ、運用することが できます。Junos Fusion クラスタはエンタープライズ ネットワーク全 体に複数導入でき、クラスタ一つ一つが拡張することができ、サテライ ト デバイス全体で数千のユーザー ポートをサポートします。Junos Fusion Enterprise は 802.1BR オープン規格に準拠し、EX シリーズ イー サネット スイッチで構成されるエンタープライズ キャンパス ネット ワーク ファブリックを構築できます。 動的脅威防御およびインテリジェンスなど、幅広い保護を導入するため の基盤となります。SRX シリーズ ゲートウェイは、アプライアンス、 シャーシベース、仮想モデルを含む複数の導入オプションを用意してお り、いずれも全機能を利用できます。これらの構築要素は、ジュニパー の脅威防御およびインテリジェンス ポートフォリオと組み合わせること で、オープン ポリシー強化型の基盤プラットフォームを実現します。 • Security Director では、単一の Web ベース インターフェイスか ら直感的にセキュリティ ポリシーを管理でき、新たなリスクや従 来のリスクに対してポリシーを適用できます。Security Director は、ネットワーク全体で広範なセキュリティ基準、きめ細かなポ リシー制御、多様なポリシーを提供します。 複数のソー • Spotlight Secure Advanced Threat Intelligence は、 スから脅威フィードを収集し、オープンかつ統合された、実行可 能なインテリジェンスを、企業内に展開された SRX シリーズ ファ イアウォールに配信します。これらソースには、ジュニパーとサー ドパーティの脅威フィードのほか、顧客が導入した脅威検知技術 から収集されたフィードが含まれます。管理者は 1 つの集中管理 コンソールを提供する Security Director からすべてのフィードの 実施ポリシーを定義できます。また、これらコンポーネントを Junos Fusion Enterprise を導入すると、EX9200 スイッチはコア サー SRX シリーズ ファイアウォールと組み合わせることで、オープン ビ ス を 提 供 す る ア グ リ ゲ ー シ ョ ン デ バ イ ス と し て 動 作 し、 一 方 の ポリシー強化プラットフォームの基盤を構築できます。 EX4300 スイッチはサテライト アクセス デバイスとして動作します。 このほか、Juniper Networks QFX5100 スイッチはリーフ トポロジーを サポートし、キャンパスおよびデータセンターの両方を単一の論理管理 プレーンから管理する独自機能があり、仮想ネットワーク セグメントを 作成できます。 EX シリーズ スイッチは、ゼロタッチ プロビジョニング（ZTP）、運用 およびイベント スクリプト、自動ロールバック、Python スクリプトを 含むネットワーク自動化およびプラグアンドプレイ運用機能を数多くサ ポートします。このほか、Chef や Puppet とも統合できます。 Junos Space Network Director はインテリジェントで自動化された ネットワーク管理ツールで、ネットワーク管理者は物理や仮想、有線や 無線、データセンター、キャンパス、拠点を含むエンタープライズ ネッ トワーク全体を単一の管理コンソールから参照、分析、制御することが できます。Network Director を使うことで、管理者はデータセンター内 の物理環境と仮想環境の両方を管理、同期させることができ、サーバー • Sky Advanced Threat Prevention は、悪意があると思われるト ラフィックを隔離し、またはリダイレクトして無効化することで、 マルウェアのまん延を防ぐクラウドベースのサービスです。 まとめ - 簡素かつ安全なエンタープライズ ネットワーク データ管理やアクセスに関する問題を解決するため、ますます多くの企 業がクラウドへ移行を進めており、既存の環境とのギャップを埋めなが ら、俊敏性と柔軟性の高いネットワークを実現できるソリューションを 切実に求めています。 Juniper Unite クラウド対応型エンタープライズは、多様なデバイス、ア プリケーション、人、モノをサポートする、共通で統合されたネットワー クです。クラウド、データセンター、WAN のあらゆる場所に存在する リソースに対して、安定かつ拡張性が高く、安全に常時アクセスを提供 します。 間や仮想マシン間を移動するワークロードを確実にネットワーク ポリ ジュニパーネットワークスは、企業が求めるクラウド対応型エンタープ シ ー に 準 拠 さ せ る こ と が で き ま す。 キ ャ ン パ ス に お い て、Network ライズ ネットワークを実現する、信頼性の高い、シンプルでスマートな Director はネットワークのプロビジョニングやトラブルシューティング スイッチング、セキュリティ、および管理ソリューションの幅広いポー など、繰り返し実施される管理業務を自動化し、運用の効率と信頼性を トフォリオを提供します。これにより、分散されたエンタープライズ環 大幅に向上させます。 境の人やデバイス、機械、モノをシームレスに接続することができます。 これらソリューションの特長は、次のとおりです。 4 Juniper Networks Unite クラウド対応型エンタープライズのリファレンス アーキテクチャ • ユーザーやクラウド アプリケーションのニーズに継続的に対応可 能な拡張性と耐障害性を備えたシンプルなインフラストラクチャ。 また、ゼロタッチ プロビジョニングやネットワーク運用を可視化 する管理インターフェイスを提供し、今日のぜい弱で複雑なエン タープライズ ネットワークに関わるコストを削減します。 SOLUTION BRIEF ジュニパーネットワークスについて ジュニパーネットワークスは、ネットワークイノベーション事業に従事 しています。デバイスからデータセンターまで、消費者からクラウドプ ロバイダまで、ジュニパーネットワークスはネットワークの使い勝手や 経済性を向上させるソフトウェア、シリコン技術やシステムを提供して • 包括的なエンタープライズ セキュリティ。ネットワークの可視 います。ジュニパーネットワークスは、世界中のお客様とパートナー企 性を高め、大量のセンサーやサードパーティのフィードを通じて 業のために尽力しています。詳しい情報は、www.juniper.net/jp/ をご リアルタイムに脅威から防御します。 覧ください。 • API を提供するオープン統合フレームワーク。WLAN、ユニファ イド コミュニケーション、セキュリティ フィードなどのクラス最 高の技術を統合し、将来的には自動化やオーケストレーション機 能も対応する予定です。 詳細情報 Juniper Unite クラウド対応型エンタープライズの詳細については、 ジュニパーネットワークスの担当者にお問い合わせいただくか、 www.juniper.net/jp/ を参照してください。 米国本社 アジアパシフィック、ヨーロッパ、 Juniper Networks, Inc. 中東、アフリカ 1133 Innovation Way Juniper Networks International B.V. Sunnyvale, CA 94089 USA Boeing Avenue 240 電話：888.JUNIPER（888.586.4737） 1119 PZ Schiphol-Rijk または +1.408.745.2000 Amsterdam, The Netherlands FAX：+1.408.745.2100 電話：+31.0.207.125.700 www.juniper.net FAX：+31.0.207.125.701 Copyright 2016 Juniper Networks, Inc. All rights reserved.Juniper Networks、Juniper Networks ロゴ、Junos、QFabric は、 米国およびその他の国における Juniper Networks, Inc. の登録商標です。また、その他記載されているすべての商標、サービスマーク、 登録商標、登録サービスマークは、各所有者に所有権があります。ジュニパーネットワークスは、本資料の記載内容に誤りがあった 場合、一切責任を負いません。ジュニパーネットワークスは、本発行物を予告なく変更、修正、転載、または改訂する権利を有します。 3510558-001-JP 2016 年 1 月 ジュニパーネットワークスのソリューションの 購入については、03-5333-7400 に お電話いただくか、認定リセラーに お問い合わせください。
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