詳細 - Fusion-io

2014.05
ソフトウェアによる
共有ストレージの高速化
ioN Accelerator ™は、主要なサーバー プラットフォームを用いて高速共有スト
レージ環境を実現します。ioN Accelerator は、既存のエンタープライズ ストレー
ジ インフラストラクチャを強化すると同時に、Fusion-io が実現する高いパフォー
マンスをアプリケーションに提供します。シングル構成だけではなく、HA 構成も
容易に構成でき、管理、監視できる機能も備えており、また、ファイバー チャネル、
Infiniband(SRP)、iSCSI 等のプロトコルに対応しており、企業の利用する IT 環境
に容易に導入することができます。
ioN Acceleratorのメリット
ioMemory を共有ストレー
●
ジとして利用可能
ベンダー ロックインの回避
●
実績のあるソリューション : IA サーバーと ioMemory を統合
Fusion-io の ioN Accelerator は、多くの企業が探し求めてきたソリューションを
提供します。IA サーバーに ioN Accelerator を構成すると、ioMemory の低レイ
既存の SAN 環境を有効活
●
用
従来の共有ストレージ技術と
●
融合
テンシー性能と高い信頼性によって、高い可用性とシームレスな拡張性を備えた
●
共有ストレージ アプライアンスを実現できます。Fusion-io の ioMemory 製品は、
●
Dell、HP、IBM、Supermicro など、主要なサーバーベンダーによるテストおよび
HA 構成をサポート
GUI(ioSphere)も し く は
CLI で容易な管理
認定を経て提供されています。これらの IA サーバーは、信頼性とパフォーマンス
●
を備えたプラットフォームをエンタープライズ コンピューティングに提供するた
●
めに、無数のテスト サイクルを潜り抜けて磨き抜かれた製品です。IA サーバーと
ioN Accelerator および ioMemory を組み合わせて使用することで、任意のハード
ウェアでマイクロ秒単位のアプリケーション応答時間を実現できます。
サーバー上にストレージ サービスを構成
データのスライシング、コピー、圧縮などのストレージが提供する機能は、アプリ
ケーションのパフォーマンスを低下させる要因となっています。これらの機能によ
る影響がデータの受け渡しを遅くするだけでなく、多額のコストがかかり、メガワッ
ト単位で電力を消費し、特定のストレージ ベンダーへの依存度を高める結果を招き
ます。オラクル、マイクロソフト、VMware などの主要なアプリケーション プロ
バイダーが提供する機能を使用することで、必要なストレージ処理をサーバーにオ
フロードすることができるようになっています。そのため、サーバーでは低レイテ
ンシーでの I/O が最も重要です。
1
FUSIONIO.COM/JP
©2014 Fusion-io, Inc. All Rights Reserved.
パワーカットセーフ
拡張可能なパフォーマンス
シンプルな構成と管理
IA サーバーに ioN Accelerator をインストールすることで、高速な共有ストレージとして動作します。ioN Accelerator の構成と管理
は非常に簡単で、GUI 上でストレージプールのセットアップやボリュームの作成、ポートの割り当てをするだけで利用可能となります。
SNMP にも対応していますので既存の監視システムによる運用が可能です。
ioN Acceleratorの機能
ioN Accelerator は多くのメリットをユーザーにもたらします。
高信頼の Fusion-io の ioMemory をクラスターで共有
●
システム管理者はデータベース全体や特に負荷の高いデータを ioN Accelerator 上に構築することによって、ミッションクリティカルな
アプリケーションに常に高い性能を提供することが可能となります。
ベンダー ロックインからの開放
●
レプリケーションなどのストレージ サービスを利用すると、ストレージ ベンダーへの束縛が生じます。また、独自技術の非ポータブル
メディアを独自技術バックプレーンに統合すると、
フラッシュ アプライアンス ベンダーへの依存関係が発生します。ioN Accelerator は、
IA サーバーを共有アプリケーション高速化アプライアンスへと転換することで、企業の IT スタッフが専門知識、経験、リソースに見合っ
たソリューションを構築できるようにします。
既存の SAN パフォーマンスと効率性が向上
●
ホットスポットや I/O ボトルネックといった SAN システムの問題を解消できるため、高速でより予測可能性の高い RAID アレイ性能
の実現と大容量データの管理への注力が可能になります。
従来の共有ストレージ技術と融合
●
ioN Accelerator は、16Gb ファイバー チャネル、56Gb InfiniBand(SRP)
、40Gb iSCSI など、様々なブロック ストレージ プロト
コルをサポートし、クラスター内のサーバーからの共有アクセスを可能にします。
Fusion-io が培ってきたフラッシュメモリーの信頼性技術を活用
●
Adaptive Flashback の自己修復機能を利用すると、フラッシュ メディアに障害が発生した場合でも、ビジネスの継続性を失うこと
なくデータを保護できます。
高可用性アーキテクチャを実現
●
ホット スペアと RAID が、突発的なコンポーネントの故障からシステムを保護します。フェイルオーバー クラスタリングが、万が一
のシステム障害にも対応します。
ioSphere GUI と CLI による容易な運用
●
GUI(グラフィカル ユーザー インターフェイス)または CLI(コマンド ライン インターフェイス)から Fusion-io の ioSphere 管理ツー
ルを使用して、ioN Accelerator を統合管理できます。
パワーカットセーフ
●
ioN Accelerator は、バッテリーによるバックアップ、UPS システム、大容量のコンデンサーなどを使用することなく、予期しない
停電やサーバーの障害からデータを保護します。
拡張可能なパフォーマンス
●
ioN Accelerator のパフォーマンスは、サーバーのプロセッサー、バックプレーン、コントローラーの性能に応じて向上します。
2
FUSIONIO.COM/JP
©2014 Fusion-io, Inc. All Rights Reserved.
ホスト側でミラー
アプリケーション側でレプリケーション
ioN AcceleratorでHA構成
プライマリ データ センター
アプリケーション
セカンダリ データ センター
アプリケーション
ミラー
ミラー
ioN Accelerator
ioN Accelerator
ioN Accelerator
アプリ
ケーション
WAN
アプリ
ケーション
ioN Accelerator
ioN Accelerator
ioN Acceleratorの仕様例
HP ProLiant DL370 G6
Supermicro 1026GT-TRF
ストレージ容量(最大)
19.2 TB
4.8 TB
ストレージ メディア
(最大)
ioDrive2 Duo MLC x8
ioDrive2 Duo MLC x2
4Kランダム読み取りIOPS
1,000,592
518,321
4K書き込みIOPS
792,820
357,848
512Kピーク帯域幅
6GB/秒
4.19GB/秒
読み取りレイテンシー
73マイクロ秒
108マイクロ秒
書き込みレイテンシー
56マイクロ秒
70マイクロ秒
標準
750W
500W
最大
810W
600W
8Gビット ファイバー チャネル
ポートx 8、
コントローラーx 2
ポートx 4、
コントローラーx 1
QDR Infiniband(SRP)
ポートx 4、
コントローラーx 2
ポートx 2、
コントローラーx 1
10Gb iSCSI
ポートx 4、
コントローラーx 2
ポートx 2、
コントローラーx 1
サポートされるLUNの数
128
128
SNMPサポート
有
有
HA用インターネット
40GbE Ethernet
40GbE Ethernet
処理性能
消費電力
接続構成
管理性
オプションHA
3
FUSIONIO.COM/JP
©2014 Fusion-io, Inc. All Rights Reserved.
ioN Acceleratorソフトウェアのシステム要件
ioN Accelerator 認証済みサーバー プラットフォーム
Cisco
UCS C240 M3
Dell
PowerEdge R720
HP
ProLiant DL370 G6 ProLiant DL380p Gen8 ProLiant DL580 G7
IBM
x3650 M4
Supermicro
SuperServer
1026GT-TRF
1027GR-TRF
6037-TRXF
基本的なハードウェア要件
ioN Accelerator を実行するサーバーには、次のコンポーネントが必要です。
ストレージ コントローラー:
●
─ FC 接続の場合は QLogic の 2500 シリーズまたは 2600 シリーズの HBA が必要です。
─ InfiniBand(SRP)接続の場合は Mellanox ConnectX-3 の HCA が必要です。
─ iSCSI 接続の場合は Intel、Emulex、Mellanox または Broadcom の 10Gb CNA や 40Gb CNA が必要です。
ioMemory:
●
─ ioDrive2、ioDrive2 Duo 等の ioMemory 製品をサポートします。
─ ioN Accelerator システムに含まれるすべての ioMemory は、同一モデルで構成される必要があります。
─ サポートされる最小構成は、1
‌
枚の ioMemory です(複数の ioMemory が搭載されていない場合は RAID 機能を利用不可)
。
RAM:8GB の RAM、および ioMemory 1TB ごとに 5GB の RAM が必要です。たとえば、4.8TB の ioMemory がある場合、シ
●
ステムには 8GB + 4.8 * 5GB、つまり 32GB の RAM が必要です。
ハード ドライブ:起動用ディスクはミラー化することを推奨します。
●
管理用 NIC:オンボードに搭載されている NIC が利用可能です。
●
HA 構成時の追加要件
ioN Accelerator を高可用性(HA)で利用するには、基本要件に加えて次の追加要件を満たす必要があります。
インターコネクト用として Mellanox FDR dual-port ConnectX-3 が必要です。
●
HA を構成する 2 台の ioN Accelerator は同一ハードウェア構成である必要があります。
●
4
FUSIONIO.COM/JP
©2014 Fusion-io, Inc. All Rights Reserved.
その他の動作要件
ioN Accelerator は、次の環境と相互運用性があります。
説明
オペレーティング システム
Windows Server 2003 R2、
2008、2008 R2、
RHEL 5および6、Oracle Enterprise Linux、
Novell SLES 10、
Novell SLES 11、
VMware vSphere 4および5、
Oracle Solaris 10および11(Intel)
、Oracle Solaris 11
(SPARC)
、HP-UX
ファイル システム
Oracle ASM、
MD、LVM、Windowsディスク管理、
Symantec Veritas Storage Foundation
およびStorage Foundation HA
(WindowsおよびLinux)
マルチパス
MPIO(Windows)
、Linux DM、Veritas DMP
クラスタリング
Oracle RAC、
Microsoft Cluster、
SQL Mirroring、
SQL Server 2012、
Veritas Cluster
ストレージ ネットワーキング
ファイバー チャネル HBA(Brocade、
Emulex、QLogic)
ファイバー チャネル スイッチ
(Brocade、
Cisco、QLogic)
InfiniBand HCA
(Mellanox)
InfiniBand スイッチ
(Mellanox)
Ethernet NIC各種
Ethernet スイッチ各種
詳しくはこちらへ
web
▶ www.fusionio.com/jp twitter▶ twitter.com/fusionioJP
facebook
▶ facebook.com/fusionio
お問い合わせ▶ [email protected]
DSJM100912
5
FUSIONIO.COM/JP
©2014 Fusion-io, Inc. All Rights Reserved.