経営経済の基礎数学(A クラス)受講者の皆様へのお願い ・私語はできるだけ慎みましょう。 (他人の話声は、どうしても気になります) ・気分がすぐれない等のやむを得ない理由等があれば、教室の後ろのドアから御自 身の判断で退席しても構いません(特に、私に断らなくて結構です。) 逆関数の微分、対数関数の微分 復習(11 月 11 日) 一般に、 逆関数 ⇒ 対数(たいすう)関数y=logax 指数関数y=ax この a をこの「対数関数の底(てい)」といいます。対数関数のグラフはどちらかです: a>1 の時: 1.5 0<a<1 の時: 2 増加関数 減少関数 1.5 1 1 0.5 0.5 0.5 1 1.5 2 2.5 3 -0.5 0.5 -1 -0.5 -1.5 -1 -2 -1.5 1 1.5 いずれにせよ、(x、y)=(1,0)を必ず通ることに注意して下さい 2 2.5 3 (^^) 注意:以下の底の時は、普通、省略して書かれます: ・ 対数関数の底が a=10 ⇒ ・ 対数関数の底が a= e = lim (1 + n→∞ 1 n ) = 2.718・・・ ⇒ y=logx(自然対数) n dy 1 = dx dx dy 逆関数の微分法 定義(11 月 11 日の復習) y=logx(常用対数) 但し、 dx ≠0 dy 実数a>0,x>0 に対して、logaxを以下で定める: y=logax ⇔ ay=x 実数logaxをaを底(てい)とするxの対数(たいすう)といいます(^^) 自然対数の微分 y=logex (但しx>0)を微分しなさい。 10 月 28 日の復習 d y (e ) = e y dy 1 自然対数の微分公式 例題1 次の関数を微分しなさい。但し、全て x>0とします。 合成関数の微分を使う手順 (1) y=loge2x 手順1.合成関数となるよう分解 y = f ( g ( x)) 但し y = f (u ) 、 u = g (x) 手順2. dy du , をそれぞれ求め du dx dy dy du = ・ dx du dx 手順3. u が残っていれば x に戻す 最後に忘れやすい作業です(^^) 手順1のポイント 自分が知っている微分公式で (2) y=loge x 4 使えそうなものはないか?探す (3) y=loge (x+3)2 2 例題2 例題1の(2)、 (3)を対数の性質(累乗の対数)logeMr=rlogeMを利用して微 分しなさい。 例題1(2)y=loge x4 (3)y=loge (x+3)2 但し、x>0。 微分公式(定数倍): 微分可能な関数g(x)、定数 C に対し (C・g(x))’=C・g’(x) 3 経営経済の基礎数学 II 11月18日 学籍番号 この最後のプリントのみ講義終了後回収します 名前 演習プリントは、次回以降の演習時間内に返却します。返却時に他人の目に触れる可能性があり、個人情 報の保護に危惧があると考える人は「希望するが後日」もしくは「希望しない」を明示して下さい。 いずれにも○がないプリントは返却します。「返却を(1)希望(2)希望するが後日(3)希望しない」 問題 次の関数を微分しなさい。但し、全て x>0とします。 (1) y=loge(x3+3x) (2) y=loge(x2+2x)4 講義に対する批判、改善点、ご意見等あれば書いて下さい。目にとまった記述は次回以降の講義で紹介す る事もあります。(成績評価の加点の材料にはしますが、減点の材料にはしませんのでご安心下さい 4
© Copyright 2024 ExpyDoc