H25年後期 医療面接ポイント Ref:KiC14B-iMS22-R01 実技 1 チェック項目 導入 チェックポイント 例文 または ポイント 患者の確認 「お待たせしました」「○○○○さんですね」(フルネームで) 自己紹介 「本日担当させて頂きます○○○○です。よろしくお願い します」(フルネームで) 流れの説明と了承 「それでは最初に○○さんからお話をお聞きして、それから 診察させていただきます。その後、治療に移りたいと思い ますが、よろしいですか」 2 3 4 5 6 7 主訴の理解 主訴の経過 憎悪緩解因子 患者の日常生活 患者の愁訴、既往等 東洋医学的所見 OQ で問う 「今日はどうされましたか」 患者の話を遮らない できるだけ患者の話(情報)を聞く。 相づちをうつ(傾聴) 傾聴:最初の 1∼3 分間はなるべく患者の話を聞く、患者に話をさせる いつから 「それはいつ頃からですか」「思い当たる原因はありますか」 初期∼現在までの経過 「それが現在までに、どのように変化しましたか」 憎悪因子 「どんなときに、どんなことで悪化しますか」 因子緩解 「どんなときに、どんなことで軽減しますか」 ADL 「日常生活で困ることはありますか」 CQ ができている 回答が YES/NO になる質問。例:「頭痛はありますか」 随伴症状 「この症状と関連する症状はありますか」 合併症 「この症状に関係して何かほかに病気はありますか」 既往歴 「今までに何か重い病気にかかったことがありますか」 寒熱・汗・頭身・胸脇 「○○さんを東洋医学的に診察させていただきます。東洋医学 腹・耳目・飲食・口渇 的診察とは、舌や脈、お腹や背中をみて○○さんの身体のバラ 睡眠・二便 ンスを診る方法です。症状とは関係ないことも聴いたりします が、よろしいですか」 「暑がりですか、寒がりですか」 「動作後 *5項目以上質問する に汗はたくさんかきますか」「頭痛やめまい、身体の痛みはあ りますか」 「胸,脇,お腹に痛みはありますか」 「耳や目に何か 問題がありますか」 「食事はおいしく食べられていますか」 「口 が渇いたり、口の中が甘かったり苦かったりすることはありま すか」 「睡眠はしっかりとれていますか」 「大便小便は毎日同じ 様にありますか」など質問 8 最終事項 要約 確認 言い忘れの有無 「お聞きしたことをまとめてみますと・・・ということですね、 何か間違っているところはありませんか」 「他に言い忘れた事はないですか、どんなことでもお話 下さい」 9 10 行動 言語 視線 患者の方に顔を向け、視線を合わせながら柔和な表情で 姿勢 接する。少し微笑みがあってもよい。 言葉遣い 過不足のない敬語を使いこなす。 共感的支持的態度 患者が表現する主観的な感情に対して、ともに苦しみを分かち 教科書 P80 合うことを態度で示しながら聴くことです。共感には、あいづ ち,繰り返し,明確化などの技法を用い、支持には、苦しんで いる患者さんを少しでも楽にしてあげようとする働きかけを して、勇気づけと自信を持たせる様にします。 <医療面接チェックポイント補足> 5.患者の日常生活 質問例 CQ:「食欲はありますか?」「朝方に痛みはありますか?」「正座はできますか?」など 7.東洋医学的所見 質問例 ①寒熱 Q:「下肢の冷えはありますか?」「手足のほてりはありませんか?」 ②汗 Q:「寝汗はかかれますか?」「普段からよく汗が出たりしませんか?」 ③頭身 Q:身体の何処にどんな痛みがあるのか。また痛む時間はいつなのかを問うこと。 「頭痛やめまいはありますか?」「四肢の痛みはありますか?」 ④胸脇 Q:「胸のムカつきはありませんか?」「動悸・息切れはありませんか?」 ⑤腹 Q:「お腹が張った感じはありますか?」「腹痛やお腹の冷えはないですか?」 ⑥耳目 Q:「耳鳴りまたは耳が聞こえにくいことはありますか?」 「目の疲れはありますか?」 ⑦飲食 Q:「食欲はありますか?」「飲酒はされますか?」 ⑧口渇 Q:「口は渇きませんか?」「口の中が苦いなど感じることはありますか?」 ⑨睡眠 Q:「睡眠時間は1日何時間ぐらいですか?」「寝付きはよいですか?」 ⑩二便 Q:「便通は問題ないですか?」「尿の色は濃く(薄く)ないですか?」
© Copyright 2024 ExpyDoc