高学年指導要領で読み聞かせがすすめられて、読み聞かせについてのたくさんの本が出版されています。また、ブックリストもたくさん出ていますが、さて実際に子どもたちに読もうと思うと、どの本がいいのか、どうやって読んであげたらいいのか、困ってしまいます。「これなら楽しく読み聞かせができるよ」という本と読み方を紹介しましょう。の暮らしとともに、精密で美ベリアの大自然の様子や家族たおし、家に戻るまでが、シ師が、鹿を見つけ、ねらい、を受けることを知っている猟物語は親子代々自然の恵みができるでしょう。は絵本の世界に入り込むことっくり読むことで子どもたちが読むときは、低めの声でゆ読んでほしい絵本です。先生とりひとりが自分の手に取り、れ﹂は鹿なのだ。鹿の皮をはぎ、肉を食う﹁お分の仲間であり兄弟なのだ。るけれど、しかしその鹿は自猟師である﹁おれ﹂は鹿を狩章の力強さに圧倒されます。てみるとその絵の美しさと文しかし、一度手に取り、開いす。読み聞かせの後、ぜひひ味わうことができると思いまらしさについても、じっくりを受け継いでいくことのすば年からではないでしょうか。命絵本のよさが分かるのは高学かれていますが、本当にこの低学年から読めるように書文｜須田尚（市川特別支援学校）写真｜福音館書店も見過ごしたかもしれません。れば、本屋さんで眺めていて本のよさを教えてもらえなけしいものです。私自身、この絵本を選ぶのはなかなか難たることができるでしょう。は素直に絵のすばらしさにひてしまいますが、子どもたち大人は文字の方をつい気にししい色彩で描かれています。『鹿よおれの兄弟よ』神沢利子／作 G・D・パヴリーシン／絵（福音館書店）