平成27年度「省エネルギー対策導入促進事業費補助金」【無料節電診断

平成27年度「省エネルギー対策導入促進事業費補助金」【無料節電診断事業】に係る
補助事業者公募要領
平成27年2月27日
経済産業省資源エネルギー庁
省エネルギー対策課
平成27年度「省エネルギー対策導入促進事業費補助金」
【無料節電診断事業】に係る補助事業者
を公募します。
なお、本公募は、平成27年度予算成立後、速やかに事業を開始できるようにするため、予算成
立前に募集の手続きを行うものです。補助事業者の決定や予算の執行は、平成27年度予算の成立
が前提であり、今後、内容等が変更になることもありますのであらかじめご了承ください。
1.事業の目的
我が国のエネルギー消費量の半分弱を占める産業部門及び近年エネルギー消費の伸びが著しい
オフィスビル等の業務部門において、省エネルギーの推進が求められています。産業部門の大規模
事業者では、省エネのノウハウの蓄積が進み、省エネ取組も実行に移されている一方、中小規模事
業者の工場や業務・輸送部門においては、省エネルギーの推進主体である事業者に必ずしも具体的
な省エネルギーの手法のノウハウが蓄積されているわけではありません。
特に、中小規模工場等における省エネルギーの推進は、エネルギーの使用の合理化の余地が大き
いにもかかわらず十分ではありません。省エネルギーの推進は、コスト削減等を通じて基盤強化・
生産性向上につながりますが、大規模工場に比べ中小規模工場や業務部門はノウハウ面・人材・金
融などの問題で省エネを実施することが困難な状況が見られます。
こうした状況から中小規模工場や業務部門を対象とする節電診断を実施し、省エネルギーを推進
するための事業を支援します。
2.事業内容
本事業は、工場・事業場等を対象とした現場における診断を通じてピーク電力及び使用電力量削
減の提案等の事業を行う民間団体等(以下「補助事業者」という。)に対して補助金を交付する事業
です(別紙参照)
。
<参考:交付スキーム>
経 済 産
(申請)↑
業 省
↓(補助)補助率:定額
民間団体等(補助事業者)
3.事業実施期間
交付決定日~平成28年3月31日
4.応募資格
次の(1)~(7)までの全ての条件を満たすことのできる民間団体等とします。なお、事業の
実施に必要な場合にはコンソーシアム(共同事業体)形式による申請も可とします。
(1) 日本に拠点を有していること。
(2) 本補助事業遂行に必要な能力、知識、経験を有していること。
(3) 本補助事業を円滑に遂行するために必要な経営基盤を有し、かつ、資金等について十分な管
理能力を有していること。
(4) 国が本補助事業を推進する上で必要とする措置を、適切に遂行できる体制を有していること。
(5)本補助事業において知り得た情報の秘密保持を徹底すること。
(6)本補助事業終了後、補助事業者の財産処分手続きや会計検査対応等のために必要となる文書
を、必要な期間保管すること。
(7)経済産業省所管補助金交付等の停止及び契約に係る指名停止等措置要領(平成15・01・
29会課第1号)別表第一及び第二の各号第一欄に掲げる措置要件のいずれにも該当しない
こと。
5.補助金交付の要件
(1)採択予定件数:1件
(2)補助率・補助金額:別紙参照
(3)支払時期
補助金の支払いは、原則として、事業終了後の精算払となります。
※経済産業省との協議の上、事業終了前の支払い(概算払)が認められる場合がありますが、
概算払いは制限されますのでご注意ください。
(4)支払額の確定方法
事業終了後、事業者より提出いただく実績報告書に基づき原則として現地調査を行い、支払
額を確定します。
支払額は、補助対象経費のうち交付決定額の範囲内であって実際に支出を要したと認められ
る費用の合計となります。このため、全ての支出には、その収支を明らかにした帳簿類及び領
収書等の証拠書類が必要となります。また、支出額及び内容についても厳格に審査し、これを
満たさない経費については、支払額の対象外となる可能性もあります。
6.公募期間
平成27年2月27日(金)~ 平成27年3月19日(木)17時00分まで(郵送の場合は必
着)
※補助事業者の決定については、平成27年3月末を予定
7.説明会の開催
開催日時:平成27年3月4日(水)14時~16時頃(他事業と共同開催予定)
場
所 :経済産業省 別館
3階 301共用会議室
8.応募に必要な書類
以下の資料又はこれに準ずるもの(様式自由)を以下の提出先まで持参又は郵送にて提出してく
ださい。なお、コンソーシアム形式で申請される場合には、(1)について全ての参加団体等の分を提
出してください。
(1) 団体概要、直近の決算報告書等(経営基盤が判断できるもの)
(2) 実施体制及び事業・技術に関する事業部等の組織に関する説明書
(3) 当該事業に関連した実績
(4) 補助事業の要件(補助対象事業、補助対象経費等)及びその審査に関する説明書
(5) 補助対象事業の募集方法、申請方法及び採択方法に関する説明書
(6) 事業の効果の把握及び評価に関する説明書
(7) 本事業を実施するに当たっての計画書及び財政計画書
(8) その他必要な事項(事業実施時に入手した機密情報の管理に関する説明 等)
※応募書類はA4サイズとし、6部(正 1部、副 5部)提出すること。
※応募書類や追加資料は、審査のみに使用します。なお、提出いただいた書類等は返却いたし
ませんのでご留意ください。
※機密保持には十分配慮いたしますが、採択された場合には、
「行政機関の保有する情報の公開
に関する法律」
(平成11年法律第42号)に基づき、不開示情報(個人情報、法人の正当な
利益を害する情報等)を除いて、情報公開の対象となりますのでご了承ください。
※応募書類等の作成費は経費に含まれません。また、選定の正否を問わず、提案書の作成費用
は支給されません。
※提案書に記載する内容については、今後の事業実施の基本方針となりますので、予算額内で
実現が確約されることのみ表明してください。なお、採択後であっても、申請者の都合によ
り記載された内容に大幅な変更があった場合には、不採択となることがあります。
※間接補助事業の交付要件については、補助事業者決定後、経済産業省と協議の上、決定する
こととします。
9.審査・公表
(1)審査方法
審査は原則として有識者で構成される審査委員会において応募書類に基づいて行いますが、必
要に応じてヒアリングを実施するほか、追加資料の提出を求める場合があります。
(2)審査基準
審査は、実施方法、実施体制及び事業計画の具体性・妥当性等、事務費の積算の具体性・妥当
性及び経済性、並びに財務状況等の観点から総合的な評価を行います。
(3)公表
採択された事業者については、後日、資源エネルギー庁ホームページ等で公表するとともに、
当該事業者に対しその旨通知します。
なお、審査の過程や採択されなかった理由等に関するお問い合わせ等個別のお問い合わせには
応じられませんのでご了承ください。
10.交付決定について
採択された者が経済産業省に補助金交付申請書を提出し、それに対して経済産業省が交付決定を
行った後に事業開始となります。
採択決定後から交付決定までの間に、経済産業省との協議を経て、事業内容・構成、事業規模、
金額などに変更が生じる可能性があります。また、交付条件が合致しない場合には、交付決定がで
きない場合もありますのでご了承ください。
なお、交付決定後、補助事業者に対し、事業実施に必要な情報等を提供することがありますが、
情報の内容によっては、守秘義務の遵守をお願いすることがあります。
11.補助対象経費の計上
(1)補助対象経費の区分
Ⅰ 人件費
補助事業に直接従事する者の人件費
Ⅱ 事業費
専門家謝金、専門家旅費、職員旅費、会場借料費、会議費、調査分析費、事務機器賃貸料、
資料作成費、印刷費、資料収集費、資料購入費、資料輸送費、備品及び消耗品購入費、臨時雇
用員費、その他事業を行うために必要な経費
Ⅲ 諸経費
事業を行うために要する経費であって、他のいずれの区分にも属さないもので、以下に掲げ
るもののうち、必要と認められるもの
備品等借料、光熱水料、廃棄物処理費、通信運搬費(郵便料、運送代、通信・通話料等)
、そ
の他事業を行うために特に必要と認められるもの(事務所賃借料、振込手数料、間接部門人件
費等)
(2)直接経費として計上できない経費
・事業実施中に発生した事故・災害の処理のための経費(ただし、補助事業者に帰責性のない事
由に基づき生じたキャンセル料等は直接経費として計上できる場合がありますので、担当者に
御相談ください。
)
・その他事業に関係ない経費
(3)補助対象経費からの消費税額の除外について
補助金額に消費税及び地方消費税額(以下、「消費税等」という。
)が含まれている場合、交
付要綱に基づき、消費税額及び地方消費税額の確定に伴う報告書を求めることになります。
これは、補助事業者が消費税等の確定申告時に、仕入控除とした消費税等額のうち補助金充
当額について報告をさせ返還を命じることにより、補助事業者に仕入控除とした消費税等額の
うち補助金充当額が滞留することを防止するため規定されています。
しかしながら、上記の報告書は、補助金精算後におこなった確定申告に基づく報告となり、
失念等による報告漏れが散見されることや、補助事業者における煩雑な事務手続回避の観点か
ら、以下のとおり取り扱うものとします。
交付申請書の補助金申請額算定段階において、消費税等は補助対象経費から除外して補助金
額を算定し、交付申請書を提出してください。
ただし、以下に掲げる補助事業者にあっては、補助事業の遂行に支障を来すおそれがあるた
め、消費税等を補助対象経費に含めて補助金額を算定できるものとします。
①消費税法における納税義務者とならない補助事業者
②免税事業者である補助事業者
③簡易課税事業者である補助事業者
④国若しくは地方公共団体(特別会計を設けて事業を行う場合に限る。
)、消費税法別表第 3
に掲げる法人の補助事業者
⑤国又は地方公共団体の一般会計である補助事業者
⑥課税事業者のうち課税売上割合が低い等の理由から、消費税仕入控除税額確定後の返還を
選択する補助事業者
⑦申請時において消費税等仕入控除税額が明らかでない補助事業者
12.その他
(1) 交付決定日以前に発生した経費(発注含む。)は補助対象にはなりません。
(2) 補助事業者は、交付決定を受けた後、補助事業の経費の配分若しくは内容を変更しようとす
る場合又は補助事業を中止若しくは廃止しようとする場合は、事前に承認を得なければなりま
せん。
(3) 補助事業者は、経済産業大臣が補助事業の遂行状況、収支状況の報告を求めた場合、速やか
に報告しなければなりません。
(4) 補助事業者は、補助事業が完了(廃止の承認を受けた場合を含む。)したときは、その日か
ら起算して30日を経過した日又は翌年度の4月10日のいずれか早い日までに実績報告書を
経済産業大臣に提出しなければなりません。
(5) 補助事業者は、補助事業の経費については、帳簿及び全ての証拠書類を備え、他の経理と明
確に区分して経理し、常にその収支の状況を明らかにし、補助事業の完了(廃止の承認を受け
た場合を含む。
)した日の属する会計年度の終了後5年間、経済産業大臣の要求があったときは、
いつでも閲覧に供せるよう保存しておかなければなりません。
(6) 補助事業者は、補助事業により取得し、又は効用の増加した財産(以下「取得財産等」とい
う。)については、補助事業の完了後も善良な管理者の注意をもって管理し、補助金交付の目的
に従って効果的運用を図らなければなりません。
なお、当該取得財産等については、取得財産管理台帳を備えて、別に定める財産処分制限期
間中、適切に管理しなければなりません。
(7) 補助事業者は、取得財産等のうち単価50万円以上(税抜き)のものについては、別に定め
る期間においては、処分(補助金の交付の目的に反して使用し、譲渡し、貸付け又は担保に供
すること)はできません。
ただし、当該取得財産等を処分する必要があるときは、事前に承認を受けることにより、当
該取得財産等の処分も可能ですが、その場合には、原則として、補助金の一部又は全額を納付
(納付額は当該処分財産に係る補助金額が限度です。)しなければなりません。
(8)補助事業終了後に会計検査院が実地検査に入ることがあります。
(9)補助事業者は、本事業で取得した情報などについて、次年度以降の事業において継続的に活
用することが可能となるよう、必要に応じて情報などの引き継ぎを行わなければなりません。
(10)本補助金は、補助金等に係る予算の執行の適正化に関する法律(昭和30年8月27日法
律第179号)及び本補助金交付要綱等の関係法令等に基づき実施することとなります。
13.応募書類の提出先及び問い合わせ先
〒100-8931 東京都千代田区霞が関一丁目3番1号
経済産業省
資源エネルギー庁 省エネルギー・新エネルギー部
省エネルギー対策課
担当:山下(充)・南須原
TEL:03-3501-9726
FAX:03-3501-8396
※郵送の場合は、封書の宛名面に「省エネルギー対策導入促進事業費補助金(無料節電診断事
業)
応募書類」と明記してください。
(別紙)
1.補助対象事業
日本国内の工場及びオフィスビル等に対して節電に関する専門家を派遣し、原則1日で無料
の診断事業を実施します。
〔実施件数及び対象等〕
診断の実施件数は年間約200件程度とし、地域・業種・業態等を勘案し満遍なく実施しま
す。節電診断の対象については、契約電力 50kw 以上の高圧電力または特別高圧電力契約者の工
場・ビル等とします。
2.補助事業要件
(1) 事業予定額
50,000千円
(注)事業予定額は、平成27年度予算の成立等を前提とするもので、現時点での予定額です。
(2)補助対象経費の区分
Ⅰ 人件費
補助事業に直接従事する者の人件費
Ⅱ 事業費
専門家謝金、専門家旅費、職員旅費、会場借料費、会議費、調査分析費、事務機器賃貸料、
資料作成費、印刷費、資料収集費、資料購入費、資料輸送費、備品及び消耗品購入費、臨時雇
用員費、その他事業を行うために必要な経費
Ⅲ 諸経費
事業を行うために要する経費であって、他のいずれの区分にも属さないもので、以下に掲げ
るもののうち、必要と認められるもの
備品等借料、光熱水料、廃棄物処理費、通信運搬費(郵便料、運送代、通信・通話料等)
、そ
の他事業を行うために特に必要と認められるもの(事務所賃借料、振込手数料、間接部門人件
費等)
(3)補助率
定額
(4)事業実施期間
交付決定日~平成28年3月31日
(5)採択件数
1件