O r i g i n 談論風発［24］日本能率協会は1942年に生産能率増進を図るという産業界の要請に基づき、創立されました。創立趣意に基づいて「ひろく全産業にわたる総合的能率増進を推進すること」を「 32 感謝の輪」目的として活動しています。能率とは、単に効率を高めることではなく、経営資源のもつ能力や性能、機能、特性をそれぞれ活かしきることを追求するマネジメントを表します。今回は、追悼文を書かせていと届き、彼の思いに応えるようにただく。本誌 2014 年1月号［「働く」更新を続けていただけるというを考える］第1回に登場いただい輪、つまり感謝の輪が形成されて発行人　中村正己た、山本卓司氏（滋賀県・有限いたのだろう。編集人　清水保孝会社飛翔代表取締役）が昨年12 山本氏は、幼少期から病と向き月に逝去された。合い、病によって障害とも闘わざ山本氏と私の出会いは、15年るをえなくなったが、障害のこと以上前にさかのぼる。彼は保険代を口にしたり、理由にしたりするこ理業を営んでおり、出会った当時とがなかった。むしろ、仕事がでは、保険業界にビッグバンが訪れきること、生かされていることへようとしていた時期で、これ以降、の「感謝」ばかりを口にしていた。保険業界は、いまも続く大きな荒年齢を重ねるなかでさまざまな波のなかへ入っていくことになる。病気と闘うことになるが、それで保険ビッグバンによって、彼のもいつも前を向いていた。「病気経営する代理店も巻き込まれるやからだの不満を言ったところが、その難局を乗り越える。自動で、それがなくなるわけでもない。車損害保険では、ネット通販保険むしろ、いま生かされていることが台頭し、保険代理店不要のビジに感謝すること」と、「感謝」はネスモデルが登場したが、彼は「お彼の口癖になっていた。かげさまでお客さまに変わらずに企業経営も人の営みと考えるな更新をしていただけています」とらば、人が人へ影響を与え、巡り話していた。巡って自分に返ってくる「輪」と顧客が彼の元を離れない理由して考えられる。山本氏は感謝とを、私は「感謝の輪」の存在にあいう言葉をその中核において輪をると感じたことを思い出す。彼は、形成してきたからこそ、障害を顧客に単に満期を知らせるのではもっていても、お客さまを訪問でなく、一人ひとりの事情を考えて、きなくなっても、保険代理店を続それに合わせて更新の案内を手けてこられたのだろう。山本氏のづくりして送っていた。その心か冥福を祈る。らの感謝が、お客さまへしっかり JMA マネジメント 2015.3 ブンヒン（編集室　文斌） JMAマネジメント 2015 年 3月号（Vol.3 No.3）発行所　一般社団法人日本能率協会『JMAマネジメント』編集室〒105-8522 東京都港区芝公園 3-1-22 TEL 03-3434-8620 E-mail [email protected] Web http://www.jma.or.jp 定　価　本体 477円＋税本誌に掲載された寄稿やインタビューなどにおける発言は、必ずしも小会の見解を表明しているわけではありません。 Ⓒ一般社団法人日本能率協会本誌の無断転載を禁じます。本部（東京）関西オフィス中部オフィスグループ会社・団体 TEL 03-3434-8620 TEL 06-4797-2050 TEL 052-581-3271 公益社団法人日本プラントメンテナンス協会 �� TEL 03-5733-6900 公益社団法人企業情報化協会 �� TEL 03-3434-6677 公益社団法人日本工業英語協会 �� TEL 03-3434-2350 株式会社日本能率協会コンサルティング �� TEL 03-3434-7331 株式会社ジェーエムエーシステムズ �� TEL 03-3431-7401 株式会社日本能率協会総合研究所 �� TEL 03-3434-6282 株式会社日本能率協会マネジメントセンター �� TEL 03-6253-8000 株式会社 JMAホールディングス �� TEL 03-3436-4304