農学生論文賞受覚論文 要約鴇 ・−‥二、っこ∴∴一巨、・づ;くこさ、さ∴j‥∴痛㍑高潮十・∴ニー喜一i−ぶb端座別∵ト汗、至い壷−1e(ji.崗吋輿心ie肘 極上:… ‥−・、十I (東京工業大学大学院情事隠■【二学研究科数理一計算科学専攻 現所属。同大学院情報理工学研究科数理。計算科学専攻博士後期課程) 指導教官 小島政和教授 且白 ばじめに 問題よりも良い下界値を与える緩和を提案した。それ は(凱慮‡EP)に視れるお互いに双線形な関係にある変 1990年代に入り,主9双対内.酎去による半正憲値計 数ベクトル諾:財のダイアド耶√をより狭い多面体で 画問題(SDP)の効率的な解法が理論,実用の両側面 近似することに基づいている。 において確立されてきた,その中で,システムと制御 の分野では制御系設計に屑いられる線形行列不等式 2。ダイアド行列鞘〆の近似 (minearⅣはtrix韮mequa、1itさ▼−以下m八且Ⅰ)の重要惟が再 第3節の準備として,(飢1‡EP)の非凸性を反映し び指摘されるようになった囲.M朋ほ対象とする制 た集合ア‖▼=((謎「臥閑′)∈封×原nロー=開′=諾即r)を 御系の線形モデルであり,SDP によって解くことが 多面体で穏和することを考える、まず自明なものとし できる.しかし,より複雑なシステムを考察するには 双線形行列不等式(BilinearMaltrixInequalityM以下 ては B八Ⅲ)を開いる必要性がここ数年来認識されるように (諾、封、開′)∈原r−×厨”−×厨門川 なった軒別且‡ほ乱入且耳の双線形拡張であり,与えら 一丁 .− − J−l.’ ノー・/. れたいくつかの対称行列を双線形結合して得た行列 ア1†、= が半iE(負仁走値行列であるという不等式のことであ 町J≦旦ノエー∼■+和い守む 町J≧草ブ£ブ+星朝一星せ.メ・ る。ヨ且揖はむⅣ拍よりも一般的である一方,理論的に J も計算上でも極めて困難な問題(NP困難な問題)に 1<∼‘<れ7 1≦ノ≦7Tl .一 一  ̄ 一.J J.ごJ、 なり,これまで実用規模の問題を解く数値解法は開発 が挙げられる・本論文では,1▼ajirna eたαJ・[5]の補 されていなかった。本論文ではB八Ⅲを制約とした最 題を用いて,ア什 の凸包は組合わせ理論で良く知 適化問題∴凱皿匝有値問題(Bnl臆P)を数理計画法 られているブール2次多面体川 を完全2部グラフ の立場から解析し,分枝カット法に基づく計算手法を 打。.川上で定義したものとアフィン変換を通して一致 提案した。 することを示した,しかし,この多面体を完全に記述 対称行列麟J∈爵ん×ん(0≦壱≦n;(い;J≦汀)が すること自体はNP困難な問題である.そこで,ニの 与えられているとすると,(馴1IEP)は次のように完 多面体のファセットの中でも生成しやすいものを飼い 式化される: て,(凱JIEP)の緩和問題に追加することを試みた. 具体的には 叶)を変数諾.即.開′の線形関数とする \ −.・・・・.・∼・●ニ (乱野)∈′〃⊆屈”×厨川 (1) と恥ノて ≦ 恒ノ・J・Å・1裾裾町ノ叫卜虹り・‖,‖)≦わ叶ノ′ り≦?‘≠Å一≦n:1≦.ノ≠/≦r可 のような不等 ただし,腰(笹牒)=∑た1∑罠1右耳ノ勘十∑;≧1∬トβブ0+ 式である,それらのファセットはロ(r?2〝J2)個あるた ∑ブ≧1封ノ贋夢oJ+腰00,∬は単位行列,過とのは行列Aが め,すべてを綬和問題に入れると問題のサイズが大き 半正志値行列であることを意味している・(1)は腰り くなi)短時間で解けない. を双線形結合して得た行列腰(影,甜)の最大固有値を 超立方体封=転可×[墾,或上で最小化する最適化問 題と解釈できる。 佃Ⅸ′せ‡EP)に関しては,分枝限定法等による解法が 提案されているr3,弧本論文では従来用いられた緩和 詔6(36) 3。(恐M耳EP)の緩和問題 分枝かソト法等においては績和問題の良否がアルゴ リズムの挙動を大きく左右する.(臥肌EP)の緩和問 題としては各双線形項を勒J=勘狛に置き換え,アヤヰ▼ オペレーションズ。リサーチ をア汗という多面体で近似することによって n m k 1Ili11 人 5.f.入∫−β(諾,封,Ⅵ′)と0 〈 (2) (諾,臥Ⅳ)∈テけ 5 520 6 624 ・・・ 卜、 〔・− という線形問題が考えられる[3ト ただし,月(諾,y)= 月(影,封,lγ),鞘T=lγとする・(2)はSDPであり, それを解くことによって(BMIEP)の下界値を得るこ とが分かる.さらにこの問題に第2節で出てきたカッ 7 728 肛コ ☆ 8 832 ☆m ト「「∵」− 9 936 ト(不等式)を加えることによって,より良い下界値 を得ることが実際できた. 4.分枝カット法 卜ml 101040 0 1 ☆ 2 3 4 5 CPUtime(SeCOnds) ×104 分枝カット法の詳紳をここでは記述しないが,次の ような発見的手法を組み入れてアリゴリズムの高速 図1:ランダム問題に村する分枝カット法 化を計った: ●分枝規則として一般的に使われている2等分割規 ト法を提案した.計算機で実装した結果,従来解くこ 則を拡張したものを取り入れた.分割した各子問題か とのできなかった中規模の(実用的にも役に立つ規模 ら得られる最適値(下界値)をなるべく上げるように の)問題が解けるようになった. 考慮した方法であり,これによって計算時間が従来よ 参考文献 り最高で約24%短縮できた; ●(BMIEP)の下界値を得るにはSDPを解くこと になるが,頻繁にSDPを解くことは計算時間の負担 が大きい.したがって,毎回カットを入れて緩和問題 [1]M・M・DezaandM・La・urent‥Geometryofcuts andmetrics(Springer−1’erlagt Berlin.1997)・ [2]S・Boyd・L・EIGhaoui,E・FeronandV・BalarkrL を解き直すよりも,カットを入れることによってどれ ishna・n:ム豆meαrmαとr宜∬豆meヴ祝α価eβ窟mβy占feγnαmd ほど下界値が改善されるかどうかということを事前 controltheory(SIAM,Philadelphia.1994)・ におおよそ検討し,カットを追加した緩和問題を解く べきかどうかという判断が加えられた; ●(RMIEP)の近似解は解く問題のサイズによって 2方法[3.4]を組み合わせて用いた. 5.数値実験 [3]Il・Fujiokaand K・Hoshijima=“Boundsforthe BMIelgen、▼alue problem−a gOOdlower bound and a cheapupper bound”,TTlanSaCtions ofthe ∫oc戌efy oJ血5fr祝mer乙fαmd C川か℃gβれガ慮れeeγ・β 33 (1997)616621・ [4]K・−CL Goh,Mt Gt Safono、▼andG・P・Papa、▼aSL SDPを解くのにはSDPA4・20[藤沢ら,1998]を用 い,DEC AIpha・(599MHz−1GB memory)で数値実 験を行った.(B人工IEP)を各サイズごとに7題から20 題ランダムに発生した.各問題の大域最適解を算出す るのに必要な計算時間を柏形図を用いて図1に要約し た.固から分かるように最もサイズの大きい問題は変 数ベクトル諾,封の各次元が10と121個の相称行列 βり∈R40×40から成る問題であり,約12時間で完全 に解けた. 6. まとめ silopoulos:“Globaloptimization for trhe bia用ne matrixinequalitさ▼PrOblem”.Jo71,rnalof Gtobal q咋血流血加朋7(1995)365Ⅶ3弧 [5〕Y・Yajima・M・1T・RamanaandP・M・Par(1alos= パCuts and semidefinite rclaxa.tions for nonconrex qua・drat・icprograms’、、ResearchReport98−1.DeL part・OfIndustrialEnglneerlngandManagement. TokvoInstituteofTechnology,JaInua・ry1998. [6]第10回RA皿′IPシンポジウム論文集,京大会阻 1998年9月24日−9月25軋 本論文ではBMIを制約とした最適化問題(BMIE P)に対してより優れた緩和とそれに基づく分枝カッ 2000年1月号 (37)37
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