Ｎｏ．１５１３２０１５年９月２９日マレーシアに高吸水性樹脂の新製造拠点を設置三洋化成工業株式会社（証券コード４４７１）三洋化成工業株式会社（本社：京都市東山区、社長：安藤孝夫）と豊田通商株式会社（本社：名古屋市中村区、社長：加留部淳）の合弁会社であり、三洋化成工業株式会社の連結子会社であるＳＤＰグローバル株式会社（本社：東京都中央区、社長：下南裕之）は、今後も世界的に拡大が予想される高吸水性樹脂（以下ＳＡＰ）の需要に対応するため、現在の日本、中国に続き、新たにマレーシアにおいて新会社を設立し、製造拠点を設置することを決議しましたので、報告申し上げます。２０１５年１０月に新会社を設立、２０１６年５月着工、２０１８年第２四半期操業開始を予定しています。当初生産能力は８万トンを計画しており、これにより当社グループにおけるＳＡＰの年間生産能力は、現在の日本１３万トン、中国２３万トン、合計３６万トンから、４４万トンとなる予定です。なお、投資金額は約１１０億円を予定しています。【新製造拠点設置の背景】紙おむつの原料として使用されるＳＡＰは、紙おむつとともに世界中で需要が伸び続けています。とりわけアセアン地域においては、生活水準の向上にともなう子供用紙おむつの普及率上昇により、年率１０％を超える勢いでの成長が見込まれます。そのような市場環境において、当社はＳＡＰを基盤事業の１つと位置付け、お客さまの多様なニーズにグローバルにお応えするために、既存の日本および中国拠点に加えて、新たにマレーシアに製造拠点を設けることを決定致しました。新拠点で生産を予定している『サンウェットＳＧ』シリーズは、吸水スピードをコントロールできることから、グローバル展開によって多様化するニーズに合わせた製品を提供できます。この特徴によってお客さまから高い評価を得ており、今後ますます活躍の場が広がることが予想されます。【設立する新会社の概要】名称 (1) 所在地 (2) 代表者の役職・氏名 (3) 事業内容 (4) 資本金 (5) 設立年月日 (6) 大株主及び持株比率 (7) SDP GLOBAL (MALAYSIA) SDN. BHD. ジョホール州、マレーシア現時点未定高吸水性樹脂の製造販売約 70 億円 2015 年 10 月（予定） SDP グローバル株式会社（当社連結子会社）100% （新会社は、当社にとって孫会社となります）【今後の予定】ＳＡＰは、今後も世界中で需要の拡大が予想されています。ＳＤＰグローバル株式会社は、強みとする研究開発・生産体制と、パートナーである豊田通商の販売・物流網、原料調達・資金調達力により、今後も成長するＳＡＰ市場での積極投資を通じて高品質な製品の安定供給に努めてまいります。＜本件に関するお問い合わせ先＞三洋化成工業株式会社広報部電話０７５－５４１－４３１２