成果物(案)及び意見募集について 目次 1. 2. 3. 4. 意見募集対象成果物 後続工程に対する成果物の利用方法 成果物の意見募集と結果のとりまとめ 意見募集対象成果物の概要 ・①特許庁アーキテクチャ標準仕様書 ・②③個別業務システム概念設計書 ・④特許庁システム移行方針書 2 1. 意見募集対象成果物 全体システム概念設計書(第1.0版) 全体システム構成図 データ統合方針書 特許庁システムに対する主要ニーズ(環境変化に可能な限り迅速・柔軟・低コストで対応できること、個別システムに分散し たデータを統合すること等)に基づき、特許庁システムの理想的な全体システム構成(ToBeモデル)を検討する。 業務特性の考慮 AsIsとToBeのギャップ ④ ② 特許庁システム移行方針書(第1.0版・案) 全体移行方針書 個別移行方針書 特許庁システムの現行の 全体システム構成(AsIs) とToBeモデルとのギャップ を分析することで、段階刷 新のための移行方針を策 定し、各段階的刷新毎の全 体システム構成(次期モデ ル)を検討する。 個別システム毎の概念設 計に基づき、移行戦略を個 別システム毎に詳細化する。 システ ムごと の移行 方針 方式審査(案) 特実審査周辺(案) 記録ファイル管理 意匠・商標審査周辺 公報(編纂) 審判 ③ 登録 各段階刷新毎の次期モデルに基づき、個 別システム毎の次期モデルの検討(概念設 計)を行う。概念設計時に、それぞれの業 務の特性(例えば、方式審査の場合、自動 的に方式審査を行うアルゴリズムがプログ ラム化されている点)を考慮する。 各刷新段階の前提 ① 個別業務システム概念設計書 エッセンスの抽出 特許庁アーキテクチャ標準仕様書(第1.0版・案) 特許庁アーキテクチャ標準仕様書 各モデルにおける検討結果に基づき、アーキテクチャに必要な仕様 をまとめ、アーキテクチャ標準仕様を策定する。 特許庁アーキテクチャ標準仕 様書に準拠して設計を実施 ※ ○要件定義書 ○設計書 今回の意見募集対象 要件定義書へのインプット情報 3 1. 意見募集対象成果物 各成果物の位置づけ ①特許庁アーキテクチャ標準仕様書 • 特許庁アーキテクチャ策定指針を基礎として今後刷新される個別業務システムが準拠しなければならない 標準的な構造を定義した文書であり、特許庁アーキテクチャ策定指針の下位文書に該当する。 ②方式審査システム概念設計書 ③特実審査周辺システム概念設計書 • • • 特許庁アーキテクチャ標準仕様書を踏まえ、業務特性や段階刷新を考慮した、方式審査システム・特実審 査周辺システムの次期モデルを定めたものである。 方式審査システム・特実審査周辺システム刷新の要件定義書の入力資料として位置付けられる。 移行方針を定めるための入力資料でもある。 ④特許庁システム移行方針書 • • • • • 特許庁システムの理想的な全体システム構成(ToBeモデル)に向けて段階的刷新を行うための、技術的 フィージビリティを検討・検証した結果をとりまとめたものである。 段階的刷新における技術的な移行リスク及び移行リスクを回避又は軽減するための移行方針並びに段階 的刷新毎の全体システム構成(次期モデル)を示している。 次期モデルは個別業務システム概念設計書の作成における入力情報となる。 個別業務システム概念設計書の内容を踏まえた,個別システムごとの移行方針も示している。 個別システムごとの移行方針の内容は,個別システム刷新のために設計・開発業務を調達するにあたり作 成する要件定義書の入力情報となる。 4 2. 後続工程に対する成果物の利用方法 H27.8 H27.4 H29.8予定 H32.5予定 H28.4予定 意見募集※ 準備段階 プロジェクト 主に「要件定義書作成」と 「設計」の工程に成果物の内 容がインプットされる。 ①特許庁アーキテクチャ標準仕様書 (第1.0版) ②方式審査システム概念設計書 ③特実審査周辺システム概念設計書 ④特許庁システム移行方針書 (第1.0版) 刷新 プロジェクト 調達支援業者の調達 業務要件検討 要件定義 調達支援業者の支援 要件定義書作成 構築ベンダ調達 (技術審査等) 特実方式審査・特実審査周辺システムの刷新 ・個別システム構造の定型化・データ集中化の完了 設計 (12ヶ月) 開発 (12ヶ月) テスト (9ヶ月) リリース ※最適化計画の工程表を参照 ※全体システム概念設計書の作成で検討した基本的な内容は、特許庁アーキテクチャ標準仕様書、特許庁システム移行方針書等にも反映されている。したがって、特許庁アーキテクチャ標準仕様 書、特許庁システム移行方針書等への意見を募集することで、全体システム概念設計書への意見募集に代えさせていただく。 5 3. 成果物の意見募集と結果のとりまとめ • • • • 成果物(特許庁アーキテクチャ標準仕様書(第1.0版・案)、方式審査システム概念設計書(案)、特 実審査周辺システム概念設計書(案)、特許庁システム移行方針書(第1.0版・案))は外部へ意見募 集を行う。 意見に対して対応方針を整理し、7月中旬(予定)の技術検証委員会においてその妥当性の確認を 受ける。 妥当性が確認された対応方針に基づき上記成果物を改定する。 特許庁アーキテクチャ標準仕様書(第1.0版)の作成時に得られた知見を取り込み特許庁アーキテク チャ策定指針を改定する予定。改定案についても技術検証委員会において妥当性の確認を受ける。 3/27 5/11 5/29 (予定) 7月中旬 (予定) 7月末 ① 特許庁アーキテクチャ標準仕様書 (第1.0版・案) ヒアリング ② 方式審査システム概念設計書 (案) 意見募集 ③ 特実審査周辺システム概念設計書 (案) とりまとめ 対応方針整 理 技術検証委 員会による 対応方針の 妥当性確認 反映 完成 公表 ④ 特許庁システム移行方針書 (第1.0版・案) 6 4. 意見募集対象成果物について ①特許庁アーキテクチャ標準仕様書 ルールの理解を高めるために、システムを構成する各要素(システムを構成する様々な 粒度の要素(例えば、システム構成要素やコンポーネント等))の横断的な関係を規定す るルール(技術方式)と各要素における個別ルールに分けて規定した。 はじめに (1) 本書の位置づけ (2) 本書の利用者及び利用目的 (3) 本書の文書構成 (4) 本書の利用方法 (5) 本書の運用方法 1章 設計方針 1. アーキテクチャ設計方針の導出 2. アーキテクチャ設計方針の詳細 3章 ルール(設計指針・推奨・規約・例外・特例) 3.1 技術方式 1. システムの静的な構造 1. 多階層構造を採用する目的 2. 多階層構造の概要 3. 多階層構造の詳細 4. APレイヤ・コンポーネント 2. システムの動的な振る舞い 1. オンライン処理方式 3.2 各要素における個別ルール 1. 多階層構造の層の境界において遵守すべきルール 1. インタフェースのルール 2. 多階層構造の各層ごとに遵守すべきルール 1. UI層、プレゼンテーション層 2. ワークフロー層 3. 業務アプリケーション層 4. 基盤機能層 3. その他のルール 1. データ設計 2章 ルールの考え方 1. スコープ(ルールの適用範囲) 2. バッチ処理方式 3. 帳票出力方式 3. 文字コード 4. 開発言語の選定 2. レベル(標準の設計粒度) 3. 強制力(ルールの裁量) 2. プログラムプロダクトの選定 4. 連携処理方式 5. 非機能要求グレード 6. システム機能(システム監視、セキュリティ等) 7 4. 意見募集対象成果物について ②③個別業務システム概念設計書 特許庁アーキテクチャ標準仕様書と整合した個別業務システムの次期モデルを示した。 方式審査システム・特実審査周辺システム刷新後の出願事件の業務の流れ 8 4. 意見募集対象成果物について ④特許庁システム移行方針書 移行のリスクを低減する方法として、並行運用・分割移行によるリスクの最小化/分散 化について記載した。 9
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