新連載 4 Blackfinプロセッサでフィルタ/ 遅延器 / 変調 00MHz! オーディオ用イコライザから楽器用エフェクタまで 手のひら本格 DSPキット! オーディオ信号処理実験室 第 1回 DSP 搭載! 信号処理を学習できる基板 「IFX-49」誕生 信号処理プロセッサDSP ADSP-BF592 オーディオ出力 オーディオ入力 オーディオ用A-D/D-AコンバータIC ADAU1361 水晶発振器NZ2520SB USBコネクタ I2C-USB変換IC CP2114 SPIフラッシュ ROM 金子 真也 電源IC APP223 写真 1 DSP 基板「IFX-49」でディジタル信号処理にチャレンジ ! 2015 年 3 月末発売予定で増刊キット企画進行中! 基板のみ頒布も予定.特設ウェブ・ページも準備中 ●「DSP」でリアルタイム信号処理 本連載では,DSP を使って,オーディオ用のイコ ライザや楽器用エフェクタを作りながら,信号処理を 実験していきます. DSP は,信号処理の演算を短い時間で終わらせる ため機能を搭載するプロセッサです.1 サイクルで複 数の命令を実行できたり,マイコンにはない演算命令 があり,演算が効率よく実行できます. ごく短い時間内に信号処理をしなければならないプ ロ向けのオーディオ機器や産業用機器など計算量の多 いアプリケーションで使われています.近ごろのワン チップ・マイコンでもそこそこの信号処理はできるよ うになってきましたが,DSP での信号処理はまだま だ現役です. 120 ● DSP で信号処理プログラミングにチャレンジ 本連載では,DSP ならではのプログラミングとオー ディオの信号処理を Blackfin プロセッサ ADSP-BF592 (アナログ・デバイセズ)で試していきます.実験用 に最適な DSP 基板 IFX-49(写真 1)を用意しました. 信号処理プロセッサ ADSP-BF592 や,オーディオ用 A-D/D-A コンバータ,コネクタが搭載されており, オーディオ信号処理プログラミングをすぐに試すこと ができます. こ の 基 板 は, 今 春 発 売 予 定 の 書 籍「 音 三 昧! Blackfin DSP 基板でディジタル信号処理入門」に付属 しています.同書籍で試せるサンプル・プログラムを 表 1 に示します.本連載では,このうちのいくつかを ピックアップして紹介します. 2015 年 4 月号
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