Blackfinプロセッサでフィルタ/ 遅延器 / 変調オーディオ用イコライザから楽器用エフェクタまで連載 400MH z! 手のひら本格 DSPキット! オーディオ信号処理実験室第2回リアルタイム信号処理向け本格 Blackfinプロセッサリアルタイム向けの本格派! 信号処理プロセッサDSP ADSP-BF592 オーディオ出力オーディオ入力オーディオ用A-D/D-AコンバータIC ADAU1361 祖父江達也水晶発振器NZ2520SB I2S-USB変換IC CP2114 SPIフラッシュ ROM USBコネクタ電源IC ADP223 写真 1　次回からオーディオ信号処理の実験に使う DSP 基板「IFX-49」基板や増刊キットは 2015 年 4 月 9 日発売予定（発売日が変更になりました．ごめんなさい）．特設ウェブ・ページ（http://www.kumikomi.net/ interface/contents/blackfin_dsp.php） 9mm 9mm角に信号処理向け機能がてんこ盛り! APSP-BF592KCPZ （アナログ・デバイセズ） 9mm 写真 2　リアルタイム信号処理向けの本格派! Blackfin プロセッサ ADSP-BF592 本連載ではオーディオ信号処理の実験に IFX-49 （写真 1）という基板を使います．IFX-49 には，信号処理プロセッサ Blackfin ファミリの ADSPBF592KCPZ（アナログ・デバイセズ）が搭載されており，オーディオなどリアルタイム性が要求される信号処理に向いています．積和演算ユニットやアド 2015 年 5 月号レス・バス，メモリの構造に工夫があり，リアルタイム信号処理に向く構造になっています． FPU や DSP 命令が搭載されているマイコンでも信号処理はできますが，リアルタイム性が必要となるオーディオや画像処理の演算では，DSP に軍配が上がります．今回はこの Blackfin プロセッサのしくみについて解説します．（編集部）信号処理用プロセッサ Blackfin ファミリ DSP 付属基板の心臓部である信号処理用プロセッサ「Blackfin（アナログ・デバイセズ）」について解説します．付属基板に搭載されているのは，Blackfin ファミリのうち，ADSP-BF592（以下，BF592）という品種です．BF592 の外観を写真 2 に示します．前回（2015 年 4 月号）では，基板 IFX-49 が付属した増刊「音遊び! Blackfin DSP 基板でディジタル信号処理体験」の発売日を 3 月末としていましたが，4 月 9 日と変更させていただきます．楽しみにしていた皆様，お待たせして申し訳ありません．（編集部） 131