生物資源経済学専攻博士学位論文予備調査に関する内規

生物資源経済学専攻博士学位論文予備調査に関する内規
この内規は、農学研究科「博士学位論文取扱内規」第一条に基づき、生物資源経済学専攻において
博士(農学)の学位論文予備調査に関する手続きを定めたものである。
第一条 提出の手続
生物資源経済学専攻(以下、専攻)において、学位論文予備調査を受けることを希望する者は、
当該論文(閲覧用一部を含む四部)に、次にかかげる書類および参考資料を添付して提出する。
1. 専攻書式の学位論文予備調査申請書(一通)
2.専攻書式による業績目録(三通)
3.農学研究科書式の履歴書(三通)
4.農学研究科書式による学位論文の要旨(三通)
5.第三条第一項の2に規定する論文を含む主要業績(各三部)
、ただし外国語で書かれ
た論文については、日本語の要旨を添付するものとする。
6.特に専攻長から指定された場合には、2.の業績目録、3.の履歴書および4.の学
位論文の要旨を補足する資料(三通)
7. 申請論文内容に共著論文が含まれる場合には、審議用配布資料として、専攻内規「第
三条第一項の3」に基づく共著者の承諾書(三通)
二、 学位論文予備調査申請書ならびに必要書類の宛先は「京都大学大学院農学研究科生物資源経
済学専攻長」とし、主査予定教員を通じ専攻長に提出する。
第二条 受理の手続
専攻長は、
学位論文の予備調査に関する提出書類をすみやかに生物資源経済学専攻会議
(以下、
専攻会議)にはかり、専攻会議は、論文受理基準にしたがって論文の受理を決定する。
第三条 論文受理基準
論文提出者は、原則として次の条件をみたした者でなければならない。
1.博士課程研究指導認定者(予定者を含む)またはこれと同等以上の研究年数を経てい
ること。
2.学位論文に直接関連する論文を日本学術会議協力学術研究団体の要件をみたす学会の
学術誌およびそれに相当する国際学術誌に査読付き研究論文(単著)として一編以上
公表していること。
3.共著論文を学位論文に使用する場合には、以下の要件を満たすことが、共著者により
文書にて証明されていること。
(1)申請者が過半の貢献をしていることが証明されていること。
(2)分担部分が明瞭である場合には、その旨を明示するとともに、使用するのは当
該部分に限ること。
(3)共著者が共著者自身の学位論文には使用しないことを了承していること。
二、前項の条件をみたさない場合でも、専攻会議でとくに論文受理基準一の1および2と同等以
上の学力および業績ありと認めた場合にはその論文を受理することがある。
三、前項一の条件をみたす場合でも、その論文が専攻会議で調査困難と判定された場合にはこれ
を受理しない。
第四条 論文予備調査の手続
専攻会議は、論文受理決定後ただちに次に定める方法により選出される予備調査委員に、論
文の調査を委託する。
1.予備調査委員は原則として三名とし、専攻会議において当専攻担当教員のうちから選
出する。なお同一分野から二名選出することが妥当と判断された場合には、分野外か
ら二名を選出し、四名で審査にあたる。
2. 前項の規定にかかわらず、専攻会議において必要と認めたときは、当専攻以外の京都
大学教員 1 名を.予備調査委員に含めることができる。
3.同様に、専攻会議において必要と認めたときは、他大学・他研究機関の教員 1 名を予備
調査委員に加え、四名で審査にあたることができる。
二、専攻会議は、予備調査の期間中に学位申請論文発表会を開催する。発表会は農学研究科内に
広く公開して開催し、論文提出者が調査論文内容を報告し、質疑に付す。専攻会議構成員は、
出席を義務とする。
三、調査論文は予備調査期間中司書室に別置し、専攻会議の構成員は調査論文を閲覧することが
できるものとする。
四、予備調査委員は、発表会の内容をふまえ、論文を受理してから二ヶ月以内に予備調査の経過
を、経過報告後二ヶ月以内に予備調査の結論を、専攻会議に報告する。ただし、特別の事情
がある場合には予備調査の期間を一ヶ月延長することができる。
五、調査論文の農学研究科会議への審査付議に関しては、専攻会議において出席者の過半数の同
意を得るものとする。
附 則 専攻会議における審査を円滑に行なうため、別途「生物資源経済学専攻博士学位論文予備調
査に関する申し合わせ事項」を定める。
平成 13 年 4 月 1 日実施
平成 17 年 4 月 1 日改正
平成 23 年 1 月 26 日改正
平成 23 年 12 月 15 日改正